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生きる上での選択肢を増やし、言い訳をなくす。家入さんがやろうとしていることを一言でいうと、こういうことなのかな、と思った。
今の価値観を全否定するわけではなく、ただそれだけだとそこから弾かれてしまう人たちも多い今の世の中から、稼ぎたい人はバリバリ働いて稼いだらいいし、ちょこっと働いてそこそこでやっていきたい人はそうしたらいい、それができるような社会の仕組み、お金の流れを作っていこうとしているのだと。
すごく優しいことをしようとしているようにも見えるけど、その一方で、みんなが自分のやりたいこととちゃんと向き合う、できない言い訳をつくらないようにする、というのは、今何となく周りの価値観に乗っかって流されている人からすると厳しい考えかたなのかもしれない、と思った。でも本来、外の環境がどうこう言う前に、自分にとって、社会にとって、より良い生き方とは何なのかを考えながら生きていくのが市民というものだと思うので、チャレンジのリスクが下がることでみんなが自分の人生や自分たちの社会をより自分ごとと捉えて生きていけるようになったらすごく良いなと思った。
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村上龍『希望の国のエクソダス』「この国には何でもある。だが、希望だけがない」p38
「金融包摂」p149
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気になったところメモ
(人工知能やロボットが普及した世の中で)
そんな時代になったら、「会社のために生きる」とか「生活費を稼ぐために生きる」といった、生きる目的を外部に依存することができなくなる。
そこで唯一重要なことは、自分の内的欲求をいかに満たすかであって、自分なりのいきがいを見つけて、幸せを追求できるかだ。
(中略
世の中は個人の自由や幸せに価値を置く時代に確実になっていく。
家入さんは「言い訳をなくしたい」
お金がないからできないとか、時間がないから無理とか、人はできない理由を作るのは得意だ。そんな中で僕が作ってきたプラットフォームは
できない理由を一個一個なくしている、とその人は言っていた。
CAMPFIREはお金がないからできないという言い訳をなくす。
ネットショップのBASEは、自分の店を持てないという言い訳をなくす。
リバ邸は居場所がないから生きたくないという言い訳をなくす。
行動を起こすときに言い訳になるような障害がない、なめらかな状態。
選択肢を増やすということは突き詰めるとそういう社会のことだ。
そんな自由な社会をどう滑走していくのかは、本人の生き方にかかっている。
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お金や価値観の評価軸の話。
小さな経済圏の支援、やることはスモールから手作業で。
最初から金と人を全力投入するとレバレッジがかかる。
ほんと、学ぶところが多い。
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p192フィンテックとインシュアテック
谷家衛さん(ライフネット/CAMPFIRE)がフィンテックとインシュアテックが地続きだと言っていたのが印象的。金融包摂の領域自体がそれぞれ近いとのこと。
→ITの力で可能性が広がった他の領域(「Edu Tech」「Health Tech」)でも同様のことが言えるのだろう。
(参考:ベンチャー投資の新潮流「6テック」って何? | GLOBIS 知見録 : https://globis.jp/article/4084)
p197 超グローバルな生き方、超ローカルな生き方
日本人は後者のほうが得意。世界の基準ではなく、自分の近くで承認してくれる幸せもある。
→これまで個々の解決で終わってしまっていたものを、プラットフォームをもってして実現しようとしているところが流石だなと思う。
メモ
金融包摂とは
「すべての人々が、経済活動のチャンスを捉えるため、また経済的に不安定な状況を軽減するために必要とされる金融サービスにアクセスでき、またそれを利用できる状況」(引用:NRI Financial Solutions : http://fis.nri.co.jp/ja-JP/service/keyword/2016/201611.html)
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暗号通貨をはじめとして、なめらかにお金を巡らせられる手段が様々に登場してきている昨今。そのテクノロジーの真新しさやゲーム性にばかり注目されがちですが、お金にはそもそも色があって、お金にどのように想いを乗せて巡らせられれば世の中があったかくなるかについての思考を深めながら読み進めていった感覚でした。
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小さく産んで大きく育てる起業スタイルを提案している中で、できることからすぐに始めること、リスクをできるだけ抑えて始めることを提案しています。
自分が出来ることに価値を感じてくれる人とつながりながらお金が回っていく仕組みを作っていく考え方に共感しました。
自分が大事にしたいことを大事にしながら、自分の幸せなスタイルで繋がりながら生きていく。
本当の自立っていうのは一人で生きていくことじゃなくて、いざというときに助けてくれる人を見つけることという言葉が印象的でした。
CAMPFIRE×LOCALの試みも興味深いです!
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今の世の中の流れはとても早いし、10年前にはなかったようなサービスやら職業が誕生している
とはいえ未だに良い学校を出て良い会社に入れば安泰説を唱える大人もたくさんいる
ただ昔のままの経済圏が崩れつつあるのも感じている
価値観が多様化したのに幸福の定義が未だに変わらないのもおかしなものだと思う
身の丈にあった幸せな経済とは…を考えさせてくれる一冊です
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「我が闘争」を読んで家入さんの人柄が好きになり、家入さんの思い描くビジョンがわかった。
時代はどんどん変わってきて、私もそんなサービスを作りたい!って思った一冊。
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幸せの軸がボヤっとしたものの端っこでも見つかると生き方が楽になりそうというもの。小さな経済圏とは、つながりあること、成長、自己表現とのこと。
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家入さんの分析力というか、若い人の思考や行動をしっかり捉えていて、とても納得のいく本でした。
若干、キャンプファイヤーの事業紹介チックだった気もしますが、知らないことも多く、手段が増えました。
最近、心が晴れていなかった自分の背中を押された気がします。
まずは、勇気を持って挑戦を。キャンプファイヤーで企画をします。
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読了。「お金」というものについて、ここ最近ずっと考えたり見つめたりすることが多くなって、色んな本を読んだけど、現時点で一番しっくりきている。全てに「そうだよねー」と頷いている感じ。裏返すと「言い訳をさせないようにひとつひとつ穴を塞いでいる」んだと思う。丁寧に。丁寧に。こういう仕組みが「当たり前」になるといいなぁ。
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家入さんのPolcaリリース後の著書。
優しい革命を謳う家入さんだからこそできたサービスだなと実感した。
また、お金は自分で稼ぐものだ!という既定概念がもはや通じない、シェアリングエコノミー全盛期なので、もっと自由にお金を得る手段があってもいいよね?というお話し。
家入さんらしいマイルドな切り口で社会の根本に迫る一冊。良書。
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家入さんの本で一番好き。尊い仕事にお金を回るようにしなければと思ったし、そのような仕組みがクラウドファンディングにはあると感じた。私にとって自分の人生のターニングポイントになった本。どんな職業の方、最も読んでほしい本の一冊。バイブル。
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ーーーーー山下2018/1/8ーーーーー
【概要】
家入さんの今までやってきたこと、目指すところについて書かれた本
【評価】
【共有したい内容】
・新しい生き方を考える上で欠かせないのは居場所だ。Livertyの活動から生まれたシェアハウスのリバ邸のコンセプトは「現代の駆け込み寺」だった。
「居場所作り」は僕の個人的なミッションでもある。そしてその居場所とは「おかえり」といってもらえるような場所のことであり、その人のことをただただ工程してもらえる場所のことだと思ってる。
なぜ僕がそういう場所にこだわるかというと、自分を肯定してくれる場所さえあれば、人はチャレンジすることに対する恐れが減るからだ。
チャレンジした先に自分の居場所が作れたらベストだけど、ダメでも帰ってこられる場所があることは、とても大事だと思う。
・「5000万のプロジェクトが入ってくるのはありがたいけど、それよりも5万円のプロジェクトを1000個作りたい。美大生が5万円で個展を出したいとか、地方の若者が10万円でフリーペーパーを作りたいとか、従来の金融の在り方のままでは相手にされないような人たちの受け皿になりたい」
CAMPFIREは「小さな灯をともし続ける」というスローガンを掲げている。設立から5年、ようやくその原点に立ち戻る準備ができた。
・この先、CAMPFIREがどこへむかうのか、小さな経済圏を達成することでどんな世界が待っているのか、取材で聞かれることがあるけど明確な答えはない。
ただ確実に言えるのは、絶えず時代に対して課題意識を持ち続け、一つ一つ解決策を模索して、みんなが自由に生きられるような、選択肢の多い社会を作る活動を続けていくということだ。
そう考えるともしかしたら10年、20年後のCAMPFIREは金融領域の活動範囲をどんどん広げていった結果、新しい形の銀行のような存在になっている可能性は大いにある。
【読んだ方がいい人】
CAMPFIREに関わる人
【悪いところ】
【どういう時に役に立つか】
【自由記述】
CAMPFIREの事業がものすごいスピードで複雑に展開していくが、その一つ一つに家入さんが思いがこもっていて、小さな経済圏や誰もが声を上げられる社会、というキーワードに合致する活動であることが理解できる。
今まさにSRAではそれぞれがMVPを模索しているが、この本には家入さんに成し遂げたいことが書かれており1つの参考になる。
特に自分は、リバ邸の活動に興味がある。もともと児童養護施設や不登校の子供たちの問題に関わりたいと思っていたので、リバ邸も一つの居場所でありとても理念に賛同できる。
今年中には話を聞きに行ったり見学しに行ったり行動しようと思う。
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