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紙の本
現代社会において重視される「学歴」の正体を解き明かしてくれる書です!
2020/05/28 11:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、私たちの人生において大事な時、例えば進学や結婚、就職といった際にまとわりついてくる学歴について、その正体を暴くことを目指した一冊です。日本社会では、学歴がどうしても重視されるのですが、それはなぜなのでしょうか?同書では、そういった点を分かりやすく教えてくれます。同書では、「第1章 学歴の成り立ちを知る」、「第2章 大学で何を学ぶべきか」、「第3章 どの大学へ行けばよいのか」、「第4章 男女別学か、男女共学か」、「第5章 世界の学歴事情から学ぶ」となっており、現代社会の学歴重視構造などがよく分かります。
紙の本
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2020/10/11 09:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
学歴というテーマに比較的硬めに取り組んでいる印象を受ける。もちろん賛同できる部分と同意しかねる部分がある。
まず前者について、“アリストテレスを知っていても、グラフは作れない”(p62)とあるのは、現在の大学に対して突き刺さる標語ではないか。特に文系の大学は、大学での学問が役に立たないと社会から認知されている。実際に文系における就活の場では、学生時代の話について、大学で学んだ学問などではなく、サークルやバイトなどの課外活動のことばかりが重視される。これは大学での学問に対して企業が役立たないという事実を突き付けていることに他ならない。さらに文系の大学院を出ると、就職は困難になることもこの事実を補強するものだ。教養教育などといって理想ばかり高くても、社会が文系の大学における学問にnoといっている。この事実を大学はもっとしっかりと受け止めるべきであろう。
一方後者について、公立中学などの雑多な人種がいる環境を推奨しているのは危険ではないだろうか。公立中学も地域により様々であろうが、そこでの人間関係が将来に対して大きなマイナスとなり得るのだ。イジメと軽く呼ばれている犯罪行為が横行し、さらに万引きという名の窃盗を強要するケースだってあるだろう。公立中学における犯罪へのリスクはもっと重視すべきだ。著者がどのような中学生活を送ったかは知らないが、酷いところは本当に酷い。私立中学には安全という商品価値がしっかりあるのだ。
日本においては、学歴(本書の言葉では学校歴)の重要性が低下してきている。差別だなどと騒ぎ立てられる面もその一因だろう。入学まで頑張ったという実績を汲んでいては差別と呼ばれるのはおかしいだろう。さらに大学で勉強しないなどというのも、前述のとおり、文系の学問が役立たないからだ。本書では最近の学生は出席率が上昇しているとあるが、これは学生の主体性のなさの表れとされることもある。すなわち、とりあえず授業に出てみるという消極的態度だということだ。偏差値を重視すべきでないという論調には同意するが、それは大学入試における推薦比率の高まりなどにより、偏差値を操作することが可能になったからだ。理系はともかく、文系はもう少し大学の在り方を見直すべきなのだろう。
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