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ストーリーに全く新しさがないし、状況描写が足りていないので流れもよく入ってこない。言い回しがやたらと大仰で無駄に見えるのは自分の言語能力が足りてないからかもしれないが。結局戦闘シーンがあれば他はどうでもいいのではと言いたくなる。
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続編だけど、1巻のラストとの繋がりを描いた物語なので、結末がわかってしまっている分面白さ(ドキドキ感)は半減するが、それでも面白さは失われていない。四巻が待ち遠しい。
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戦うことしか知らない少年が、その先に果てることしか想像していなかった子供たちが、「未来」を与えられた時にどのように考え、振る舞うのか。本作はそんなところを突いているのかもしれない。それは取りも直さず、現代の社会問題の一つにも通じる、のかも。
そんな深読みをしてしまった。戦闘、情景描写にやや難はあったが(著者に見えているものが読者に伝えきれないもどかしさ、的な)、その分骨太さを感じるのも確か。綺麗にまとまったのも良かった。
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シンたちとレーナが再び出逢うまでの戦いを描いた後編。
うん、期待を裏切らない良い出来だった。
超長距離砲攻略戦の一部始終が描かれて、息つく暇もない戦闘描写と次々繰り出される戦術に思わずのめり込んでしまった。
すごいなあ。
シンを行かすためにエイティシックスの仲間たちの『俺にかまわず先に行け』的展開にはニヤッとしてしまった。
そして、絶体絶命の瞬間に響くその声。
いや、わかっていても胸が熱くなる。
いいよね。こういう展開。
そしてその再会は、この巻通してずっとシンが悩んでいたなぜ戦うのかという疑問への答えを与えることにもなるのだ。
一巻以来となるラストの再会場面が実にいい。
彼らの約束は果たされたのだ。
そして新たな約束が結ばれて、ここからは共に未来へ進んで行く。
その新たな展開に期待しよう。
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シン達、スピアヘッド戦隊が連邦軍として戦場で戦うのがメインの話。
兄を討ってから自分の道を探せないシンの苛立ちとそれをラストにほぐしたレーナのやり取りが良かった。
自分のやりたい事を見つけるのって難しいよなぁ。1人で悩まず他人を頼ることも必要と思える一冊でした。
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終盤は号泣。こういう展開には超弱いのでこの終盤を読めただけただ…フレデリカが非常に苦手な部類のキャラクターで、申し訳ないがフレデリカが出てくるところが作品の展開上多く、読み進めるのががかなり苦痛だった。こんな事思うのは自分だけだろうか、狙い過ぎてて好きになれない。そこだけは残念。
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共和国での地獄を抜け出したシン達を待っていたのは、
また地獄だった。
読んでいるとなんだか
ボトムズの予告のイメージと凄く重なってしまう…
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アニメがとても丁寧に作ってくれているから。
原作1巻を丁寧に描いてくれているから、
この3巻までをも丁寧に描いてほしくなりますね。
特にこの3巻の、
再開ではないけど再開な場面を
セリフを声で聞いてみたく、
あの場面を動く絵で見たくなりました。
私で読んだ感情ではない、
作者が望んでいる感情以上の、
監督の声優の感情が乗っかってくると、
どんな作品になるんだろう?
戦場だけど、すごく幻想的な感じな場面。
全編を通して戦闘のようで、
戦う場面も動くのはかっこいいけど、
やっぱりボーイミーツガールの場面は好きです。
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アニメに触発されて気持ちが昂ってるうちに感想を。
その強さゆえに死んだ仲間を連れて戦ってきたシンが、サンマグノリアでレーナに言った「忘れないでいてくれますか?」は多分本人にとってはめちゃくちゃ勇気を振り絞ってでた言葉ではなかったと思う。必ず死ぬと決まっている運命の中でたまたま出会った善良なハンドラーと、どうこうなりたいなんて未来は想像なんてしてなくて、決してノリとかそんなんではないけど、もしそうだったらいいなみたいな一瞬の弱音のような呟きだったと思う。
でも、偶然にも生き延びることができてしまって、想像もしていなかった真っ暗な未来の先を見ることはできなくて。いつか終わる、終わるまではやりきるそんな気持ちだったのに、急にいつまで続くか分からなくなったことで途方にくれてしまっていたんだろうな。
だから、そんな時に小さな一言をずっと大切に抱いて追って、連れて行ってくれたレーナはとんでもない救いだったと思う。それこそこの人さえいてくれればまだ進んでいけると思えるぐらいの眩しい希望。
お願いだから2人ずっと一緒にいてください。
こうゆう比翼連理みたいな重くて深い結びつき大好き。
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追いつきます、と言われ、追いつかれたその先に見てもらいたい景色があるのか。
もしそれが、見てほしい景色ではないのなら、見てほしい景色になるように頑張り続けるのは動機になるのだと思う。
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今自分の中でホットなので、お星さま最大です。
だって、やっぱり良いですよね>Boy Meets Girl。
良い歳したっていいんです。好きなものは好きなんじゃー!ということで。
2022年4冊目。
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共和国で迫害されていたシン達エイティシックスが連邦に移り住んでも意味を変えて別種の迫害が続く構図が描かれた前巻。その状況はこの3巻になっても変わらないのだけど、モルフォという人類共通の強敵が現れた事で軍内部での蔑視、世間からの憐憫は他所に置かれることになるね
その代わりに顔を出すのはエイティシックスが異邦人であり、戦いに赴く事に何の躊躇もなく、そしてその死を悲しむ者が本人達含めて居ない特殊性
モルフォ撃破の為に編み出された生還が限りなく不可能に近い特攻作戦。それに反対する者が直属の上司であるグレーテくらいしか居ない状況というのはあまりに物哀しいもの
また、エルンストとは別の形で庇護者として振る舞うグレーテもエイティシックスの理解者とまで成れていない点も哀しいね
グレーテはエイティシックスに寄り添おうと、彼らの理念を戦場に体現しようと努力している。けど連邦の理想や自分の信念を持って彼らに接する限りエイティシックスを理解なんて出来ないんだよね…
シン達も別に理解を求めているわけではないし、理解が可能とは思っていない。自分達に生還不可能な任務が宛てがわれたのも不満があるわけではない。でも、ここでセオが寂しさを感じたように自分達の道行の不確かさを嘆いた点は今後において変化させなければならないとの可能性を感じさせたよ
そうして始まった大規模作戦はエイティシックスを槍の穂先としつつも、共和国に無かった連邦の覚悟を示すものになるね
戦闘の中でもエイティシックスを侮蔑している点は変わらない。それでもエイティシックスこそモルフォを討滅すると信じ、そして国を守る為に命を懸けて戦っている
迫害の状況そのものは変わらなくても、その意味合いをほんの少し変えるかもしれないもの
一方でその辺りから際立ってくるのはエイティシックスにおけるシンエイ・ノウゼンの特殊性
エイティシックスは連邦の温もりに染まらず、軍部においても異次元の強さを見せた為に白眼視された。それはエイティシックスが連邦でも浮いた存在だった事を示している
けど、軍から離れてキリヤが宿るモルフォが近づくに連れ顕わになっていくのはエイティシックスの中でもシンが浮いた存在である事実だね
亡霊の声が聞こえ続け、エイティシックスの中でも別格の強さを持つ。何も叶えられずに死ぬ筈だったエイティシックスの中で唯一目的を遂げてしまったのに、仲間から願いを託され生き続ける事が至上命題となってしまった
そうしてシンだけが抱えてしまった孤独と空虚さは仲間と共有できないもの
それに似たものを共有できるとすればそれこそキリヤだけであり、キリヤを討ち倒した後のフレデリカだけ。だから最終決戦の場に存在したのもその三者のみという事になる
シンはキリヤを撃破した先に得られる何かを全く持たないしのに、モルフォを倒せる力を持っているというのは皮肉な話。そんなシンがキリヤとの戦いの中で望んでいたかもしれない唯一は死に場所か……
辿り着いた筈なのに何処にも辿り着けない。生き残ったのに生��ている気がしない
だからこそ絶望に包まれていたシンの前にあのレーナが辿り着いてくれた事に感動してしまう。この時、レーナは話し相手がシンと気付いていないから、その上で彼女が語る言葉はシンに対して格好つけるものではなく、彼女の信念として彼女の中枢に焼き付いているもの
なら、誰がそれを焼き付けたかといえばシンエイになるわけで
託されるばかりだったシンエイの前まで、唯一願いを託した相手が生きて辿り着いた。それは他の何よりもシンエイ・ノウゼンが未来へ辿り着いた証であり、生きている証となるわけだ
また、戦友には死を与える事しか出来なかった死神を前にして、シンが居たから生きていられたとレーナが断言したシーン等は本当に感動してしまいますよ……
モルフォを倒して人類が救われるわけではないし変わらずに不利のまま。希望は何処に有るとも知れぬ状況
それでもシンがようやく生きる理由や戦う理由を手にし、遂にレーナと対面を果たした。それらの誰にも侵されることのない事実はこの物語がとても尊いターニングポイントを迎えたのだと感じさせたね
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兄を討ち果たすという目的を達成してしまったシンは何のために戦うのか。
フレデリカの願いにより、彼女の騎士を倒そうとするも、果たしてその先には何があるのか。
失くしてしまった過去を取り戻そうとしないのは、自分たちの不完全さを目の当たりにしてしまうから。
未来を語れない自分に気づいてしまったから。
そして少年と少女は再び巡り合う。
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すごく良かった!
フレデリカの騎士,キリとシンが半分血が繋がってるのに驚いた
シンが諦めかけた時にレーナ率いるエイティシックス部隊が登場もいい!
シンはレーナのことをわかってその後のレーナへの質問もすがるような感じで…それに対するレーナの答えも最高…
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シリーズを忘れてそうなところから読み返そうと思い再読。
この小説版は数年前に読んでいて、アニメも1年前に見たので今回はオーディブル版で聞きました。
オーディブル版の凄いところは読み手が上手すぎるキャラクターモノマネをしてくれる点で、特に女性キャラの演じ分け(+セオ)が凄かったです。
声優乗り移ったかと思いました。
ギアーデ連邦に辿り着いたものの、敵レギオンの大行軍により再度戦うことになったシン達。
羊飼いとなってしまったキリオと対峙するシン、そしてフレデリカ。
キリオがフレデリカ守ったところ、本当に良かったし、シンとレーナが出会う所は泣けるし面白いしで何度見てもうるっと来ました。
個人的にはエルンストがこんな世界滅びればいいって言うところが格好良かったです。