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紙の本

行き着くところは戦争

2019/07/04 21:26

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る

『戦前日本のポピュリズム』を読みました。
日比谷焼き打ち事件が太平洋戦争への出発点だと思っていたし、最近の選挙情勢を見ていると、ポピュリズムという概念はとても気になることだったから、読む気になったのです。
政党間の争いと、無責任なマスメディアの動きをくわしく書いてあって、腹立たしいことがたくさん。
でも、過去のことと言っていられません。
「おわりに」にある「戦前の二度目のポピュリズムのまま、われわれは現代に至っていると言えるかもしれない。」という部分を読むと、空恐ろしくなります。
なぜなら、その行き着くところは戦争しかないのですから。

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