投稿元:
レビューを見る
なかなか読み進まず、やっと読めた本でした。
朝の連ドラが始まり
吉本せいさんがどんな人だか知りたくて、手にした1冊ですが
時代が行ったり来たりで読みにくかったですが
落語から漫才に移行するまでの吉本興業とせいさんの生き方が良くわかりました。
意外に思ったのは、一人息子と笠置シヅ子の恋の話。
孫まで出来ても認めなかったのは
せいさんの一人で財産を築いた故なのでしょうか?
ま、朝のヒロインとは、かなりかけ離れた人のようです。
投稿元:
レビューを見る
吉本の寄席の広がり、「花月」の由来、上方落語の凋落、エンタツアチャコに始まる漫才の隆盛など、全体の動きがよくわかる。一気に読んだ。ただし、記述が重複したりして読みやすいところが若干ある。
投稿元:
レビューを見る
NHK TV 朝ドラ「わろてんか」、笑いながら見ています。
ヒロインにモデルがあると知り、この本を読み始めました。
出だしは辛口です。結局最後まで辛口でした。
それというのも、TVのかわいいおてんちゃんの笑顔が頭にあるからですが。(*^_^*)♪
吉本興行を一代で巨大企業に作り上げた吉本せい。
その生涯は、小説や舞台にもなっているそうですが、これまで全く知らない人でした。
未だ女性の地位が低かった時代に、夫と始めた事業を、夫が若くして亡くなった後を引き継いでどんどんと発展させていく。
世の中の変化にあったお客にうけそうな面白い芸人を選び多額のお金で契約、寄席の新しい時代を切り開いていきます。
芸人をお金で縛り付けたそうですが、ずっと目をかけ落ちぶれても面倒を見ることもあれば、ばっさり切り捨てたり。
警察とも政治家とも暴力団とも付かず離れず、慈善団体への多額の寄付など 太っ腹な人生です。
本書は、ノンフィクションで多くの資料が引用されていますが、小説のような面白さはありません。
その分、本人や周りの人が言ったこと、世間が思っていることと違う真実が語られています。
そしてなぜそのようなことが言われたのかの推測が、この本の面白さ!
ノンフィクションといっても 著者の考えしだい、というわけですね。
これで、朝ドラ「わろてんか」が、ん倍楽しめそうです。
2017/10/29 予約 11/25 借りて読み始める。 12/5 読み終わる。