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横順というとハチャハチャのおバカSFの人という認識が先じていて「日本SFこてん古典」もおバカSFの一つぐらいに思っていた。
今回ハードカバーの本を手に取るにあたって改めて横田順彌の文学研究者としての面を知った気がする。
なんか清く正しい(この場合は明治文学)ファンが書いたオマージュ作品って感じがイイ。
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明治40年代というエネルギッシュな時代を舞台に、人々の生活や風景の生き生きとした描写と、当時雑誌をバンバン発行していた博文館の界隈で活躍した人物達を中心に(天狗倶楽部も活躍!)史実てんこ盛りで、その中に創作部分をほんの少し紛れ込ませるさじ加減が絶妙に好みです。
ジャンルはSFミステリですが全てが全てスッキリ判明するわけでなく、謎も残しつつ終わるお話などは幻想譚風味も入ってて面白かった。
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明治を舞台に、押川春浪たちが怪事件に挑むシリーズ。時の幻影館は短編集。星影の伝説はハレー彗星に絡めた長編。春浪が主筆の雑誌「冒険世界」の記事として取り組むのだが、どうにも不思議な事件で、科学的にも説明がつかない話ばかりである。それでも、明治という時代背景の上で読むと、説明がつかなくても、謎は謎として楽しむことができるのが面白い。
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http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2018/05/post-533b.html