紙の本
マンネリ気味だが一気読みしてもうた
2018/01/30 00:11
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投稿者:イストコ・プッチ - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズは第1作目から好きで欠かさず読んでいます。
相変わらず面白い。
主人公のキャラクターの描写に磨きがかかってきたと思えます。
たぶんそれは岩楯刑事の目を通した描写が少し変わってきたことによるものかも。
岩楯刑事がより一層、主人公に信頼を寄せている感が見えます。
ただ、ちょっとマンネリ気味かなぁ・・・
今回は虫の生態だけではなく、タヌキの生態についての知識も真相究明に活用している点が今までとは違うが大きくは今までと同じストーリー。
今後はちょっと読者の予想を裏切る展開が欲しいなぁと。
でも面白いから次も買います。
電子書籍
西多摩
2024/01/25 14:03
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
西多摩でバラバラ殺人。村の父子家庭の一之瀬家と、犯罪者がいるという中丸家。不穏な村の閉鎖性か、なんだか、横溝正史かと思いましたが……。しかしやはり、現代版でした、科学的捜査もしっかり。
紙の本
気持ち悪い感情のみ残った。
2020/06/19 23:01
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投稿者:neige - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京都西多摩で、男性のバラバラ死体が発見される。
岩楯警部補は、山岳救助隊員の牛久とペアを組み捜査に加わった。
捜査会議で、司法解剖医が出した死亡推定月日に、法医昆虫学者の赤堀が異を唱えるが否定される。
他方、岩楯と牛久は仙谷村での聞き込みを始め、村で孤立する二つの世帯があることがわかる。
息子に犯罪歴があるという中丸家と、父子家庭の一之瀬家だ。──死後経過の謎と、村の怪しい住人たち。残りの遺体はどこに!【商品解説】
バラバラ遺体に大量のウジ。
精神異常者たち。
最後の最後まで誰にも感情移入できず。
真犯人を起訴できるかどうかも分からず、ただただ気持ち悪さだけが残った。
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大好評・警察ミステリーシリーズ最新作! 東京都西多摩の山中でバラバラ死体が発見された。すぐに捜査会議が開かれ、司法解剖医が死亡推定月日を発表する。だが、法医昆虫学者の赤堀がそれに反論。死後経過の謎が深まる。遺体のほかの部位はどこに!
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今回はあとからあとから新キャラが出てこず、ある意味村のような閉鎖的な物語。
なので途中で「犯人はこいつか?」と勘が働いた人も少なくないのでは?
誰も得をしないみんながみんな独りよがりの行為から成り立った今作の事件は、ただただ胸糞が悪い。この香水は「人間の死体を使った香水?!」とかそんな内容で間違いなく都市伝説になるでしょう。
そしてちづるの名付けた「メビウスの輪」。彼女が作中で言った意味だけで考えてよいのだろうか。もっと深い意味があるように思える。
香水の匂いについても「甘いような酸っぱいような」と描写され、「匂いが進化する」と言われる、
原材料の一つは腐臭によく似た芳香を持つランとのこと。
一ノ瀬俊太郎のための香水とのことだが、進化していく匂いは、正しく彼が気持ち悪い幼虫から美しい蝶へと変態したことを指すのだろう。
しかし、その美しさゆえに女性に纏わりつかれることは、腐肉に集るハエが重なる。
美しい彼と、その腐肉ランのインスピレーションが繋がったのか分からないが、皮肉なものだ。
自分の中の神を崇拝して、起きた惨事。
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東京都西多摩で、男性のバラバラ死体が発見される。岩楯警部補は、山岳救助隊員の牛久とペアを組み捜査に加わった。捜査会議で、司法解剖医が出した死亡推定月日に、法医昆虫学者の赤堀が異を唱えるが否定される。他方、岩楯と牛久は仙谷村での聞き込みを始め、村で孤立する二つの世帯があることがわかる。息子に犯罪歴があるという中丸家と、父子家庭の一之瀬家だ。──死後経過の謎と、村の怪しい住人たち。残りの遺体はどこに!
科学的な記述には驚かされるが、それ以外はありきたり。
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シリーズ第4弾は、昨年個人的に何度か訪れた西多摩地域が舞台でした。山の中を散策したことを思い出しながら、あの辺りで本作で描かれた陰惨な事件があった(本作はフィクションですが…)と妄想すると、背筋に冷たいものが走ります。
捜査の展開としては、少しずつ状況が明らかになっていくも終盤まで事件の真相に直結する証拠が発見されず、遅々とした進捗だったように思います。そのため、話の吸引力がやや欠けているように感じてしまいました。
しかし、終わり近くでようやくミバエの出どころが分かったあたりで急展開。真犯人の目的とその行為(惨殺したことではなく、あるモノを作り上げたこと)のグロテスクさ・おぞましさが半端なく、そのインパクトはかなり印象に残りました。
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法医昆虫学捜査官シリーズ第4弾
舞台は東京都西多摩で管轄の半分以上が山岳地帯。
遺体の状況はあまりにも残酷で 動機は哀しい怒りに満ち溢れ 証拠を残さないやり方は鮮やかで 推測される手口はあまりにも残忍だ。
読後は心がざわついたまま。
話の中から抜け出せない。
執拗な執念の末に出来た商品の製造の全てを公表した後、世界の反応はどうなってしまうんだろうと勝手に話が進んでいく。
司法解剖医と法医昆虫学者の見解に開きがあり、もちろん真っ向勝負。ブレない。虫の声を聞き逃すまいとする真っ直ぐな姿勢は本当に清々しい。
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赤堀さん相変わらずのいい味だしています。
トコジラミ・ミバエ・ウジ・虫・虫・虫の展開には
段々慣れてきたけれど。
今回のウジの雨粒からのウジシャワーにはぞわっとしました。
それにしても、今回、異常をきたした精神状態に陥った人が多すぎる。
香りに魅せられたちづるの正気と狂気の境目はどこなんでしょう。
ちょっと嗅いでみたいけど、メビウスの香水にはぞわぞわっ。
一之瀬くんの今後も気になるところである。
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ウジとハエにはかなり耐性ができたと思ってましたが…今回の量と群がり方は半端ないです!ハエを怖いと初めて思いました。今までの事件って、少なくとも殺す方にも殺される方にも、少しはその気持ちはわかるって、そうなる過程が理解できなくはなかったんですが、今回のは寒気と狂気ばかり感じて余り同情もできなかったかな。殺した相手のことを香料にしか思ってなくて、多分殺した認識もないんじゃないかなと。やっぱり怖い。登場人物がみんな一線を越えたような人ばかり。こういう人たちには何も通じないから裁きを受けさせるといっても…ね…。どうしようも無いのな。赤堀さん、死ななくてよかった。
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東京都西多摩でバラバラ死体が発見され、岩楯警部補は山岳救助隊員の牛久とペアを組み捜査に加わった。
捜査に協力する法医昆虫学者の赤堀涼子は、死体に付いたウジの生育状況から死亡推定日を割り出す。
しかしそれは司法解剖医が出した推定日と食い違っており、否定されてしまう──。
法医昆虫学捜査官シリーズ四作目。
今作も前作と同様に、死体に付いた虫のわずかな手掛りから事件の糸口を見出し、解決に導いていくという異色の警察サスペンスです。
ちょっぴりエキセントリックな言動で周囲を困惑させる赤堀ですが、まだ警察捜査方法として確立・信頼されていない法医昆虫学を認めてもらうために、地道で膨大な作業をこなし、仮説と検証を繰り返す様子には学者としての意地と底力を見せつけられたようで、感心しました。
一方で、岩楯警部補は現場の村で聞き込みを始めるわけですが、怪しい人物がいるものの終盤まで被害者の身元も犯行動機も特定できません。
そんな、捜査が遅々として進まない様子がリアルな臨場感を演出しており、迫力がありました。
いつものように岩楯と赤堀の掛け合いも楽しく、抜群の安定感でした。
また、終盤明らかになる、余人の想像を絶する苛烈な真相には思わず戦慄。
常人の理解を寄せつけない歪んだ欲望には、非道な世界への拒絶と愛する者への帰依を感じます。
一線を越えてしまった人間の狂気と執着をまざまざと見せつけられ、何とも言えない後味の悪さが残りました。
ただただ、面白かったです!
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グロテスクさと動機の酷さはシリーズ一。
殺人事件の犯人以外にも異常な住人は複数登場、閉鎖的な村特有の人間関係の鬱屈感と相まってなんとも嫌な感じ。
「理由はわからないけど、殺しの実行者は多分この人だろうな」ということ自体は割と早めに見当ついた、というか、「いかにも怪しい、白眼視されている人物ではなく、集団の中で一目置かれている人物が実は……」というパターン。
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法医昆虫学捜査官シリーズ第4弾。
東京西多摩の山中で、腐乱した男性のバラバラにされた腕が発見された。警視庁の岩楯警部補は、四日市署の警官で山岳救助隊員でもある牛久巡査長とコンビを組み捜査を始める。
毎回、岩楯と組むバディの所轄警官が楽しみの一つでもあるこのシリーズ、今回の牛久は山岳救助隊員だけあって肉体派、地元愛に溢れた熱血漢。ただ、結婚相手への理想が非現実的で子供じみていてなんだかな~。やっぱり、プロファイラー志望のメモ魔・ワニさんにはかなわない。
山間の村に隠されたよそ者への悪意と疑念、大量発生した蚊の謎、大雨の日にタクシーで訪れた男の正体・・・事件の背後にも目が離せない。
リケジョならぬウジジョ、フラジョ(腐乱女子)と呼ばれたいという赤堀の分析は今回も冴えわたり、解剖医の発表した死亡推定日に異を唱えそれを結果的に証明してみせる。
シリーズも4回目となり、蛆には慣れてきたところだけど今回の蛆の量は半端じゃない。山深く分け入った頭上から雨のような音をたてて蛆が降る、降る、降る・・・
このシリーズドラマ化してほしいけど、やっぱり実写化は無理だわ~( ゚Д゚)
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2020/2/21
そろそろ飽きるかと思ったけどとんでもない。
天才やな。
ここへ来てものすごい犯人像出してきた。
ゾッとしすぎて笑ってしまったわ。
無罪放免になるかもしれないけど大丈夫なん?今後どうなるん。
悪意を持って人に害をなすタイプじゃないけど悪意なく何でもやるから予測不能のヤバさよね。
んでそれ人間じゃないとアカンか?
美少年を浄化するためやったら人間じゃないとアカンのか。
でもそれじゃない浄化の仕方がいいよ。
壊れた人が壊れた人を治そうとするの怖いよ。
初めましての恐怖感やったように思う。
このシリーズ、岩楯刑事の名言も楽しみで。
今回は「幼稚な万能感に酔ってるんじゃねぇぞ」だね。
気持ち悪さを一言で表してる。素敵。
赤堀先生の奇行ハイライトはウジの雨だな。すごい。
そして前作の乾燥蟻はいまだに時々思い出して噴き出す。
日々に笑いをもたらしてくれて本当にありがとうと言いたい。
ウジやら腐乱死体やらできっと無理だけど実写化するなら岩楯刑事は江口洋介がよいと思うー。
赤堀先生はもうちょっと考える。
ボーンズやったんやから日本でもやってもいいやん。
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シリーズ第4作。一気読みした。このシリーズは外れないな。
今回の岩楯警部補の相棒は、よく通る良い声の山男、牛久刑事。通称ウシさん。声が良いって美味しい設定だと思うので、もうちょっと活かしてほしかったかも。
これまでの作品でもウジの湧いた腐乱死体の描写があったが、今回はバラバラ殺人ということもあって特に凄惨。犯人は途中から、消去法でなんとなく目星がついたんだけど、それでも真相には驚いた。