電子書籍
ペップトークの応用編
2018/05/17 16:22
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七慢 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ペップトークの大切さを述べたものというより,ビジスネスでトラブルになりやすい事態に対処するためにペップトークの観点からまとめたもの。それゆえ,かなり抽象度の高いところから具体的なところへ落とし込もうとしている。
ペップトークの4要点
1事実の受入れ(いまあるものでベストを尽くす発想) 。
2とらえかた変換(ポジティブにとらえた考えかた) 。
3してほしい変換(何をすべきなのか肯定形で伝達) 。
4背中のひと押し(相手が一歩を踏み出すための送り出し) 。
ペップトークを効果的にする3つのコツ
1 部下の能力を引き出す。
2 存在・行動・結果から見た承認。
3 「だめだ,代わりにこれ」でなく「なるほど,さらに」の語順
ポジティブに見るためにできているところを具体的にとらえ,また改善のためにも手順をしっかり踏む。注意すべき点を踏まえながら,怠けずにしっかり具体的なところへ落とし込む必要性を感じた。
紙の本
人のやる気を引き出すのも話術次第!
2017/11/19 10:54
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、米国のスポーツ界から生まれ、今や人のやる気を引き出す有効な手段とみなされている「ペップトーク」を丁寧に解説したものです。組織内で部下がやる気になるか否かは、ほとんど上司や同僚からの言葉かけ(一言)にかかっていると言っても過言ではありません。本書では、その「ペップトーク」のカギともいえる4つのポイントを意識しながら、3つの承認をすることで、人のやる気を引き出せると説いています。この4つのポイント、3つの承認については、ぜひ、本書をお読みください。
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★2018年1月27日読了『部下のやる気を引き出すワンフレーズの言葉』占部正尚著 評価B
ますます色々な部下を抱えるようになって、というかそれに改めて気付かされて、ちょっと手にとってみましたまあ、当たり前の事ばかりではありますが、ささっと読み飛ばし。
アメリカでは、スポーツの試合前に監督やコーチが選手をめちゃくちゃ励ます短い激励スピーチをします。
このことをペップトークというそうです。この手法を使って、部下のやる気を引きだそうというのが、この本の趣旨。
■ペップトーク4つのポイント
1.事実の受け入れ 今あるものでベストを尽くすという姿勢。建設的に事実を受け入れる。
2.とらえ方変換 ポジティブな発想への転換 状況事実は一つだが、解釈は複数できる。
3.して欲しい変換 肯定形での口に出す。ポジティブで肯定的な表現で相手にして欲しいことをストレートに話す。
4,背中を一押し。あなたの成長を願っているんだよという気持ちが伝わるように背中を一押しするような言葉を一緒に添える。
■リソースフルな状態を引き出すこつ 「次は何をしたらいいか」という建設的な発想
■モチベーションが上がる3つの承認
1.結果承認:過去に行ったことに対してその価値を認める 「頑張ったよねー」
2.行動承認:現在行っていることに対してその価値を認める「よくやっているね」
3.存在承認:存在そのものを認める 「いつもありがとう」
■肯定的な言葉で具体的に話すこと
■未来形の質問は成長意欲につながる 「今日はどこまで進もうか?」
■聞き上手を超えて「言わせ上手」になる
受容のスキル:相手の話を否定せず、ありのまま受け入れること
傾聴のスキル:あいづちを打ちながら、目をみて真剣に耳を傾けること。
質問のスキル:要所要所で質問をして、話をまとめたり、理解を深めること。
■、、、、、と思うんだけど、、、、どう思う? 相手の存在を認めているというサイン
■明るく元気良くを求めない
社員や個人が力を発揮できるリソースフルな状態にすることが大切。必ずしも全員が感情豊かに表現する必要はない。
その人なりの成果の上げ方を認める懐の深さも必要
■意見を出さない部下に対して、「あなたに共感している」という方向性の言葉かけ
「皆のしらないところで、工夫してくれているね こちらも期待しているよ」
■異性の部下 違い、多様性を認める
■ポジティブな言葉を発しているとそのうち気持ちもポジティブになり、それはいつの間にか相手にも伝わっていく。
「何でも言い合う」目線を対等にして「受け入れる」ことが大切
■部下が指示通りに動かない → 優秀な部下なら曖昧な指示でも動くが、普通の人は指示がわからない
■指示出しを徹底するための5W1H
1.その仕事の目的、背景は何か WHY なぜやるのか
2.誰が責任を持って取り組むのか? WHO 誰が誰と
3.どのような段取りで取り組むのか WHAT���HOW 何を どのように
4.納期や中間報告はどうするのか? WHEN いつ、いつまでに
5.どことどう連携して取り組むのか WHERE どことどこで
■積極的に動かない部下 貢献すれば支援されると教える
■仕事に興味が湧かない部下 やる気がない、目の前の業務に関心が向かない
日を変えて3回言ってみる 仲間を作って成功体験を積ませる。
■指示内容を納得しないと動かない部下 → 個人の論理や価値観だけでは限界があることを教える。
世の中には違う考え方、やり方だ存在し、その方が成果が上がる可能性があることを教える。
■小さい失敗を繰り返す部下→チェックポイント 5W1H、質と量の問題
■大きな失敗を繰り返す部下→ 原因と改善策をきちんと自覚させる
■上昇志向が薄い部下→いまこの瞬間を充実させることの大切さを実感させる、小さな成功体験の積み重ね
■指示待ち部下→段取りが考えられないレベル=5W1Hで段取り練習
→指示がもらえればちゃんとできるレベル=指示する側の気持ちを考えさせる
■やる気がない部下→自分の人生、仕事における目的、ゴール、ビジョン、目標、計画=自分を大切にすることの意味を考えさせる
■ほめる=ともに明るい未来を見ること
部下の強み、伸ばしどころを見つけること=YES&BETTER
当たり前のことができる→次に進める段階にある、伸びしろがあるとポジティブにとらえる。
■育てるとは、相手にこうなって欲しいというビジョンを持ちながら、それに向けてどうしたらいいかを具体的に肯定的な言葉で教えること。
■しつけとは、感情を最小限に抑えながら、何が問題か、今後はどのように改善していくとよいのかを理性的に指導する。
■失敗しても気にしない部下→上司が徹底して仕事の工程や取り組みを部下にレクチャーし、時には考えさせ、オリジナルの手作りのマニュアルを作らせる。
■いい加減な部下→「今の君は未来の自分に対して不誠実だよ」と教えてあげるのが、本当の優しさである。
■自分勝手な部下→自分が身につけるべき型をきちんと身につけさせるのが第一歩。
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コミュニケーションに悩み、自分で学習したことのある人なら、目新しさはないかな。後半のケースごとは、やや無理矢理な感じがありました。前半3分の1と後半は興味があるところをかいつまんで読むのがいいと思います。
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言葉の力や影響について、最近課題を感じだので読んだ(前にKindleで買っていたから読んでみた)。ペップトークについて知らなかったけどわかりやすかった。スポーツの監督やコーチが作戦会議中や試合が始まる前に選手を奮い立たせる言葉。内村選手の例がわかりやすかった。背中の一押しが良いなと思った。
ペップトークの4つのポイント ①事実の受け入れ ②とらえかた変換(ポジティブな発想変換) ③してほしい変換(肯定形での言葉がけ) ④背中のひと押し