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最終巻。
読み始めるまで、あと1冊で全てをまとめ上げることができるのか不安だったが、やはりというか、余りに駆け足で、せめてもう1冊分位書き込んで欲しかった。
16翼将が戦いに倒れるシーンも1-2ページ足らず。16翼将が登場する度に、「今度はこの人が…」と思えて辛い。
ラストは16翼将を余りに殺しまくってしまったので、気持ち良くシリーズを終わらせたいという作者の願望の表れか?
蛇はエネルギー供給の窓口だったのだろうか?
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こんな終わりの書き方なら、もう1冊増やしても良かったと思う。特に最終章は安土・桃山時代を教科書で読んだ時のような脱力感。あとはアニメと漫画がせめて王都奪還までは製作されるのを祈るだけ。日本人キャストで実写映画化、舞台化はやめてほしい。
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マルヤム国王ギスカールと手を結んだヒルメス、魔将軍イルテリシュに率いられたチュルク軍、孔雀姫フィトナを押し立てたミスル軍、そして蛇王ザッハークと魔軍!! 難敵に包囲されたパルス国とアルスラーンの運命は!? 伝説的ベストセラー、堂々完結。
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この物語の完結を見る事ができたのは、良かったというべきでしょうけど、終わったというより、終わらせたといったところかもしれません。
最終章のエラムの話は、長年待ち続けていた読者に対する、作者からのせめてもの罪滅ぼしだったのか…
読む方も慣性で読んでると思いますが、長く書きすぎたのかも。第2部が必要だったかどうか、正直疑問です。
あと、せめて、この巻だけは、あとがきはつけて欲しかった。
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納得いく終わり方ではないけれど、マヴァール年代記とか銀英伝を読んでいるのでまぁこんなもんかなという感じです。
しかし、いま連載してるマンガでこれやるの?
1部で終わりにした方がいい気がするんですけど。
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一晩明けて、なんかいろいろ考えたけど、完結しただけマシだったと思うことにしよう……(´;ω;`)ウッ…
前の巻でナルサスとアルフリードが死んだ時点で、皆殺しの異名通り(笑)の展開なんだろうなと思ってはいた。(笑う所)
でも、あれだけの伏線をあと一冊で回収できるのかな、という不安はあったのは事実。まあ、的中だけども。一応回収したような形になってるけど、取ってつけたようなラストだよ、あんな片付け方ひどすぎない!? というキャラが多すぎる。冒頭30ページに満たない辺りで新アニメ版CV/羽多野(キャラの名前は伏せる)がお亡くなりになったので、ギャーってなりました。
生き残り組の扱いもひどい。最後のダイジェストで数行で片づけられたりするくらいなら、最終決戦で死んでも大差ないじゃん……。ってか、最終決戦が短すぎ。ここまで引っ張って、ラスボス弱すぎぃ!
まあ、完結しないでそのまま放置されるよりはマシだったということで、納得しておきます。
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さて、一年ほどカバンの中で寝かしてたのを、やっとこさっとこ読了
こりゃ、無いわ。投げ捨てにもほどかある。なんぞ、大病でもしたのか?ヤッパリ、ザッハーク出したのが失敗だったと思うんよ。
結局、マヴァール年代記を越えられなかったな。長ければ良いというわけじゃ無いわ。まぁ三十年間お疲れ様でした。
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前巻でナルサスとアルフリードが死んで、今回は最終巻だからどうなるのかと思ったら、こうなりましたか…
それに、ルクナバードがあんなに重要物だったとは思わなかったな。
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この物語が完結したこと自体を喜び、物語全体を評価したい。
さよならアルスラーン。
さよなら田中芳樹。
もうあの人にはかつてのストーリテラーとしての輝きはない。
最終巻でアレだけの登場人物が死ぬのだったら、そこに至るまでに、それぞれが何回死んでいるかわからない。最終巻のあり方を「歴史とはこういったもの」と片付けるならば、この結末までに辿り着いた過程はどうなの?と問いたい。計画的に登場人物を殺せない時点で既に物語を構成する力も、気力もないとしかいえない。
銀河英雄伝説のやり方はまだ納得できた。
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『アルスラーン戦記』ついに完結ー。
ずっとリアルタイムで読んできたファンにとっては、ようやく終わるのか、と感無量なのだろうか。
私はアニメから入って読み始めたので、そんなに待たされた感じはない。でも、自分も作者も生きているうちに物語のラストを見届けることが出来たのは、有難かった。
戦記物であり、皆殺しの作者の作品ということで、この展開はもう読む前から十分予測できたので、覚悟はしていたものの、数ページめくるたびに退場していく登場人物たちにため息の連続。敵も味方も、見事なまでに、あっさりと消えていく。
私が大好きなあの人もやはりそっちの運命を辿り、最初はおのれー!と思ったものの、冷静になってみると、キャラの性格上あの展開で生き残るわけもなく、納得してしまった。
闘いの果てに主要人物たちはほぼ一掃されてしまうけれど、誰が誰を討ち取ったか、という所はだいたい筋が通っているし、物語を盛り上げた人物にはそれ相応のふさわしい最期が描かれたようには思えるので、残念な余韻が思ったほどないのが不思議。
個人的には、蛇王ザッハークの存在がなくても面白かったんじゃないかと思うけれど、多少強引な蛇王の正体も設定としてはまぁそうするしかないか、という感じだし、ここまでの展開からすればうまく終わってくれたんじゃないか、と思ってしまう。
でも、30年この物語を見守り続けてきたファンの人からすれば、この完結にどういう想いを抱くのか、わからないけれどー。
文字にするとあっさりと読めてしまう英雄たちの最期のシーンを、アニメやマンガで見たいような、見たくないような・・・。
でも、見られるものなら、見たいかな。
そのへん、よろしくお願いします。
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第一巻の「王都炎上」を読んだのが,かれこれ四半世紀前。遅筆と何度,著者を罵ってしまったことか・・・。
結末は賛否両論ありそうだが,田中芳樹らしい結末だったと満足しようと思う。これほど魅力的なキャラが数多く生まれ,そして消えてゆく作品も珍しい。
あらすじ(背表紙より)
中世ペルシアによく似た異世界の英雄物語―。周囲を難敵に包囲され、パルス国は絶体絶命の窮地に追い込まれた。解放王アルスラーンはシンドゥラのラジェンドラ王とのある交渉をジャスワントに委ねる。その頃、パルス国内では、先王アンドラゴラスが生きているという流言が広がり始めていた。新マルヤム国王ギスカールと手を結んだヒルメス、魔将軍イルテリシュに率いられたチュルク軍、孔雀姫フィトナを押し立てたミスル軍、そしてついに復活した蛇王ザッハークと魔軍!!パルス軍に打つ手はあるのか?蛇王ザッハークを討つことができるのか!?伝説的ベストセラー、堂々完結。
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シリーズ全体としてはで読み終えて面白かった。複数の国が、たくさんの人々がそれぞれの思惑で、意思で動き、生きるドラマが読みごたえがあった。
でも後半、ちょっと駆け足だった。もう少し描きこんでほしかった。前半じっくりだったから余計に。
何より敵の設定がずっとしっくりこなかった。蛇王ザッハークに敵として、悪の恐ろしさや魅力や大きさが感じられなくて。作中で怖ろしい、登場人物たちが皆恐れを感じるという描写はあるが、読んでいて小者というか。
むしろザッハーク達、超常の敵が出てこない部分、1部までの方が面白かった。国同士の争い、利権の衝突、外交の部分が。いっそファンタジーっぽい設定は全部なしにして、人同士が覇権を目指して争う別世界の歴史ものにしてほしかった。ザッハーク達が何者であるかは、最終巻の最後でちらりと語られ、それを読んで、それなら、これまでの描き方がわからないでもないと納得したが、そのうえで、ザッハーク達なしで、歴史ものとして描いた方が面白い冒険譚になったように思ってしまう。
1部の国と国と覇権争いの歴史、狂信者から国を取り戻せるか、王とは血筋かがテーマであったころ、蛇王とかが伝説であったころの方が好き。
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たたみかけるようにして急いで終わった感が否めない。曖昧さはないので、あのひとどうなったっけ?は多分一人も発生していないけど、これだけの登場人物の決着を、ストーリー主軸と並行して一巻に収めるのはやっぱりきつい。
前巻までとのスピード感が違いすぎて違和感。
蛇王の成り立ちもかなりの説明口調でやりとりしただけだし、最終戦に至ってはあっけないの一言。
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高校生のころから追い初めて幾十年…
発行ペースが落ちてからは、期待と義理が半々のような気持ちで読み続けてきたので、最終巻もなかば生死確認のように淡々とページをめくっていたのですが、ラジェンドラへ報告のあたりから最後までは流石に感極まるものがありました。
駆け足ながらもいいたたみ方だったと思うだけに、2部の中弛み感、作者の筆の衰えなど今更だけど悔やまれる。物語の世界観にどっぷり浸るにはあまりにも完結まで長すぎた、作者も読者も歳をとりすぎてしまった…と遠い目になりつつ、長いあいだ本当にお疲れ様でした!
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納得のラスト…とは何なのか…?としばし考え、まあこれで良かったと思おう。兎にも角にも自分も作者も生きているうちに完結して良かった(笑)