紙の本
久しぶりに「全然合わない本」に出会いました
2018/07/17 15:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Hdylw? - この投稿者のレビュー一覧を見る
4つの連作短編集から成る作品でしたが(これも長編だと思っていたのでがっかり)、1話目で読むのを止めてしまいました。
最初の数ページを読んで「あ、これダメだ・・・」と脳が拒否反応。
書評レビューを見てみると、「軽め」とか「ライト」という印象を書いている方が結構見受けられましたが、確かに冒頭から自分のドッペルゲンガーが現れるあたり、なかなか突飛な設定だな~と。
話の進むテンポや登場人物たちのキャラ設定、オーパーツに関するうんちくの部分なんかもどうにも合わなかったなぁ~。
そういえば、著者はてっきり女性かと思いましたが、26歳のスポーツマンのような男性で意外でした。
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タイトルからするとどんなトンデモ本よ! と思うでしょ? でも実はガチガチの物理トリック&ユーモアミステリ連作集なのだーwwww
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サクサク読めた。面白かった。オーパーツのせいか、古めかしい感じが王道ぽくって好き。このコンビでもっと読みたい。
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OパーツをKeyとしながらの連作短編。
のっけから瓜二つの姿のホームズとワトソン役の大学生が知り合うシーンから始まるが、文章が粗い。
キャラに個性を与えたいのは分かるが、変人と個性は違う。
日本の、それも特に若手が書く小説は妙にキャラを変人にする傾向があって辟易する。内容さえしっかりしていれば普通のキャラでも十分楽しめるのに。
短編集ではあるが、毎回密室トリックに挑む姿勢は評価できるし、謎は魅力的でよく考えてある。オーパーツの蘊蓄も魅力あるガジェットの一つと評価できるが、恐竜のエピソードなどは描写が過ぎて全く退屈。
短編であれだけ紙面を割くのはどうだろうか?
まだ、作者が若いせいかセリフやキャラ設定に粗さが目立つが反面トリックは魅力的なので今後に期待。
(まあコメディ調推理物とすれば良いのかもしれないが、作者がそこを狙ってるとは思えないし…)
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2018年『このミス』大賞受賞作。大学生・鳳と瓜二つの男・古城がオーパーツにからんだ殺人事件を解く。二人の会話でテンポ良く進んだけれど、なんだかな、全体的に内容が漫画のストーリーみたいに感じた。シリーズ化してもいいかもね。軽く読めました。
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オーパーツに興味があったので読んでみたけれど、すごくアニメっぽかった。荒唐無稽で現実離れしているし、登場人物のいちいち面倒くさい大仰な感じも付いていけない。小中学生向け?
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2018014
このミステリーがすごいの2018年の受賞作品。オーパーツ鑑定士の古城とただの大学生の鳳はドッペルゲンガーの様に瓜二つの外見。そのふたりがオーパーツ絡みの事件に巻き込まれてという物理ミステリー。
ふたりの関係としては「謎解きはディナーの後に」にの主人公と執事の会話の雰囲気に似ているかもしれません。ふたりの軽いのりの会話とかは嫌いではないですが、謎解きとしては無理がある話もあったりです。
オーパーツの蘊蓄話や謎解きはディナーの後にのようなイメージが好きなひとは楽しめるかなと思います。
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ドッペルゲンガーってなんだか美味しそうだなーって思いながらも平凡な学生だった日常がドッペルゲンガーによって良くも悪くも打ち破られてでもそんな相棒と面白おかしく事件の謎を解いていく様は至極痛快でした。
独立した4つのストーリーかと思いきや最初の3つのストーリーで撒いた布石を4つめで上手く回収しにかかるその手法は新人としては天晴れでした。このミス大賞受賞作。
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良くあるコンビものではあるのだろうけど、私は好みの二人だったかな。
瓜二つの顔を持つ人がこんなに近くにいるって言うのは、こういう中でしか体験できない出来事ではあると思うが。
短編集だったけど、1章の長さは2章分くらいあるともっと読み応えがあったかな。
事件発生からの経過がカットされたようになってしまうのが勿体なく、肝心な推理にリアリティーが足りないようになっちゃうのがね。
後半2章は、説明が長くて繋がりに欠けたようにも感じた。
エピローグでこの二人が何かの渦に巻き込まれた風で終わったが、続編があるならば、1冊1本の話で読んでみたい!
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第16回このミス大賞受賞作。
ミステリー的には驚くほどのどんでん返しはないけれど、コンビの会話や脇キャラのお姉さんがいい味を出していて、オーパーツをキーワードにする着目点も面白かったです。
4つの短編の連作集でもあり、最後の章のためにその前の三つの事件があった作りとも言え、とても新人とは思えないうまさでした。
本作は日本が舞台でしたが、シリーズ化されたら海外も舞台になりそうで、長編を期待したいと思います。
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構成は本格ミステリだが、かなりライト。
実際のオーパーツの紹介もしているので、検索して写真を見ながら読むと面白い。
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このミス大賞を取った短編集。
人物設定もトリックもケレン味たっぷり。突き抜けているので、ある意味清々しい。
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久しぶりに面白くない作品を読んだ。「このミス」はいつからラノベ選考会になったのだろう。
オーパーツを活かせてはいないし、マンガ的登場人物たち。
テンポが良いを通り越して、物語に入りこむ前に振り落とされる。
探偵八雲人が死んでいるのに随分と不謹慎。
最終章そしてエピローグがよく分からない。
双子でないことがバレて逃げ出す。何故そこで敵対意識を持った?
エピローグは次回に繋がる黒幕がいるような、いないような?
自壊を臭わせるのは良いが、本作で消化不足になっているので、NG
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2018年『このミス』大賞受賞作。
オーパーツ鑑定士、古城と鳳が身内まで見間違うほどに瓜二つ、など諸々の設定が必要なのだろうか?
もう少し展開を変えれば面白くなるのかもしれないけど、本作では何が言いたいのか。。残念
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第16回このミス大賞受賞作「十三髑髏 水無原崇也」の改題、改稿
オーパーツ則ち Out Of Place ARTifactS とは年代的におかしい遺物のことのようで、水晶細工の髑髏、黄金のスペースシャトル、絶滅したはずの中生代にいた生きた化石の鳥の剥製、巨石庭園を巡って起きる4話の密室殺人事件のトリックを、主人公鳳水月と瓜二つの大学生であり「オーパーツ鑑定士」古城深夜が解決し、その姉で警視庁のキャリア刑事まひるが登場するアクションもある。
選評によればメフィスト賞系の作品とのことだが、人物や心理の描写が今ひとつかな。