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ジェフユナイテッド市原(現:ジェフ千葉)の下部組織出身、双子の佐藤寿人と佐藤勇人の自分史。
佐藤寿人のこれまでの経歴については別の本で知っていた。そして、佐藤寿人の本のなかで佐藤勇人のことも少しだけ知っていた。
2人のタイトル獲得の喜び、挫折や移籍、降格などの苦しみなどのが書かれており感情移入してしまうと泣いてしまうような内容であった。佐藤寿人については10年以上見ていた選手であり尚更である。
佐藤寿人、佐藤勇人が気になる人は是非読むべき本です。
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こんな人は、読むと面白いと思う。
佐藤勇人さん、佐藤寿人さんの2人を多少でも知ってる人。
ジェフユナイテッド千葉のサポーター
サンフレッチェ、ベガルタ仙台、名古屋グランパスのサポーター
双子な人も読んでて面白いかも。
J2降格後に、よく観戦に行くようになった私としては、佐藤勇人さんのジェフへの思いを知ることができた本です。
佐藤寿人さんのことも少しは知ることが出来ました。
途中幾つか、感動な場面や、じーんとくる言葉もありました。
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地元千葉出身の選手の自伝的著書。
本屋で観たとき、すぐにでも読みたい!と思いました。
佐藤勇人という選手は、今のジェフユナイテッド千葉には欠かせない選手。
今のジェフユナイテッド千葉というチームそのものを表現している選手。
自然と沸き上がってくるクラブへの想い。
クラブに関わるすべての人のため
ジェフユナイテッド市原・千葉のため
今まで佐藤勇人選手が抱えていた想い
勇人、寿人2人の双子。
今は別々のチームだけれど、今年は観れなかったけれど
2人が共にフクアリのピッチで躍動する姿
ぜひ観たい。
ジェフユナイテッド千葉のサポーター
佐藤勇人、寿人それぞれのサポーターは
ぜひ読んだほうがいいと思います。
(佐藤勇人よりの本ですが…)
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佐藤勇人、寿人の双子のJリーガーの人生を2人の視点で交互に綴ったもの。
寿人は言わずと知れた日本を代表するFWであり輝かしい経歴の持ち主だが、この本は栄光をいかに成し遂げたか成功談を語ったものではない。
(成功者の話は面白いが、その裏にいる多くの敗者のことを思うと、同じ努力をしても届かなかった人もいるのになと、何か白々しく感じてしまうことがある。日本人だから判官びいきなだけかもしれないが。)
この本を読み切ると、35歳の現在の二人が、サッカー人生も終盤にかかりながら、サッカーと真摯に向き合う姿が、情熱がひしひしと浮かび上がる。サッカー=人生というようなストイックな姿。その姿にじわじわ感動してしまう。
ただし、勇人にとって、サッカーは人生の優先度の上位ではなかった時期がある。中学、高校時代に、サッカーを辞めたり、悪い仲間と悪いことをすることに熱中したり、プロになっても遅刻常習者だったりなど。それに対して寿人は常に優等生で、サッカーも勉強もできる。この2人の対照がドラマチックで面白い。小説にするならばやはり、影のある勇人が主人公になるだろう。寿人だけだとつまらない。(本文にもあったけど、漫画の「タッチ」の和也と達也のような対照的な関係ですね)
サッカーに本気になれない勇人を本気にしたのは、オシムであった。オシムチルドレンとしてJEFの選手たちが日本代表に招集されていた時期があったが、オシムに指導を受けたからこそ、彼らは日本代表レベルになれたのだということを今更ながら理解できた。
後半のJリーグの移籍の話、プロだからこその非情な世界。JEFへ戻りなんとかJ1へともがきつつ果たせないでいる状況など。勇人の話は普段そんなにサッカー記事にならないような話だからこそ、サッカーの厳しさがよく分かる。J1への入れ替え戦に敗れ泣き崩れる勇人。その後J1優勝を成し遂げ、泣き崩れる寿人。この部分が最大のドラマで、2人のやりとりを読んでいて、電車の中なのに涙が出てしまい困った。