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3月-8。3.0点。
バツイチの教習所教官。別れた妻と、高校生の娘がいる。
個性豊かな生徒達や、行きつけのスナック。
連作短編のようなタッチで時間が流れる。
軽快な感じ。読みやすい。
飄々としながら、意外とかっこよい。
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相変わらずほのぼの系の小野寺氏の作品。自動車教習所で働くバツイチ教官と同乗する生徒たちと元妻、娘との日々。日々の運転を気をつけようと思った。
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冬香さんの息子がすごくよかった。
免許合宿のときのこと思い出す。
みんなで王子って呼んでた教官もいた。
懐かしい。
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直近で読んだ本が、原田ひ香の女性中心の話やったので、ここはスカッとした雰囲気が欲しい! と、いうことで迷わず手にした。
著者の独特の文章はくせになるし、物腰が柔らかくて優しい男性を書くのがうまいなあと思う。
めちゃくちゃ面白かったし、ほっこりした。
いやいや、ロックなので、ほっこりする内容ではないのかもしれへんけども。笑
牛丼屋さんでの、良太くんと益子さんの会話が面白かった。ちょっと声に出して笑いそうになった。
あと、冒頭の展開には
「おおお…」
って思ったのに、キャラクタとか、関係性が明らかになっていくとこちらの第一印象がほとんど真逆になるのも面白い。
中途(採用)の人はがんばってくれる、と、いう言、わたしも年末に聞きましたよ。実際わたしも今の会社でめっちゃがんばってるし、それって「あとがない」とかそういうことかなあ。
職がない状態って怖い、っていうことを体感してるからなあ。そらもう、まじめにやろ、って思うわ。
(新卒がまじめではないと言いたいわけではない)
まあ、だから、中途で来る人に対して「そんないい加減でええの?」と、思ってしまったわけやけど週明けからくる次の社員さんはどんなんやろうなヒイイ閑話休題。
それにしても、ロックな内容やったわあ。
なんか、一般的に「普通」な環境の人があんまり登場しなかった気がする。でも悲壮感も特別感もないねんなあ。そのへんがロック。(笑。よくわからん)
まっすぐに生きようって思った。大事なのは自分がどう感じるか、って、これまで何度も聞いてきたような言葉やったけど、なんだか妙に刺さった。
さほど意味のない(?)衝動的な行動でもいいねん。もしかしてそれこそが、自分をかたちづくるものなのかもしれんなあ、とも思ったり。
ついでに、わたしは教習所には二十歳すぎで行った。
当時はまだ、教習所に通うこととか、免許の更新で休むことが「あるある」やった気がする。
今思えばこういうところもおおらかやったよね。今なんて「土日に行けよ」って絶対思われる。笑
働いて、アパートに住みながら教習所にも言った。
AT限定で32万やったかな…。そこからちょこちょこかかったっけ。
一度だけ、会社から向かう電車が遅れて、駅からタクシーを飛ばしたけど間に合わず、教習に遅れたことがあった。
実施やったけどまだ路上じゃなかったし、遅れる旨は連絡もしたけど、いかんせん働きながらの教習所やったので、ガッチガチに計画も立ててた。
夏休み前で、高速教習とか救命なんとかとか、ちょっと予約の取りにくい教習もガッツリ入れてたのに、それが全部わやになって
「くそーっ」
って思ったのをよく覚えてる。
あれ以外は全部計画通り(笑)に取得できたよ。
なのでまあ、最後の七ハくんの「くそーっ」はわかる部分もあるけど、…いや、ちょっと違うよな。笑
ほんで、社会人で時間をやりくりしてきているので、めちゃくちゃまじめに受講した。
そのへんも(まあ、性格もあるけど)「中途の人は、」に���がる部分もある。
いい悪いじゃなくて、やっぱり、学生はちょっとお気楽なところもあるよね。わたしはあったよ。
あとは部活の話。
「楽でいいな」と、思うけど、「そこまで楽でいいのか?」とも思う、というのも、めちゃくちゃ頷いた。
子どもらの部活はめちゃくちゃ緩くて、「やる意味って…」って思う部分もある。
でも、彼らの日常も忙しすぎるからこれ以上部活に比重を置かれても困るし、先生方もいっぱいいっぱいやろう。
仕方ないし時代やからわかるけど、せやからますます、部活とは。中学校とは、と、思ってしまうね。
いつまで昭和の好景気時代スタイルを保とうとするんやろ。
著者はこんなふうに、いろんなエピソードの間に「おっ」て思うようなことをさらっと放り込んでくる。
さらさら読めちゃう文章やからともすれば流れてしまいそうなんやけど、やっぱり自分が求めてる(内容の)文章やとしっかり刺さるのよね。
「二人でいるときに起きたことをその場にいなかった誰かに話されたら嫌だろう」っていうのも、「せやんなァ」と、思った。
イヤっていうか、トラブルの元でしかない。去年の秋はそれで散々泣かされたしやな。(まだいう)
でも、楽しい話題ならまだいい。たぶんここに、(自分の保身のために)嘘をつく人がひとり混じってるともうアカン。
まあ、だから、嘘を吐くタイプはごめんこうむるわけやけども、数年に一度は関わらなあかんねんなあ、こういうタイプに。いらんいらん。
秋口の一件でわたしも大概なことを言われてるんやろうけど、それこそ「知らん知らん」で過ごしてる。
正直、(去っていった人のことも、周囲がわたしをどう見てるのかも)あんまり考えることもない。
そんなことよりも、嘘つきがいなくなってよかった、と、しか思えない。
好き勝手言う人に対して泰然自若…、と、いれてるかどうかはわからんけど、もともと厚かましいし、2021年はよりいっそう、他人の感情の機微を安易に知ろうとしないことにしました。平和、平和。楽しい一年にするよ!
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① この本を選んだ理由
筆者のファンなので。
筆者の作品は全部読みたいなと思っています。
②あらすじ
45歳のバツイチの教習所教員の物語。
日々の新しい出会いの中で、ゆっくりと前へ進んでいく。
③感想
豊志の心の声が面白い。離婚しているわけではないが、同年代ということもあり、いろいろなことを考えるあたりが自分に重なった。
④心に残ったこと
やはり、この年齢になると、何か一つでも好きなもの、知識が長けているものがあると、かっこいいな、と思った。、
⑤登場人物
益子 豊志 45歳
岡 美鈴 元妻
岡 美月 子ども
万由 44歳 豊志の恋人
高梨 妻の恋人
深谷 陸
深谷 修子
深谷 基行
(四つ葉自動車教習所)
近藤所長 53歳
加島 51歳
津村 良太 28歳
小西 陽南子 26歳
(ソーアン)
吉野 草安 55歳
冬香 38歳
(教習生)
林田 佳世
川口 成巳
野地 萌花
池沢 蘭
麻生 七八
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出てくる曲名を見るだけでいい気分になれちゃう。
教官だったり郵便屋さんだったり、蜜葉市に住んでみたくなってしまいますね。
2022年50冊目。
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45歳、別れた奥さんとの間に17歳の一人娘。その娘の妊娠を端に再び交流が始まる。
教習所の教官という職業あるあるみたいな面もあり、なかなか面白かった。
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40代のバツイチ男性。職業は自動車教習所の教官。趣味はロックミュージックを聴くこと。別れた妻から、高校生の娘が妊娠したとの連絡が…
登場人物は主人公とその(元)家族、現在の恋人、行きつけのバーの人たち、そして教習所の生徒たち。
教習所の生徒たちにもいろんな人がいて、教習でも人生でもS字カーブやクランクを乗り越えながら(あるいは回避する術を身に付けながら)進んでいく様子がいじらしかった。車の運転と、それぞれの人生がリンクしていて面白かった。
各章のタイトルにもなっているロックの曲は全然知らなかったけど、読み進める上で問題はなし。でも、どんな曲か聞いてみたくなった。
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秋宏くんが仕事変えて15歳年取ったらこんな感じかな。みつばの町の人たちはみんな、いい人たちだね。
誠実に生きていきたい、と思わされる、
働く人たちの物語。
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自動車教習所の教官が、離婚して離れて暮らす妻と娘と娘の妊娠を機に接点を持つようになり、教習所の生徒たちとの会話を通して、人生や家族について考え進んでいく話。
読みやすく、温かく、元気をもらえるような話であり、表現だった。
45歳のオジサンといいつつ、若い人にも負けない真っ直ぐな気持ちと、誰に対してでもキチンと謝れる潔さや、言いにくい事でも真摯に向き合い提案する誠実さで、周りの人達からの信頼も厚い。
ギクシャクしてた娘との関係も、徐々に良くなっていく。
こんな人味方にいたら、強い気持ちを持てるなぁ。
完璧なわけではないけど、人に対する接し方が優しく心がこもってるのが伝わるから、相談したくなるんだろうな。
きっとお孫ちゃんが産まれた後も、離れている家族とはいえ、距離感良く、上手く関係性を築いていくんだろうな。
どんな時でも味方になってくれる家族がいることは、自分を強く前向きにさせてくれると思う。
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自動車教習所の教官を務めている豊士。離婚した妻からの久しぶりの連絡は、17歳の娘が妊娠した件。さまざまな理由で免許を取りたい教習生。メインのお話が少しどっちつかずの感じ。人生いろいろあるよね~といった感じで軽く読了。
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自動車学校の教官が主人公の小説。別居中の17歳の娘の妊娠や妻との関係を中心に、期限切れになりそうな教習生や69歳になって免許を取ろうとする人たちなど、真剣な登場人物ばかりで安心して読めます。