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最近、ヨーロッパの聖地巡礼についてのTV番組を観て、キリスト教についての興味を持っていた。今まではいつか理解したいと思いながらも、イエス・キリストについて、断片的な知識しか持っていなかった。図書館でふと目にし、読んでみた。恐らくこの本に書いてあることは大まかなことだけだろうが、見開き1ページに新約聖書に関する名画とそのストーリーが順を追って語られていて、イエス・キリストの生涯を追いながら、理解できるようになっている。この本で得た知識をベースにさらにキリスト教に関する教養を深めてみたい。
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【概略】
新約聖書のものがたり、イエス・キリストの生涯を100の絵画と彫刻で描く。
2021年07月16日 読了
【書評】
この類の本は「読了」って言葉がふさわしくないかもだけど、通読はしたということで。
もぉ、ホントすみません。少なくとも「マリア」と名前がついた方達、3名はいらっしゃるのですね。聖母マリア様とマグダラのマリアと姉妹のマリア・・・しかも諸説あって場合によっては3名どころじゃないという。いやぁ、おもしろいね。
マリアとヨセフ、エリザベートとヨハネ・・・こういったことも知らなかったわぁ。勉強になった。これからの絵画を楽しむにも超重要な前提知識だよ。
翻訳のためか、若干文章を咀嚼するのに「うん?」って感じはするけど、十分楽しめるし、何度も見直して確認したくなる。ありがたい一冊だ。
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中野京子さんの「名画の謎」を読んでもっと知りたくなった新約聖書。
こちらは、イエスキリストを中心とした新約聖書の物語を、エピソード順に、100の名画・彫刻で綴ったもの。
オールカラーで、新約聖書にまつわる名画の数々が見られて豪華。しかも、その絵画を堪能しながら、キリストの歴史を知ることができるというお得な一冊でした。
始まりは聖母マリアから(イエスの養父であるヨセフが何故あんな老人なのかも分かったし、マリアを守る役割がくじ引きで選ばれたと言うのも驚いた。ちなみに何かを決める時、この物語ではくじ引きをよく使用する)イエスの誕生、12人の弟子との出会いや旅先でのエピソードイエスが説いた数々の喩え話、サロメと洗礼者ヨハネの死(ヨハネとサロメの話は特に興味があります)、最後の晩餐、磔刑、復活(イエスが死後復活してからの弟子たちとのやりとりも興味深い)、キリスト教の誕生、聖母被昇天、最後の審判。
断片的に知っていた場面だったけど、これを読んでキリストにまつわる出来事の時間軸を把握することができた。キリスト教が誕生した背景も。
画家は、エルグレコ、ドラクロワ、ブリューゲル、クラーナハ、ティツィアーノ、レンブラント、ラファエロ、ルーベンス、カラヴァッジョなど。画家によって同じテーマでも表現方法が全く違っているのは面白い。
絵画の中でも最も位が上と言われる宗教画。
そのドラマチックな物語を知ると何故巨匠たちが競ってそれらを描き続けたかがわかる。
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旧約と新約の違いもわからないレベルの者ですが、聖書ずっと読んでみたかったのが、ちょうど図書館のおすすめ本の棚にあり、手にとってみました。
イエスに弟子ができた辺りまで読んだら、返却期限が近づいてしまったので、また今度続きを読みたいと思います。
ここまでの感想
カタカナの名前の登場人物なかなか頭に入らない、覚えられないのですが、名画のおかげか読みやすくわかりやすいと思いました。
どの絵も繊細で素晴らしいのだけれど、不穏というか不気味さを感じます。幼児虐殺はトラウマレベル。