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新潮社刊行のナボコフ・コレクション第1巻。全5巻が予定されている。
続刊が楽しみだが、刊行スケジュールがイマイチよく解らない。特設サイト作ってくれないかなぁ……。
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1月は仕事が忙しく、精神的にも読書に時間を費やせるような状態ではなく、読了するのに時間がかかったせいか、マーシェンカについてはほぼ忘れてしまった。。。もちゃんと読書に時間を確保するように生活をコントロールしたい。。。「キング、クイーン、ジャック」については、小説なんだから当たり前なのかもしれないが、文章だけでマルタの美しさを最初から継続させて想像させるのはやっぱり凄いと読んでいて感じた。特に最後のボートのシーンから夜会、譫妄状態の描写については、その極限の壊れゆく美しさというのか、読んでいてゾクゾクした。
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『マーシェンカ』を読みたいがためにジャケ買い。移民のアパートメントに住む住人たちのどこか余所余所しい交流、昔の恋の記憶。短いが、節々の描写に異国の美しさを感じる、読み応えある物語だった。ちょっとコミカルに外しているところもあって、ちょうどいい。生産性はないけれど、満足感が上回る。
ページの7割近くを占めるのは『キング、クイーン、ジャック』。マダムとの恋に溺れる過程、恋から醒める描写、オーバーで長ったらしいけど、リズムがよく読み進めるのが楽しい。ドライヤー、不憫だが、絶妙に鼻につく奴…。
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夢か現かわからなくなる。
そしてありふれたメロドラマかと思うと簡単に移ろいゆく(そうまさに朝起きて鏡を見たら君のことなんて好きじゃなくなっていた)人の心を美しい文章で綴るナボコフの手腕に私の心はサンクトペテルブルクにベルリンに飛んでいった。