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【週刊文春で大反響を呼んだルポ】「うちの会社で働いてみてほしい」。批判に対するユニクロ社長の言葉を受け、一年の潜入取材を敢行。リアルな現場を克明に報告する!
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論旨退職、懲戒退職 前者は説諭の上、雇用契約を終了するもの
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本田由紀 軋む社会
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ユニクロからの取材拒否や決算会見への参加拒否を受け、アルバイトとして潜入し、実際に働くことで知り得た情報に基づき作成された書籍。幕張新都心、豊洲、ビックロの順に勤務し、最終的には週刊文春に記事が掲載された次のアルバイトの際に解雇されたという。学生や主婦のアルバイトに対して、一日何時間×何日働く契約であったり、出勤できない理由を書かせるのはいかがなものかと考える。また、正直サービス残業に関しては、ユニクロだけでなくどの企業でも行われており、その状況に関して経営トップは把握していないのではないか。著者がユニクロで働き、部長集会の議事録における柳井さんからのメッセージを読む中で、ブラック企業であることを証明する取材を実施する一方で、ユニクロのことを好きになっていることを匂わせる文章になっていたと感じた。日本における働き方改革に加え、ユニクログローバルでの働き方改革が進んでいけばよいと考える。
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奥さんと一度離婚して再婚し、奥さんの姓を名乗ることで合法的に改名をし、企業に潜入。
この突撃精神が素晴らしい。潜入ルポのジャンルとしてはかなり面白い。どんな企業にも闇の部分はあるが、カリスマ起業家の理想と現実のギャップに改めて驚かされる。
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金魚のように口を開けていればエサがもらえると思っている大手メディアに爪の垢を煎じて飲ませたい。これこそが本当の調査報道というもの。最初の章では全てがバレて解雇されるところからのスタートだが、そこからは著者の時系列に沿って展開する。途中取材旅行をしていたようで、話が飛んでしまうところがやや読みにくいが、全体としてよく調べているし、取材内容の根拠となる資料も提示されている。少なくとも私はこれを読んで、ユニクロで買い物をしたいとは思わなくなった。
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面白い。
「イエスは身を起して彼らに言われた、『あなたがたの中でユニクロを着たことのない者だけが、本書を批判するのが良い』」(ヨハネ受難録 第4部 第5章 6節)
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筆者の渾身の潜入ルポ。経済版裸の王様の世界が繰り広げられます。玉塚氏を更迭したあたりから、もう老害の域に入ってますね。平家物語の世界にも通じるような気がします。
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タイトル通りの1冊。読みやすく現場の雰囲気がリアルに感じることができる。ただ、多かれ少なかれ、安さを売りにしているところは大体こんな感じじゃないかと思う。やりがいの採取と言われるがそこで働く人がどのように感じるかまでは他人が判断することではないかと思う。自分が働いている職場環境の構築を考えるうえで大きく参考にはなった。
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ユニクロの店舗への潜入ルポ。果たしてユニクロはブラックだった、という話。
ユニクロが日本のファッション業界で新しいビジネスモデルを作り上げたことは事実だし、一時はそのアルバイト教育なども肯定的に脚光を浴びていた。当時からブラックだったのかはわからない。
潜入先の店舗では、アルバイトもパートも正社員も果てしなく消耗していく。利益を最大化すること、それは株価が上昇することだし、配当が増えること。創業者で最大の株主である柳井社長の収入と資産が増えること。そのことが社長の最大の関心であって、だから労働者は「搾取」されていく・・・というのが著者の見立て。そういうものかと思う。
会社は誰のものか?
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ブラック企業潜入記。
日本で潜入記事書くことがあるの、知らなかったな。明るい笑顔で接してくれる店員さん達の陰には色々なことがある。海外なら工場も含めた、労働力搾取は、働き方改革で変わっていくのだろうか。
まあ、大抵の仕事は、ここまでとは言わずとも、何かしら問題があるんだろうけども。
あと、そんな中でも、人格者や仕事のできる人というのは明らかになってくるものだなあ。
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グローバル企業として脚光を浴びるユニクロにアルバイトとして潜入し、その労働環境の実態を暴くルポタージュ。
著者は週刊文春の記者であり、過去、何度もユニクロに取材を申し込みながら、すべて断られたため今回の潜入に及んだという。
メディアで騒がれている通り、実態もブラック企業であると結論付けているが、正直、小売業界ではよくある労働環境という印象が否めない。
急成長企業は、多かれ少なかれ無理しているので、マイナス面は過剰に叩かれる側面はありそう。
ただ、柳井社長の現場介入レベルについて、あの企業規模にしては、細かすぎるのは事実。
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著者がユニクロを取り上げるのは、これが二度目。前作「ユニクロ帝国の光と影」では名誉毀損だと訴えられるもユニクロ側の敗訴。にも拘らず、柳井社長は雑誌のインタビューで著者に向けて挑発発言をする。「悪口を言っている人間はうちの会社で働いてみればいい」。
この発言に激怒した著者は、「柳井社長からの"招待状"」と解釈し、合法的に姓を変え(妻と離婚し再婚、そして妻の姓を名乗る)、弁護士にも相談し、虚偽のない履歴書を作成し、2015年10月から翌年末まで、幕張新都心・ららぽーと豊洲・新宿ビックロ各店で時給約千円・交通費ナシのバイトとして潜入勤務。
そこで見えてきた超躍進企業は、柳井社長の朝令暮改はいうまでもなく、人件費を削らないと倒産することを煽り、それを鵜呑みにする社員。その傍らにはファーストリテイリングの好業績を報じる日経が置かれていると言うのに。また、殺到する年2回の感謝際の対応に大混乱する現場。刃折れ矢尽き果て次々と脱落していくスタッフ。慢性的な人員不足から「お願いです!!」と悲鳴のような出勤要請が店長からLINEで送られてくる日々。これらの描写には鬼気迫るものがあり、そして、著者の怒りはカンボジアの工場を取材するに至り、ついに沸点を超える…。
読み進むにつれ、本書はブラック企業の実録告発という社会派ノンフィクションの域を遥かに超え、フリージャーナリスト横田増生が柳井教に毒された巨艦ユニクロ帝国にペンひとつで闘いを果敢に挑む魂の書となっていることに気づかされる。
著者は最後にこう語る。
疲弊感漂う販売現場を知るべきは柳井氏である。彼こそいっそのこと潜入してみてはどうか。それが、ユニクロにとっての「働き方改革」の第一歩になるかもしれないと。
頭痛クラクラの迫真ルポおススメです。
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筆者のユニクロ、というか柳井氏に対する愛憎入り混じった思いが非常に面白い。
働き方というものを考えさせられる。
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柳井教
Reinvent Everything 全てを(革)かえよ。
1シーズン当たりの商品数は約500点。
ビックロ ユニクロ新宿東口店
売り上げ目標は100億円。(一店舗平均は9億円)
実態は80億円。利益はほぼない。
レジ数は通常店舗同等しかない。
労働力は主婦と学生のアルバイト。
時給1000円。交通費支給無し。
従業員400人の半数は外国人。
7時半から11時半まで2シフト勤務時間+残業
「やりがい搾取」
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週刊文春で何回か読んだものの書籍化だったので、センセーショナルな内容かと思いきや、とても真摯に柳井正という稀代の経営者率いるユニクロという企業と向き合った一冊でした。これを読む限り、ユニクロにはまだまだ伸びしろがあるというか、普通の一流企業として超えなければいけないことがたくさんあるということがわかるし、それでもここまでの成長をしたということは本当に強いコンピテンシーがあるのだと逆に思わせてくれます。経営者、中堅管理職、現場を支えるメンバー、いろんな視点で会社というものを考えられる一冊です。ビジネスパーソンはぜひ!(2018.01.15ごろ読了)