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シリーズ第5弾。
宗教象徴学者・ラングドンがかつての教え子である未来学者・カーシュが人類の最大の謎に迫る発表を行うと言うことで、スペインを訪れる。
しかし、発表の最中にカーシュが殺害されてしまう。
果たして、カーシュが全世界に発信したかったことは何だったのか?カーシュの意思を受け、AIのウィンストンの力を借りながら、謎に迫って行く。
宗教とAI。一見相反するものを繋いだ今作は今までの宗教間の争いよりは、ストーリー的には読みやすい。
しかし、今作では今までに多く使われていたミスリードも少なく、カーシュが導いていた結論も結構前に分かってしまった。
難解な用語も少ないけど、今までの作品に比べると、あまり読み応えがないのが、イマイチ…ネタ切れなのかぁ…
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味方によってはとても恐い話だなぁと思った。
AIに支配されるなんてことは無いと言う見解もあるけど、ウィンストンみたいなの出来ちゃったら先を読んだ結果、人間の判断はいりませんって結論出しちゃうかもしれないもんなぁ。
聖職者がみんなベーニャみたいな人だったら、もっと世界は平和だろうになぁ。
とにかくものすごーくスペインに行きたくなった!!
ザグラダファミリアに行きたい!!
しかしラングドンってホント良く生きてるよなぁ(笑)。
結局怪我は何ともなかったってことで良いのかな??
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面白かった。けど、日本ていうのはダン・ブラウン書くところの「世界」には含まれていないんだということを強く感じた。彼が描く「世界」はあくまでもキリスト・ユダヤ・イスラム教の世界たる西欧社会であって、無宗教である(無神論者ではなく)日本人としては違和感を感じることが多かった。お話の土台が一神教の皆さんの世界なので、いまいちノレないというか…
あと、スペイン王家がこんな風に描かれていることにビックリ!許されるんだーって思った。
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すべてAIが作ったシナリオだったということですね。
本作は毎度ある刺客とのやりあいがほとんどありませんでした。
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ビルバオのグッゲンハイム美術館から始まるスペイン旅行だと思って読んだ方が楽しいかと思います。テーマである宗教の未来と人工知能や進化論との対抗はあまり深いものとは思えませんでした。
むしろ、ビルバオを出たと思ったら、スペインの信じがたいほど大きな王宮エル・エスコリアル(行ったことありませんが)やその北にあるスペインの黒歴史の最たるものと言っていい戦没者の谷が出てきて、一方で主人公のラングドンはバルセロナ巡り。ガウディの建築、カサ・ミラやサグラダ・ファミリア、やがてバルセロナ・スーパーコンピュータィング・センター(実在しているのはグーグルマップでわかります)へ。
さっさと映画化してもらえるとスペイン観光が出来そうな感じ。普通には入れそうもないところも見せてもらえそう...そんなことばかり考えてしまいます。
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やっと図書館から下巻が届き、一気に読んでしまいました。
カーシュのプレゼンでの未来像は、昨今色んなところで言われていることなので、ありえる事だと思いました。
AIの進歩による希望と危惧・・。
ウィンストンは、“ユーモア”よりも先に学習すべき事があったようですね。
終盤の真相解明部分や、伏線の回収がちょっと雑な感じがしないでもないですが、やっぱり ダン・ブラウンってすごいなぁと思わせる一冊で、充分楽しませていただきました。
もし映画化されたら、是非観に行きたいです。
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これまでのラングドンシリーズの中では、このオリジンはエピソードや地理、登場人物などがコンパクトにまとまっていて、読み進めるのがラクだった。
上巻で壮大にネタ振りした割には、下巻が、、という印象だけど、決してつまらないとかじゃない。実は今回は上巻のかなり早い段階で、黒幕がわかってしまったので、その前提で読み進めたのだけど、たぶん作者もそれを意図しているフシがあったように思える。つまりは、今回は黒幕が誰かってことより、エドモンド・カーシュの発見が何なのかがすべてだったように思う。
で、その発見がネタ振りの壮大さに比べて、、って印象だったというわけだ。でも、話の展開は、最近の2冊の強引さに比べて、とてもよくできていたと思うから、読んで損なしです。
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ゾッとした。
一番感じたのはこの気持ち。
カーシュが見つけた人間が進化していく未来と言うのが、変にリアルで否定できないことにゾッとした。人間は確かにゆくゆく未来で滅びるのだろうと漠然とは思っていても、まさか人工知能に取って代わられる日が、しかも凄く近い未来でくるなんて思いもしなかった分ゾッとする気持ちが大きかった。
でも否定的すぎる未来を見るのではなく、人工知能にも良い所があって、人が生きていく上で良い方向に助けてもらえればもっと素敵な未来に繋がるのかも。と言う希望も芽生えた…芽生えはしたけど最後のウィンストン…心がないとはこう言うことかと痛感。人工知能を使うにも使って良い所悪い所の線引きをしっかりしないと、もうこの先の未来誰を信用して良いやらと言う事態になると思う。
科学はこれからもどんどん進化いくのは絶対。
でも、だからと言って宗教を完全に否定することもない。互いを尊重しあって共存し、良い未来を作っていこうと言う気持ちを持ち続ける事が大事なんだと思った。
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ングドンシリーズ第5弾の下巻。
ラングドンの追いかける謎はパスワードのみという地味なものですが、その割にはバルセロナ中を逃避行するので名所案内として面白いです。
一方、読者の追いかけるミステリーは人類の起源と行き先と真犯人です。
起源は驚愕するものではなかったですし、真犯人も想定内でした。
唯一、実行犯の行動で腑に落ちないものがありましたが説明があって満足です。
人類の行き先についてはイメージしきれない説明でしたが、滅亡よりも進化するという希望は信じたいと思います。
スペインは30年ほど前にマドリードとバルセロナを旅行しましたが、マドリードは舞台にならなかったもののバルセロナの舞台は、サグラダ・ファミリア、ムンジュイックの丘(自分はミロ美術館に行きました)、グエル邸など懐かしく思い出しました。
サグラダ・ファミリアは30年前の記憶ですが建築が進んでいるのでまた見に行きたいと思いました。
で、最後の感想は登場人物たちは釈迦の手の上で踊っていたように思います。
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全世界待望のラングドンシリーズ5作目の下巻!
相変わらず、一気読みの面白さだった。
しかし、ダン・ブラウンの本は後半突然、すごーく難しくなったりするんだよね。
私の頭の回転が遅いから、なかなか理解ができない所もあったり。
*
今から読む人も多いと思うので、ネタバレ避けたいので、ほぼ何も書けないんだけど(^v^;)
このシリーズ好きな人は、陰謀論とかそういうの大好きだと思うんだけど。
とりあえずあれだ…今回は、信じるか信じないかは…あなた次第です!って感じだった 笑
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やってきました。下巻。
バルセロナのカサ・ミラに住んでいたエドモントの部屋に入り込み、パスワードを探します。
ほんとにラングトン教授は専門外のものであっても造詣が深くていらっしゃる。
そしていつものごとく世界遺産級の建築物の内部で大暴れ。
今回はサグラダ・ファミリア。ええんかいな。
サグラダ・ファミリアの写真も親切に掲載されてはいますが、スマホ片手に気になる場所の描写はすべて検索。「おぉーーー、なるほどなー」となります。オススメ。
ガウディいいですよね。光の中で暗闇の中で堪能したいものです。
なんだかんだで、大団円。(予定調和)
テクノロジーと人間のかかわりって。
AIは人間だと時間がかかることを秒でやってのける。
といってもあくまでも設計するのは人間だから、限界はきっとある。
プログラムさえ組んでおけば期待通りの動きをするのか。
プログラム通りの動きはするから答えは○。
ただし、それが設計者の期待通りかどうかは・・・・????
これこそ”ネ申のみぞ知る”と言ったところでしょうか。
後半はおもしろくもあったけど、いろんなことを考える余地を与えてくれるつくりになっています。それが楽しかったです。
大団円でオシマイーじゃないところがいつもと違ったかも。
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謎解きが終わってカーシュのプレゼンが公開される。そして最後にカーシュ暗殺の黒幕がウィンストンであることやバルデスピーノとスペイン国王の関係なども明かされる。
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我々はどこから来たのか?どこへ行くのかという問いに対する答えがピンと来なかった。グッゲンハイム美術館やガウディ蘊蓄は楽しかった。
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悪の正体がわからないまま、発表される驚くべき人間の問題が何なのか焦らされ続けて…
いつもながら、いつも以上!に衝撃的な結末。
「まさか!」でした。
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ラングドン・シリーズ最新作。今回のテーマは人類の「起源」と「運命」のふたつ。そして作中の謎は、カーシュの「発見の中身」と「黒幕の正体」という二点。例によって、ラングドンが追っ手から逃れながら真相を解明しようとする展開の繰り返し。
著名な画家、建築家、詩人を謎解きに絡ませ、スペインの有名な建造物の描写がそれに加わるというドラマティックなストーリーは、映像化を意識したとしか思えない。まさに「ザ・エンタメ!!」(笑
科学VS宗教の構図をことさら強調する展開は、下巻になるとさすがにげんなり。それぞれの側の主張がデフォルメされ、微かなバカミスの香りと共に訪れるクライマックスの拍子抜けたるや完全に腰砕け。カーシュが成しえたのは「映像化」──これがミソ。ノストラダムス同様、一見それらしく聞こえるが、たらればを要する説の信憑性は結局グレーのまま。黒幕の正体も消去法でいけば予測可能。もっとブラックなオチでも良かったかも。いよいよ科学に手を拡げてきたかーという感じでネタ切れ感は否めない。スペインいいよね、行ってみたーい。