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政治記者ってこんな感じなのね~
しかも、トップリーグってこういうことね、
と様々興味深くおもしろかったです。
フィクションなんだけれど
登場人物・企業名が絶秒で
映像まで頭に浮かびドキドキハラハラしながら
読みましたが…
最後は私の想像力で落とし前を付けなくては
いけないとは(;^_^A
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トップリーグとは総理大臣や官房長官、与党幹部に食い込んだごく一部の記者を指す。
新聞記者の松岡、松岡と元同僚で現在は週刊誌記者の酒井、都内の埋立地で発見された一億五千万円の真相を追ううちに、昭和史に残る一大疑獄事件が浮かび上がってくる。
ロッキード事件を始め実在の事件、人物を彷彿させる設定、政治とマスコミとの関係がとても面白かった。
(図書館)
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新聞記者、政治担当記者の裏側を知るなど読み応えのある物語だった。主人公の松岡は一児の父親なので、新聞記者の不規則な勤務形態の中での育児の協力など、父親らしさも感じられた。記者らしい面では、政治的なスクープの裏側などを突き止めるために、週刊誌記者と突き止めようと機転を利かし取材するが、官房長官に頭が上がらないなど、トップに抗えないもどかしさ、マスコミの報道の難しさ、不規則な勤務が故の記者の恋愛事情も感じられる。正義を貫くのかスクープの為に恫喝も致しが無いのか決断はどうするかモヤっとする読後であった。
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田中角栄の「ロッキード事件」にまつわる献金・裏金問題を題材にした架空小説。フィクションと現実との違いはあるが、対比して読んだら、いろいろな事が浮き彫りになって面白かった。架空と現実、政界と新聞記者の世界は両者に共通項がある。その中でも、現実世界の「現内閣官房長官の菅義偉」と架空の「阪官房長官」は印象からいうと、小説ではちょっとロマンチックに描かれ過ぎているかも。内容はリアルで、登場する閣僚たちの名前に実際の事件の当事者たちの名前をあてはめながら読むと戦後最大の政界汚職事件の真相が見えた気がする。
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20190217
半分以上読んだが展開が遅く、だんだんと読み進めるのが難しくなった。
他の本も同時に読み始めたら戻るきっかけを失って読了とした。
現実に忠実な分だけエンターテインメントの要素が無いのは仕方ない。
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この間 菅義偉が、安倍首相の長期政権を維持できたのか?
「官邸主導」という 政治スタイル。
そして、人事権を掌握して、官僚まで掌握する。
記者会見のふてぶてしさ。
嫌いな記者には、情報を与えない。
その内実と内情が、よくわかったのがよかった。
この物語は、実に 菅義偉とマスコミのコントロールの手法が、
実に 明確に描写される。
松岡という新聞記者と酒井という週刊誌記者が競い合う。
二人は、新聞社の元同僚だった。
松岡は、経済部から政治部へ。
総理番から、ピンチヒッターで官房長官の懇談会に参加。
松岡が質問することで、官房長官に気に入れられる。
官房長官番となり、さらに 裏懇のメンバーにもなる。
政府の首脳に直接 話ができるようになることを
トップリーグという。
酒井は、埋められていた金庫の中に札束があり、
1億5千万円 入っていたことで、大きな事件にぶつかって行く。
結構、スリリングな展開。
普通の記者として 進むのか?
トップリーグの記者として、かがやくのか?
終わり方が、読者に どちらを選んだかを 想像させる。
実に、巧みな 問題提起のある 作品である。
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ラストが微妙に誤魔化されたような気がします。
それが良いのか悪いのか。
流れ道理に行けばシンプルなストーリーだったと思います。
けどそれだとタイトルのトップリーグの意味が無いのかな。
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最初は面白いんだけど、途中から駆け足感が強くなってきて、最後はやっぱりね、残念、な感じ。
ボリュームに対して詰め込みすぎなのか、書きたい内容に対してボリューム不足なのか。いずれにせよ、構成ミスってる感じ。続編ありってこと?
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【要注意:核心のネタバレに触れてます】
安部元首相辞任からの菅首相就任という時期にタイムリーに読んでしまった1冊。
ノンフィクションだが、政治家や事件の名前をちょっと斜めから読めば、実在の人物の誰に何に該当するかすぐわかる。これなら隠さずダイレクトに表現したらエエやんとも思うのだが、下手にに本名で書かれるより緊迫感が高まるから不思議なものである。
主人公はエリート新聞記者と元エリートで今は週刊誌の特ダネを追ってる落ちぶれ記者。現エリートは内閣官房長官のお気に入りとなってエリート記者集団「トップリーグ」の仲間入りを果たし、政治世界にどっぷり嵌りだす。週刊誌記者の方は、かつでの大疑獄事件(ありていに書けばロッキード事件のことである)の残滓を見つけてしまい、それを追いかけることになる。
現在の政治世界と、過去の疑獄事件が絡まるそのもつれをほどこうとした時、政界だけでなく日本中をとんでもない騒ぎに巻き込む事態になるのは自明の理。はたして、彼ら2人の記者は、そのもつれをどう扱うのだろうか…というのが、ネタバレありまくりのあらすじなのだが…。
結末を読者にゆだねるパターンである。でもこれってテクニックじゃなく卑怯なゆだねパターンやと思う。この小説でいうなら、記者は大疑獄事件の真実を「報道した」OR「しなかったのか」はし記しておくべき。で、その結果の予兆だけを書いて後を読者にゆだねないと。
報道するのかしないのかの選択肢は小説のキモだったはず。オーラスせっかく読ませたのに、何を急遽連載中止が決まったジャンプの穴埋めマンガみたいな結末にしたのか?この1点において、この小説はとても残念な仕上がりになってしまっている。
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政治記者のこととか、こんな仕組みになっているのかと興味深く読んだ。現実を彷彿させることも多かったように思う。後半の展開にドキドキさせられたが、終わり方が…。委ねられても…。
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相場作品はハズレがなく、本当に面白い。ラストの決断を読者の想像に委ねるあたりも心憎い。クセになる面白さ。