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投稿者:やす - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説で、「これは夢だ」との前提で話を紡いでいると、SF小説以上に虚しいものである。
浅田氏は、歴史を調べ、それをベースに記録にない部分を小説として穴埋めし、歴史に厚みを持たせて後世の私たちに伝えてくれる、稀代の歴史小説家としての一面を持っている。
その浅田氏が「夢の話」を書くなんて、なんとも残念なことだ…と思って読み進めていた。
しかし、最後まで読み終わると、それまでとは異なる気持ちが湧いてきて、これもありなのだ、一つの表現方法なのだ、と思うに至った。
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ちょっと欲しいぞ、白いヤツ。
でも白だけ連続させても・・・。むむ。
しかしながら、毎朝起床時には枕から頭が落下しているワタクシでは効き目は薄そうだな。
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真面目な浅田さん。ちょっと難しくて入り込めなかった。ここ10年近く現実が悪夢ばかりなので、白い枕をもらってせめて夢の中だけでも幸せになりたい。
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読み始めは多少古い感じの印象があったが、読み進めるうちにしっかりとした文章と言葉の表現、漢字の表現の深さに感心した。
ストーリー展開も巧みではあったが、最期の締め括りがどうもすっきりしない。何かしらの結末を作らなければならないとは思うが、これでは無かった感じがする。
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浅田次郎らしさが出過ぎた感じ。出過ぎるとよくないという典型的な例。それでも好きという人はいるのかもしれないが。眠れない夜に、眠らないと覚悟を決めた人におすすめ。
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夢を語るうちに見た話か語っているうちに創った話かわからなくなる。理屈に合わせようとすると無理がでるからだ。一方、現実の世界で白日夢を経験することがある。しばらく醒めるまで時を要する。夢を題材に小説を作るのは難しいと思う。本書でも読み始めてしばらくはかったるかった。が、そこは一流の著者である。終盤は人生について考えさせられてしまった。2018.7.11
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最初話がどこへ向かっているのかよくわからず、段々と死んだ級友は殺されたのではないか?というところへ落ち着いていく。でいいのか・・・と1回読んだくらいではわからないですねぇ。
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異質な浅田作品。
ひとつひとつの夢話には、色濃く浅田次郎の色がでているのだが、全体的に夢と現の境界が曖昧になる不思議な物語。
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浅田次郎ならハズレはないだろうと思って買ったのだが女性描写とか古くてあんまりだった バブルの頃をあのときは良かったと言い続ける内容で、最後に取って付けたようなオチもあんまり
夢のようにもやもやした読み心地ではあった
天切り松とか蒼穹の昴はとてもよかったのにな
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世界各地で黒か白の枕を選び、悪夢と良い夢を繰り返し見ていく話し。
現世で起こったことが夢の中でつながっていく。
出落ち感。
元々浅田次郎作品が好きで久しぶりに作品読んだけどこういうのだっけ?と感じた。かも。
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夢をテーマにした小説。夢の内容は結構深くて面白い。パラオ白い夢が最も好き。ただ同じパターンが何度も繰り返されて飽きる。あと夢と現実の境目がわからなくなって混乱する。まあそれが作者の狙いの一つかもしれないが。
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夢十夜の長編版?
商社あるある混じりなのが、近代文学感を消してる気がする。
白と黒の枕、それぞれで違う夢をみて、
どんどん現実と混同ってあったけど
そこまで現実と混同してる?
あんまりそこまで思わなかった。
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商社マンが見る夢の小説。黒い枕を使うと悪い夢、白の方だとよい夢を見るのだが、国や時期を変えながら話が進む。だんだん訳が分からなくなって夢を見ているような感じになる。
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買った時はなんだか入り込めずずっと読んでいませんでした。
読み始めたらすごくのめり込んで、面白くてあっという間に読み終わりました。夢と現実が混ざり合う感じもリアルで面白かったです。
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タイトルから夢の話だと想像していなかった。
ストーリーにどんどん引き込まれてしまった。
主人公は、どんな気持ちで彼の話を聞いてたのだろう?どこかで誰かに
ブラックorホワイト?と聞かれたら、どちらを選ぶだろう?
枕があったら、どっち?
と思わずにはいられない。
面白かった。