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ノーベル生理学・医学賞受賞者の山中伸弥先生とミスターラグビーの平尾誠二さんが親友だなんて知らなかったし、正直意外でした。平尾誠二さんの病気を治せなかったノーベル生理学・医学賞受賞者の山中伸弥先生、さぞお悔しかったのだろうなと伝わってくる内容。感動しました。
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朝から涙がこぼれたけれど、読み終わると心の中に爽やかな風が吹き、頑張ろうと前を向ける一冊でした。
平尾さんがおっしゃっていたという、
「人を叱るときの四つの心得」
プレーは叱っても人格は責めない
あとで必ずフォローする
他人と比較しない
長時間叱らない
胸に刻もう。
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人間の全てを100としたら、僕らが知っているのは多分、よく言って10位です。後の90はわからない 彼は著者理不尽に勝つの中で、ラグビーボールが今も楕円形なのは、世の中と言うものは予測不可能で理不尽なものだから、その現実を受け入れ、その中に面白みや希望を見出し、困難な状況克服することの大切さ、素晴らしさを教えるためではないだろうかと述べています 愛読書は、「仕事は楽しいかね」と言うアメリカのいわゆる啓蒙書です。成功した企業や経営者の実例がいろいろ出てくるんですが、実はその成功は全て失敗から始まっている。失敗するのは当たり前、明日は今日と違う自分になる、トライする事は楽しい、そういったことが書かれています
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大人になってから仕事関係ではなく本当の友人を作るのは大変です。そんな友人に会えた奇跡と、病気になった時に親身になってくれる友人の大切さを感じることが出来ました。
闘病に闘った平尾誠二さんは本当に素晴らしい人だと思いました。
また、第3章のお二人の対談では、論理観、反発係数、チームワーク、理不尽に勝つことなどとても興味深い内容でした。
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伝説のラガーマン平尾誠二氏は2016年10月に53歳という若さでこの世を去った。
ips細胞でノーベル賞を受賞した山中伸弥氏はノーベル賞受賞が取りざたされ始めていた2008年雑誌の対談という形で平尾氏と出会う。
実は、山中先生は、平尾氏と同年代で、彼に刺激され神戸大学でラグビーを始めたラガーマンだった。
対談をきっかけに、始まった二人の親交は、2015年平尾氏の癌発見から治療時代を経て
2016年で途絶える。
本書は三部構成になっており、第一部は山中先生の平尾氏に対する愛情にあふれた独白
。
第二部は、平尾氏の奥様による平尾氏の闘病と山中先生との関係の記録。
そして第三部は、そもそも二人の親交のきっかけとなった対談を雑誌未公開部分を含め
掲載している。
スポーツと医学、分野は違っても、頂点を極めた男たちの対談そしてエピソードはとて
も面白く、刺激的であり、参考になる。
そして、闘病記は正々堂々と癌に立ち向かった平尾氏の姿と、友人を助けようと奔走し
た山中先生の姿を詳細に描き出す。
面白く、刺激になる本を読んだという感想を持つが、身近に癌で大事な人を喪った方に
は、お勧めできない。
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50歳を過ぎて出会った二人の友情、そして病、別れ。あまりに純粋でドラマチック。同じ世代として羨ましい。
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関西ウーマン 千波留の本棚
https://www.kansai-woman.net/Book.php?id=201247
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40代半ばで、親友と呼べる人と巡りあえることに大変羨ましく思いました。お互いを尊敬して、病に一緒に立ち向かう姿に涙しました。ほぼ同年代の私にとって、平尾誠二さんは山中先生と同じく憧れの存在でした。伏見工業、同志社大学、神戸製鋼と、ずっと見てきました。彼の存在でラグビーファンになりました。大阪梅田で一度だけ、お見かけしたことがあります。とんでもないオーラを発してらっしゃいました。亡くなられたことが残念でなりません。
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さらっと読めるけど、中身は濃い。
清々しい友情と人生や仕事に対する考え方が書かれた本。
今の自分の状況と重なる点もあり、理不尽に勝ち人間的な成長をしたいと思えました。
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今年最後の本です。話題の著作なので手にとってみました。素直に自省する気持ちが湧いてくる良書だと思いますが、期待が大きかった分、かなり物足りなさも感じました。
とはいえ、平尾氏の言葉には気づかされるところが多いですね。「いちばん素晴らしいチームワークは、個人が責任を果たすこと。それに尽きるんですよ。」
しかし、今年はほとんど本を読まなかったですね。数読めばいいというわけではありませんが、それでも酷いありさまでした。来年はちょっと時間配分を読書へシフトしましょう。
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ご存知ノーベル賞受賞者の山中伸弥先生と、日本ラグビー界のスター、平尾誠司氏の友情を綴った本である。神戸製鋼などで活躍した平尾氏は2016年に53歳でがんで他界。友人で医師の山中氏が、闘病を支えた。
平尾氏と同い年の山中先生は、高校ラグビーで活躍する平尾氏を見てファンになり、自身も大学でラグビー部に入った。ノーベル賞受賞の2年前に、対談が企画され、それから友人として付き合うようになったという。医師である山中氏は、自分の非力さに無念をにじませる。
本書を読んだ感想は、どんなに健康そうに見えるアスリートでも若くしてあっさり亡くなってしまうものだということ。献身的に支える家族がいて、幸せな最期だったと思う。また、男の友情や絆というものは、女性には想像が及ばないほど深いものだということ。あと、不謹慎かもしれないが、早く死んだもの勝ちだなということ。研究者というと一般にはオタク的なイメージがあるが、山中先生はスポーツもし、交流も多岐にわたる。平尾氏の治療に関しても忙しい中尽力した。弱音を吐かず運命を受け入れる平尾氏の生き方に感銘を受けた。
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素晴らしい方が若くして亡くなることは大きな損失です。平尾さんと山中さんの友情はよく分かりました。
それ以上に二人の対談は興味深いものでした。
人生は理不尽なものであり、それを楽しむぐらいでないといけない。ラグビーボールはどこに転がるか分からない。それは人生が理不尽なことを表している、そんなラグビーが好きという平尾さん、素晴らしい。
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印象的なのは平尾妻が山中の治療法に疑念を持ち、他も照会しようとしたが、平尾が拒否した所だな。これは単なる美談ではなく、治療法の選択という患者や家族にとっての重大問題。山中は癌の専門医ではない、山中もそれなりに手は尽くしたのだろうが、平尾は山中を信じて、結果的には死なせてしまった。他の方法でも手遅れでダメだったかもしれない。ただし、家族としてはタラレバの気持ちは残るであろう。
それ以前の問題点として発見が遅すぎる。平尾は検診を受けていたのか?その辺が明らかになっていない。
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◯人間って、「誰かに怒られるからミスしたらあかん」と思うと、知恵が働かなくなって、さらにハイクオリティのところにいけなくなってしまうんです。(178p)
◯「しゃあない、こんなこともある。でも、なんとかなるわ」という気持ちで理不尽に臨んでいける奴、そのなかで生きていける奴でないと、何をするにも絶対無理ですわ。(195p)
◯アメリカの技術は進んでいるけど、日本にはこれがあるから決して無視できないんだ、と思わせるもの。伝家の宝刀みたいなものを持たなきゃいけない。(206p)
★決して泣き言を言わない平尾さん、全力で救おうとした山中さん、二人の心のきれいさが印象的だった。
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お互いに尊敬し信頼し合えるすばらしい友情。山中さんが救えなかた悔しさを心にかかえているのを知った。第3章の二人のはじめての対談はこの先のips細胞の研究やラグビーを通してのリーダー論など刺激になる内容だった。二人が意気投合している様子が伝わってきた。