蟷螂の檻 ３ （ｏｎ ＢＬＵＥ ｃｏｍｉｃｓ） みんなのレビュー

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投稿者：L療法　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

戦後景気がいい頃なんだろうけどいつなんだ。

支配非支配の関係が大きくなって、SM的様相が浮上してくる。
エロティックストーリーの想像力が性別の別なく、権力関係に移されていくのは面白いところで、フランスのあれこれの影響が強いのかもしれない。

前巻で意味ありげに登場した人物再登場。
作者はきちんと全体像考えて、描き始めたっぽい。
そのほかの著作を見ると、わりとやおい寄りなものを描いてきたようなので、そういったちょっとバカっぽい話を作りつつ、構想を練り上げていったのだろう。

主要キャラのやり取りだけで、ほとんど話が進む、そのことが粘り気のようなもの生み出す。
主要からの視点で切り替わるけれど、物語の時間を重視し、一つの場面をいくつもの視点で重ね塗ることはしないようだ。
だから、カメラを引いたような構図が入ってくると、ちょっと空気感が変わる。

書籍紹介文だと、どぎついエロみたいになってるけど、ポルノとしては結構高級で、即物的どエロを求める人には物足りないかもしれない。
本書は、物語とか、関係性を重視している。
行為はその中に綺麗に収まっている。

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投稿者：Sota　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

すべての出来事に、典彦が絡んでいますね。
周りの人たちは、全て彼の計画のコマになっているような展開です。
彼の思惑がどこにあるのか、謎です。

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投稿者：はいね　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

むぁ～育郎が色っぽくて可愛くなっている、ﾂﾗｲ。
典彦め！育郎にオッサンをあてがったり、さち子を遠ざける為？なのか見せ付けたりﾋﾄﾞｲ！
飯田君が戻ってきたよ～さち子も黙っていないと思うし次巻も期待♪
特典のＵＲＬもう無かった・・・

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投稿者：真太郎　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

すべてが典彦の手中で行われていることを薄々育郎も気づいていても、逃れられない身となった性か宿命か。典彦はどんどん蜘蛛の糸を張り巡らせるように、當間家の人々をからめとるさまが異様で怖い。

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投稿者：カツサンド　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

もう、ただただ、育郎が可哀想！そして、典彦が嫌い、大嫌い！
エロいのは好きなんだけど、これは辛すぎるよ。どうか、育郎を、誰か幸せにして下さい。
もちろん、蘭蔵も。

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投稿者：ぷしこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品に関しては、いつも期待と後悔の両方を味わされます。
2巻を読み終わったあと、ストーリーの深さにおののいて、もう、次は勘弁…と思いつつ、結局また手に取ってしまった。
で、やっぱり後悔…

だめなんです、私これ系のものが…
執着愛は好きなんです、でもこういう、典彦のほんとに怖い狂気的で、策士なとこが…
仕事がらみで、一癖ある社長ｵﾔｼﾞにわざと育郎をあてがい陵辱接待させるとかもう無理です。
嫌悪感しか湧きませんでした…
育郎を愛してるというより、その先の、壊れるソレを待っている、っていうのは…
それも含めて、愛、なのでしょうか…私には分かりかねます。
二人の終着点に、確かな愛と、幸せがあるのならば、何とか堪えて見守っていきたいですが、それを躊躇させるほどのものが、この作品にはあるので、この沼の深さに堕ちる手前で、弱い私は逃げたくなるのでしょう。

ただ、蘭蔵と健一の今後はとても純粋な気持ちで見てみたいので、
くっ…　やっぱり4巻にも手が伸びてしまうんだろうな。

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投稿者：ハム　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

さち子いい人だね。唯一の良心といっても過言ではありませんね。なんとなく、さち子を応援しながら読んでいます。