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グレイマンの強力な助っ人になりそうな女性:ゾーヤの登場でした。
2020/01/28 23:59
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回も期待を裏切らない面白さでした。加えて後々グレイマンの強力な助っ人になりそうな女性:ゾーヤの登場でした。5巻で基本的には「目撃しだい射殺」指令は解除され「独行工作員」という立場となり、CIAの支援を受けた任務に就くが。その全体計画には以前のしがらみが絡んでおり、事態はどんどん混沌とした状況へ。結局、中国、ロシア、東南アジアの複数の犯罪集団との乱戦に巻き込まれていく。元々が人質を取られて中国情報部の命令に従ってある標的を暗殺するという仕事なのだから難しいのは当たり前。しかし、巧みに諸勢力の抗争の隙間を突いて目的に突き進んでいく展開は流石。正に全く目につかない「グレイマン」の魅力発揮です。そして付録は、組織内部の矛盾から危険人物と見做され、追われる身になったロシア女性情報部員ゾーヤの登場である。結局、アメリカに亡命してグレイマンと同じ「独行工作員」となる予定なので、今後のシリーズでの活躍が期待できます。
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騎士道精神を持つ暗殺者
2017/09/17 18:21
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投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
グレイマンにも恋人や友人ができたのはよかった。続編には出てこないかもしれないが、彼にもそうした存在があり得たと我々は記憶してあげるべきだと思う。大満足。
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読む前はCIAのバックアップがついて
緊張感がなくなってしまうのでは?と不安だらけだったけど、
前よりも「任務中誰の記憶にも残らない男(グレイマン)」でいるのが難しいアジアでの任務となり、全体的にレベルアップをしている。
「ただのCIAの隊員」になり下がったわけではなく、一作目から続く
CIAとしても、冷酷な暗殺者でもない、中途半端で、無骨で、ユーモアのある
カッコ良くなくてカッコいい
私の知っている
「暗殺者グレイマン」の姿が見れて良かった。
スーザンをいつかはギャフンと言わせてほしい…
終わり方爽やか〜
そして著者近影も爽やか〜
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下巻では中国人ハッカーを保護するもラオスで離ればなれとなる。
その後、なんとか所在地を突き止めるもそこはマフィアの巣窟で、そこに中国共産党軍とロシアのチームが突入してくるという混沌とした状況に。。
前作までと違って、追いかけられることはなくなりましたが、それでも面白さは健在です。
展開が早くていい。
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下巻では、いつものグレイマンことコート・ジェントリーが暴れまくる。タフな仕事をタフな肉体で遂行するシーンは、まさに本シリーズの真骨頂。これまでと異なるのは、チームとして行動するところ。しかも、いつもはハードボイルドか!と思うほど女気がないが、今回は違う。女と協力して作戦を実行する。恋愛にも発展するところが新しい。グレイマンが女性を愛することが、すでに意外な感じはするのだが、そんなジェントリーも悪くない。次回作でも、ゾーヤは登場してくれるのだろうか。二人での作戦行動は息も合っており、物語としても幅が広がって面白くなりそうだ。ぜひ、継続的に登場させてほしい。
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ラストまでテンポは落ちることなく、グレイマンvs中国特殊部隊vsタイギャングの闘いが続く。
相変わらず映画のワンシーンの様な視覚的なアクションシーンは読みごたえがあるし、2重3重の捻ったプロットも完成度が高い。
ただ、今回は三つ巴の一端であったSVRがそうそうに殲滅され、生き残りのゾーヤとグレイマンの、刹那的とはいえロマンスが発生するというのが意外。
他の小説と違って孤高の立場を貫いてきたのに…。
ま、今後の強力なパートナーとしてグレッグ・ルッカのキーパーシリーズみたいになればそれはそれで面白いかな?
そして早くもCIAとの不協和音、今後の展開が楽しみ。
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今後に繋がる伏線が仕込まれた作品でしたね。
前作で、SOS(見つけ次第抹殺)指令が解除され、CIAの雇われエージェントとして活動を始めたわけですが、その最初の活動で、またややこしい状況に巻き込まれています。
昨今の映画で、チャイナマネーの興隆を感じる訳ですが、この作品でもその例には漏れません。昔はソ連、ちょっと前は中東のテログループ、今は中国が、エスピオナージの典型的な敵役あるいは盛り上げ役と言う事でしょうか?
未訳の次の作品もあるようなので、早く翻訳して欲しいですね。伏線が回収されている事を願います。って言うか、ダチョウ倶楽部的に仕込まれているので、確実に回収されると思っているんですがね?
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仕事のバディを見つけたグレイマン。しかも飛び切り一級でグレイマンより能力は高いかもしれない。この2人で自作を描いてくれないかな?
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グレイマンシリーズ、怒涛の新章に突入!さて前作まででCIAとグレイマンの仲の問題も解決し、本作ではグレイマンがCIAのエージェントとして活躍する。ハンドラーは前作で出てきたスーザンブルーア。舞台はアジア。中国、香港、ベトナム、タイと縦横無尽に飛び回るグレイマン。かつて借りがあった元ハンドラーのサー・ドナルド・フィッツロイの命を救うべく活躍する。フィッツロイは1作目以来の登場である。詳細→
http://takeshi3017.chu.jp/file9/naiyou21906.html
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シリーズ6作目。
香港、ベトナム、タイと任務で東南アジアを飛び回る。
SVRのエージェントと共闘することになり、果たして任務を完遂できるのか?
また、フィッツロイはどうなるのか?
とか
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北上次郎さんおススメのグレイマンシリーズに着手。図書館には1作目がなかったので、適当に選んだのがこのシリーズ6作目だった。。
暗殺者グレイマン、その前に現れる謎の女工作員。
中国にロシアにCIAにと三つ巴の複雑な設定の中、急流を下るような次から次へとアクションの連続。
グレイマンは”殺し”もするが人助けもせずにはいられないところがよい。
完全無敵ではなく、肉体的なダメージも受けるし、騙されもする。
そんな彼と女工作員の邂逅がクライマックスかな。
とにかく展開が早く、一気読みできる作品。
シリーズ1作目から読みたいと思ったよ。