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いや~面白い。
いつもながら、荒唐無稽の推理です。
快刀乱麻を断つ推理。
歴史上の謎を、バーで推理して決着をつけるとは、アームチェア・ディテクティブの究極でしょう。
『邪馬台国はどこですか?』をほうふつさせます。
一気に読んでしまいました。
こういうミステリ、大好物です。
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本の雑誌の広告を見て購入。昔、「邪馬台国はどこですか」を読んだのも本の雑誌の書評が切っ掛けだった。
「邪馬台国はどこですか」「今宵、バーで謎解きを」と同じバーでのミステリー談義で著者の得意技なのだけど、設定に関連は無し。
トンデモな説を口走る村木老人。しかし、しかし老人はたいした論拠を示せず、その解明をするのがあまり歴史を分っていない女性バーテンダー。この展開はちょっと不満。
「邪馬台国」はこんな変なことを良く考え付くなあと感心したものだけど、本書にはそういう発想の面白さを感じられなかった。
村木老人の正体やバーテンダーとの関係も明かされていないので、まだ続くかな。
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荒唐無稽に思える歴史の解釈なのだが、なんとなく納得してしまう作者の歴史解釈もの。今回は「邪馬台国はどこですか?」ほどのインパクトもないし、内容的にも今までほど納得感がない。キャラも全体的に今ひとつで「邪馬台国」の方が魅力的。いくつかの話の説はどこかで聞いたことがあるような内容だったし。続刊があるのかな?次作に期待。
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バーでうだうだというのが前提だと面白くないこともないが、短すぎるので酔っ払い面白小話で終わっているのが残念。ネタはネアンデルタール人とクロマニヨン人、八百屋お七政治犯、卑弥呼マヤ文明、銅鐸用途、義経別人スパイ説。さらに学生キャラの安田くんがものすごく嫌い(私比)でイライラさせられる。鯨本で一番好きだったのはタイムスリップ釈迦如来、あのようなつきぬけた腰が砕けるキレキレコメディが読みたい。
カクテル〈銅鐸の調べ〉、飲みたいです。
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男性客とバーテンダーの関係の展開が気になるな。
歴史って結局はこんな感じで、もっともらしく作られているんだ。
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歴史ミステリ短編集。といってもあまり堅苦しくなく楽しめます。むしろ歴史にあまり詳しくないほうが、冷静な突っ込みを入れるよりも「そうなのか!」という驚きで楽しめるかもしれません(笑)。と、かくいう私も歴史には詳しくないほうなので(ほぼミサキさんレベルかと)。次々飛び出すトンデモ説になんだか納得してしまいました。これは事実……じゃないのかな、でもこんな真相であってもいいかもしれないな。
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デビュー作が良すぎて、何を書いても超えられないのは辛いでしょうね。これも同工異曲ですがポンコツです。残念。でも、こうして読もうとする読者がいるのは、あの作品をいつか越してくれると期待している証であることをお忘れなく!
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初めて読む鯨シリーズ
歴史編だ。美人バーテンダーと老学者がミステリアス。種の起源から文明から、何から何まで新説を惜しげもなく披露していくのがとても楽しい。
ミステリアスコンビの謎は解き明かされていないから、このシリーズもどんどん読み進めないといけないなぁ。あぁ、楽しみだ。
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借りてきてブクログに登録しようとしたら、ステータスが「読み終わった」になっている。読書メモを見ると3年前のクリスマスに借りて、翌日には読み了えている。まるで記憶に無い。このところ鯨作品は読み応えが乏しいけれど、それにしたって……。
委細かまわず再読する。度を越した新説は首を傾げてしまうし、無難な新説は物足りない。「誰がために銅鐸は鳴る」はさじ加減が丁度よい気がした。
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2021年1月23日
久々の鯨統一郎。設定が面白い。歴史の見方がこんな風になるなんてびっくりだ。1番面白かったのは銅鐸の話。地震を予知するため地震を沈めるためそのために銅鐸を利用していたっていうのはものすごくわかる気がする。
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八百屋お七異聞の段で、”天和笑委集”をググって見ました。それぞれ、モデルになつただろう、男女、あ、これ誰かしらの論文です。八百屋おヒチを考察され それぞれ
”笑委集”より抜粋、正宣寺の門前に商いする小僧が店で起きた窃盗を訴えられた、それを恨み主宅に火付、店全焼、、籠だが火あぶりには成っていない。駒問屋、下女。春は牧もち出火、ぼやにて火はとめられる。品川流刑所に送られる、店の場所からだと浅草で裁かれるべきだとで、実は天和の大火で、この下女は刑を受けたのじゃないかと、本当は何が有ったんでしょう。 読んだ論文の名前がわかりません。書き間違いは平にご容赦ください。
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村木老人の正体が最後明かされるかと思ったのにな。
コロナ禍以降カクテル飲んでいないな。歴史の謎よりバーで供されるお酒に興味があった。
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著者初読みでしたがこれはちょっと合わなかった。
邪馬台国が面白いときいたのに、まずこちらでも、と浮気したのがまずかったかな?
読みやすい軽い会話が多く、タイミングと内容が合うと楽しく読めそうなので、皆様のレビューを参考に別作品も試してみるつもり。
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『邪馬台国はどこですか?』シリーズと同じく、在野の歴史家の奇説をきっかけにバーで歴史談義をするというスタイル。歴史学者の喜多川&その教え子の安田VS在野の歴史家・村木老人の代弁をして話を進めるバーテンダーのミサキという構図。
喜多川は高圧的で、語り手の安田はその腰巾着。相手を見下す口調で、読んでいて心地よくない。
テーマは、ネアンデルタール人、放火の罪状で火あぶりにされた八百屋お七、マヤ文明とアマゾネス、銅鐸、源義経。