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ーーー血と愛以外の何かでつながれるものがあるとしたらなんだろう。ーーー
語弊を恐れず一言で本書を表現すると、とても個人的な本(良くも悪くも)。
あっという間に読んでしまった。
おかあさん、好きな人、元夫、家族になれなかった人たち、家族だった人たち、今の夫、家族って何、新しい家族の形を模索した一冊だった。
家族に苦しむひとはきっとたくさんいる。
本書はその気持にそっと寄り添ってくれる。
誰かと生活をしながら幸せになりたい。
その希望が書かれている。
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ものすごくよくわかる。母から離れてどんどん遠くに行きたい、そうしないと自分の人生を生きられない、という気持ち。わたしもそうだった。母はわたしを縛りつけようとしていた。わたしは自由になりたかった。
フェミニストのことが出てくる。わたしは大学生のころ相当なフェミニストかぶれで、その後就職してからは、男と女は同じでなければならないという考え方は間違っていたかなと思うようにもなったのだけど(まったく違う生き物という面もあるので)、誰もが生きやすい社会を求める考え方だとするならば、やっぱりわたしはフェミニストだなと思う。
離婚して再婚して、今はカナダに住んでおられるそうで、カナダの恋愛や結婚、家族のことも書かれていて興味深かった。離婚率が50%くらいで、ゆえに変な目で見られるようなことは全くないことなど。
非常に個人的だけど、家族や愛のことについて考えるきっかけを与えてくれる良い本。
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こういった本が
出版される世の中であることが嬉しい。
自由なんだなーと思う。
みんな、言いたいことは言えばいい。
この作品を生み出してくださって
ありがとうございます。
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好意的なレビューが多いけど、私は読んでいてとても不愉快だった。何が不愉快なのかわからないけど、好きではなかったです。
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「愛と家事を切り離したい」という言葉はとても刺さる。
「逃げ恥」もそうかもしれないし、植本一子さんの「かなわない」もそうかもしれないけど、愛と家事の関係を切り離したくて、でもうまく切り離せなくて、模索している。
日本にいると、そうしたことはとてもウェットな感情で語られるし、そうした感情は嫌いじゃない。でも、あたらしい家族のかたちを探して築こうとしている人も増えていると思う。一人でも、二人でも、パートナーどうしそれぞれ恋人を作っていたとしても、全くの他人と住んでいても、いろんな状況でそれを「家族」と呼ぶことはできるし、いろんな形があっていい。
愛と家事を切り離した先にある「自由」に、皆あこがれを抱いていて、でもまだそこまで吹っ切れない感じが今の世の中じゃないだろうか?
淡々としながらもどこか後ろめたいようなそんな感情も相まみえる文章を読んでいて、そんなことを思った。
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育った環境、親の思いなどで作られた理想の鋳型にはめ込もうとするから、期待したり、うまく行かないと悔やんだりする。
互いの輪郭は違って当たり前、その輪郭を日々伸びたりのりさせて、夫婦の形を作っていく
好きなことを毎日楽しく良いことばかりが愛ではない。
憎んだり慈しみあったり、すでにいない人の記憶を心の中にいっぱいになるのも、一時の熱情で結び付くのも愛のひとつの形
家族の概念は自分達で更新する
周りとは違う基準だっていい
伝統、常識、過去のやり方ではなく
これから
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こういう、わたしも悪いのよ、悪いんだけど、といいながら人の文句ばっかりゆう人きらいです。すみません。60ページくらい読んで不愉快すぎて一度本閉じました。最後に、自分の人生を人のせいにして文句ばかりゆうのはやめたい、と、自らおっしゃっていたので星1つだけつけます。
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母親って何だろう。親って何だろう。
子供の役割はなんだろうと考えながら、私は逃げた。落ち着いた場所へ。
けど、そこについても逃げてきたという罪悪感は捨てられなかった。親と子。家族という形や望まれるもの。
私が体験したものや考えたものはまだ消化できずに心の中でくすぶって言葉にできない。
けど、子供にだけは同じ思いやしがらみを与えたくない。律していかなければと改めて思った。
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1982年生まれの30代の女性が書いた文章だとは思わなかった。いや、文章が大人びてるというわけではなく、赤裸々な半生とそれをものすごく淡々と冷静に見てるように思ったから。でも時々見せるあどけなさ、不安定さを感じ、そこでやっと著者の年齢が気になった。
30代って、強がってたい年頃なんじゃないかと思う。でも、弱さとものすごく向き合ってるというのかなぁ、弱いのは悪いことじゃない!って思わせてくれた。
そして、私は悪くなかった。良くもなかったけど、不器用に生きるのが人間なんだ。だから、私は私のままでいいのだ、と思えた。
図書室で借りて読んだけど、手元に置いておきたいと思う。
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言葉がしっかり歩いている。止まらず、浮足立たず。アメリカではなく、カナダを見た人。凝視するのではなく、目をそらすのでもなく、向き合って、でも決めつけない。現在進行形の。
背筋が伸びているというのとも違う、現実感。地に足がついた言葉。
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さらさらっと流し読みですぐ読めた。
真ん中はめんどうな個人の頭の中そのままのようで流してしまったけど最初の文は好きだったし後ろの方の文はふむ、と読めだ。