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幽霊を科学的に解析して、全世界的なパニック状態をどうにかしようと、かなりうさんくさい学生寮に住む仲間で頑張る話。
最初はボロボロの学生寮を舞台にした青春ものかと思いきや、まぁそれもまちがいではないけど、今まで思った事のない展開で、ほほーと思いながら読んだ。
でも何かにつけて話が長い!って感じかな?読むのに結構時間がかかった。
と、思うって事はあんまり面白くなかったって事なんだろうな。
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ヨリコさんはよく後書きに出てくるあのヨリコさんだよね。最近見ないと思ったらこんな大事になっていたとは…
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面白かったー! 似鳥節全開のドライブ感のある文章はやっぱり好きだ。冒頭からどういう展開になるのかなと思わせておいて、そうきたかな展開。SF的な結末が気に入らない人がいるかもだけど、私は気にならなかったなー。
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市図書館にて。
ちゃんとSFしているのが楽しかった。マイノリティに対する圧力はいつも通り分かりやすく書かれ生きていると思う。
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これは面白かった!昨年のなんのランキングでも見かけなかったけど、なぜ?
倒壊寸前のボロ寮に住むビンボー学生話であり(これはかなり笑える)、記憶の仕組みについての「ラジャ仮説」(?)に基づくSFであり、流血や破壊の痛みに満ちた幻覚がこれでもかとぶちまけられるホラーでもあり、とまあサービス精神満点。こういうの好きだなあ。
一筋縄ではくくれない著者のこと、例によってあとがきなど韜晦の色が濃い。しかし、これを読んでマイノリティへの深い思いを感じた。あらためて思い返してみると、これまで読んだ著作にも明らかにその色合いがあることに気づく。なかなか興味深い人だ。
一番インパクトがあって、うひゃ~っと声が出てしまったのが、パンツダケ。緑色になった鍋を想像すると、うう…あんまりだわ。笑ったけど。
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著者名だけ見て推理小説かな〜と思って借りました。
でもSF?エブリデイマジック的な?
これアニメとか映像で見てみたいな。
寮の場面だけでもおもしろそう。
先輩みたいなキャラは漏れなく好き。
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ひょっとしたら、道徳の授業なんかするよりも、この本読んで笑って、そうして唸ったほうが、ずっと気持ちよい世の中になるんじゃなかろうか……
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大学の極貧学生寮での緑色の茸や医療用アルコール等奇妙な食材を揃えた宴会の日常、天井に張り付く血塗れの女性、世界中に広がる同じ女性の幻覚。世界を救う為等身大のまま感染源の元へ飛行機で向かう。終盤の加速する幻視と幻聴の畳み掛けのギャップ。鳥の鳴き声や軋む床等の独自の擬音がのどかでぴったりで楽しくてすき。
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こんな話をよく思いつくなぁ。予備情報なしで読み始めたため、ミステリなのかホラーなのかエンタメなのか、ジャンル不明のまま読み進んでどこに着地するのか分からない不安定感が楽しみどころ。どの登場人物も変わった人たちで、斜めからの切込みがいい感じ。「幽霊に関しての分析」もよくぞそこ突っ込んでくれたと思い、いいね!したくなった(笑)。彼らの世界の別の話がもっと読みたい。
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貧乏学生の変な寮生活だと思って読んでいたら、あれよあれよとスプラッタな、ゾンビ映画みたいな世界に放り込まれていてびっくり。しかし私はホラーが全く怖くないので、このコミカルな作品をとても楽しく読ませてもらいました。読み終わってから思ったけど、これ、世界中がパニックになったんじゃなくて、実は全部が幻覚でずっと寮で夢見てるだけなんじゃない? みたいな。
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究極にお金がない学生にのみ紹介される地図にすら載らない「富穰寮」。貧乏学生の描写はうへぇと思いつつどこか親近感を持って楽しめます。さて、彼らは入寮すると必ずトイレに水の代わりに血が流れたり、夜中に目を覚ますと天井に血だらけで張り付いた依子さんを見るのです。主人公が入寮したのをきっかけに、これがどういう現象なのか解明しようと寮生たちが立ち上がるわけですが…コメディ?ホラー?とニヤニヤと読んでいましたが、途中からとんでもないことに!こんな現象嫌だ!似鳥さんじゃなかったらもの凄いサスペンスホラーですよ、これ。
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どこにも行く当てのない貧乏学生が住まう『富穣寮』に新たに入寮した『小磯』が出会ったのは、超個性的な入居者と血まみれで天上に張り付く白い服の女性、通称『ヨリコさん』。どうやら実害のない幻覚のような存在らしいのだが。突然、強い恐怖感を伴いヨリコさんを見る人が世界規模で発現し・・・。貧乏学生が世界の危機に立ち向かう。
ホラーはホラーなんだけど、ホラー現象が実に科学的にまとめられている。なるほど、ネットに例えるとよく分かる(気になる)。ちょいちょい日本社会に対する皮肉が入りながらも、登場人物は魅力的だし文章はあくまで軽やか。が、パワーアップした依子さんはめちゃくちゃ怖い。あんな幻覚に耐えられる自信ないです。
普通のホラーなら自分には関係ないと思うので読んだら終わりだけど、これはなんだかありそうな気がしてきて、夜なんか窓を見るとびくついてしまう。まんまと作者の思うつぼ。
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ぽんぽこ仮面こと森見登美彦の偉大さを思い知る一冊。これまで読んだ同作者の本に比べてびっくりするくらい面白くないのでびっくりした。書下ろしだからなのか? 作中の小学生に向けての説明シーンがとても小学生向けとは思えず、しかし全体として誰向きなんだこの小説は。主人公と同じ大学生? いやそんなまさか。
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ノリ始めるまでちょっとかかったけど、エンジンかかってからは一気読み。こんなことあるはずない!けどあるかも?と思わせる展開が面白い。主人公はその気になればきっと世界を掌握できる(笑)
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『極貧大学生、ヨリコさんから世界を救えるか?』
廃屋のような大学寮に暮らす主人公らの想像を絶する貧乏生活を起点に、寮に出現する幽霊『ヨリコさん』を巡るハチャメチャな展開に!初の似鳥作品でしたが、あまりの奇想天外ぶりにハマりました!