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紙の本
『「神」の発見』
2017/08/26 19:43
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
6世紀にテオドリクス王によりつくられた『銀文字聖書』がスウェーデンの大学図書館に保存されている
4世紀に生きた一人のゴート人キリスト教司教ウルフィラが、自らゴート文字を創案し、聖書全巻をギリシア語の原典から正確忠実にゴート語に翻訳した、その特別な写本である
多神教であり主神がなかったゴート族のウルフィラが聖書の「神」、ギリシア語の「テオス」をゴート語で何と訳したか、歴史学、言語学、聖書学の成果を紐解きながら、あたかも極上のミステリを読むように解きあかしていく
副題は「銀文字聖書ものがたり」
『銀文字聖書の謎』(新潮選書2008年、絶版)をもとに改稿したわくわく読み進められるキリスト教書
紙の本
「初学者」向けに改訂している?
2017/08/05 16:35
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
旧版の「銀文字聖書の謎」を「初学者」向けに改訂している、という触れ込みだが、旧版の第4章がなくなって、代わりにエピローグを第4章にしているだけで、特に違いは感じられなかった。
もっともゴート語に訳された聖書が今にいたるまで生き残ったのか、または失われてしまったのか、についてはいろいろと参考にはなるが。
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