キューピッドだって恋をする みんなのレビュー

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投稿者：やまだち　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

読み始めと終えたあとで、キャラクターの印象がこんなにも変わるとは思いもしませんでした（涙）。

ネタバレがあります。

悲しい生い立ちから他人への関心が薄い猫好き26歳デイトレーダーの攻め、人間たちに恋を贈るキューピッドの受け、受け視点。番外編は攻め視点。

人間への多大な感情移入が原因でカップル成立の成績が悪い受けは、ペナルティとして人間界に降り三ヶ月間修行をすることに。人間に親しみをもっていた受けは喜んで降りますが、世知辛い人間界を目の当たりにします。そんな時、猫がきっかけで攻めと出会いますが・・・

「恋に憧れるキューピッドが、恋する喜びを知ってちょっとだけ成長するまでを描いた、ライトな人外ファンタジーです」あとがきより。

恋の仲立ちをするはずが、攻めを好きになったことでキューピッドとしての使命感と恋心に揺れ葛藤する受け（涙）。ドジっ子だった受けが、実は一番大人で利他の思いに溢れたいたからこそ、攻めの頑なな心を動かしたのでしょう。

天界で受けが最後の別れを告げるシーンは梨とりこ先生のイラストと相まっていて、感涙は不可避です。

とても素敵なお話でした！

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投稿者：ふる　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

頑なな心の石動×落ちこぼれキューピッドのミュウ。ミュウがとにかく可愛い。石動への恋を自覚したミュウがその気持ちを隠して彼と別の女性の恋を成就させようとする、そのすれ違いがもどかしくて切ない。気持ちの行き違いがあるもののきちんと心が通じ合ってほっこりした。