紙の本
久々の赤色巨星
2018/05/03 09:13
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投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
地球の建設現場で実際に起きている問題は他の星においても起きる。日本人らしい宇宙土木建築ものといった読後感。
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難しそうなイメージが強くて今まではSFはあんまり読まなかったけど、これは一級のエンターテイメンでありもっと気軽にSFも読んでみようかと思った
個々の渋いストーリーもなかなか良いけど、視点が急に開けて俯瞰する感覚は爽快だった
ちょっとAIの扱いが今時ではない感じもあるけど十分楽しめた
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リアルの土木工事テイストと、SFの要素がいい具合に混ざり合っ……いや、どうかな。
SF要素よりリアル土木工事の要素のほうが強い。なんか普通に、土星とか木星で、建築資材積み上げて、工期の表とにらめっこしてそうな、作業着のおじさん浮かびました。技術者肌できまじめな、表情筋が動かなさそうな感じ。
わりと淡々としたテイストの、建築製造系のルポ本読んでるみたいな。
主人公も、脇役も、みんなモブっぽいのが妙な味を出してました。命の危険が迫っている状況で工期の伸びを気にするあたり、日本の技術者的。
個人的には、もっとSF寄りに、そしてストーリーを盛り上げてもらえたほうが好みですが。これはこれで。オリジナルでユニークな世界観を一つ見せてもらえるのは、おもしろい。前半のお話のほうが、独自性がくっきり出ていたように思いました。
AIの主任さんが好きです。