どうか私を買ってください！ 侯爵様は押しかけ花嫁を溺愛する みんなのレビュー

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投稿者：にゃおにゃお　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ヒロインのリネットが天然でとても可愛いです。
性格も良く、働き者。
もちろん容姿も。
ヒーローのカイルは格好いいですが口下手で人嫌い。
そんな二人が出会い、徐々に距離を詰めていきます。
当て馬の従兄弟アーロンというのが出てきますけど、こんなに嫌な感じにしないで、二人の良き理解者で橋渡し役といった風にしたらもっと読後感が良かったように思います。
これじゃカイルの親を含めろくな身内が居ないみたいで、なんか救われない。
また、リネットの叔父もクソな感じでした。
エロは良くも悪くも普通でいいです。

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投稿者：wakana　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

父親を亡くした元男爵令嬢のヒロインは、家族3人を養いながら生活していましたが、母親に転地療養のためお金が必要になり、自分を売ることに。
と書くとなんか深刻な話のようですが、ヒロインの行動は突拍子もないし、さらに、最初に応対したヒーローが外面と違い実はお人好しであったことから、全く深刻な悲劇にならず話は進んでいきます。

ヒロインは働き者で苦労してきた娘。
ただ、年頃の娘にあるまじき部分で世間知らずで、天然。人の悪意を悪意ととらえず、スルー。言動がちょっと周りとズレてます。よくこれで今まで騙されずに生きてこれたなというレベルです。
でも、底抜けに前向きで明るいので、ヒーローは徐々にほだされていきます。
ヒーローは人嫌い設定ですが、冷酷なわけでも非道なわけでもないのです。むしろ、ヒロインに振り回されて翻弄されまくってる始末。割れ鍋に綴じ蓋な2人です。

特に悪どい悪者も波乱もなく、深く考えずに楽しんで読むにはいい作品です。