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<目次>
はじめに 元号(年号)とは何か
第1章 漢字文化圏の暦と年号
第2章 律令国家の成立と年号
第3章 平安朝史の展開と年号
第4章 中世に揺れ動いた年号
第5章 近世にも生き続けた年号
第6章 近代に確立した「一世一元」
第7章 戦後史上の「元号問題」
第8章 「平成」の改元と次の年号
あとがき 国際社会の紀年法
<内容>
来年4月、現天皇が退位する。それに備えて、年号(元号)の歴史的知識をまとめたもの。基本点はきちんと書かれているので、日本の年号についてよくわかる。巻末の元号資料も充実!
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年号、天皇等の研究の第一人者・京都産業大学名誉教授の所 功氏、元号決定のメカニズムをわかりやすく解説している貴重な一冊。
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日本の元号について成り立ちふくめて歴史を解説する本。
国内的には「大化」から始まる元号。現在の「平成」まで続いています。
法律で決まっているので一天皇、一元号が使われていくことになります。
今更やめるものでもないし、次の元号も楽しみにしているのですが、いろいろなシステムへの影響を考えると早めに好評いただきたいなあと思います。
せっかく天皇陛下が社会的な影響を考慮して準備をする時間を用意してくれたのになあと思います。
(以上、ブログ全文です。)
ブログはこちら
http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/5368543.html
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平成から天皇の代替りにより次の年号が興味を集めている中で大化・白雉に始まり、天皇の代替り、天変地異からの新規巻き直し、そして甲子・辛酉の革命の年に改暦が行われてきたという経緯から始まり、一世一元への移行、大正・昭和・平成への代替りに関する逸話の数々。そもそも中国でも漢の武帝の建元が最初とは考えたこともなかった。そして1979年の年号法の成立に至るまでの政治背景など…。さまざまな角度からの元号の説明は興味が尽きなかった。白鳳という年号がなかった(実は白雉しか存在しない!)とは気がつかなかったし、大正はベトナムにあった莫国で使われた実績(1530~1540年)があった、など興味深いお話だった。また戦後すぐには元号についてGHQは「年を数えるについての権威として天皇を扱うことは新憲法の建前から好ましくない」との立場だったとのこと。しかし西暦はキリスト教以外の人には受け入れられないとの日本側の考え方があったとのこと。中国は西暦を用い、台湾は辛亥革命以来の中華歴を用いているとは面白い。そのため、今や世界で唯一の元号が残る国・日本。これは日本古来の伝統として誇るべきことなのか、中国・韓国・ベトナムのように元号を廃止した国は伝統を捨てたといえるのか?韓国に至っては新羅が650年には独自の暦を廃止しているという。代替りの混乱、そして金銭的な負担は今の問題だけでなく、過去にも資金がないために改元をあきらめたことがあったとは、実に面白い!
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この本は元号の歴史を知るのにオススメの本です。
古代、中世、近世、現代と時代を区切って元号にまつわる話をまとめています。
元号を通して皇室の長い歴史を垣間見ることができました。
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文字通り元号について書いた本。
元号が日本史において大きな役割を担っていたことを知ることができた。