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分野によって濃淡があり、読解に行間を読む必要はあるが、全体を網羅した良書。
特に汚染規制法制は理論化されていて参考になる。コラムが示唆に富む。
・「環境」とは?定義されず、時代によって変遷
→自然(人間のまわりの全て)+人為的介入
→アプローチをモノからコト(人と自然の関係性)に変えるべき?
・環境基本法→新たな施策手段:環境影響評価、経済的手法
・環境基本計画→環境基本法の概念拡張
・自主的取組の推進を法制化できるか?
→ベストミックス
・地球益と国益の共通性理論:二重の独楽理論
↔︎説明できないもの(途上国環境汚染、上下流域)
→法政策のアプローチはあるか?
・厳罰より社会的圧力?
・自動車排ガス規制
→保有規制×、走行制限×、地域限定×、流入規制×
→車種規制
→その後の改正で上施策含めて強化
→地球温暖化対策を含めた対策の強化は?
・命令管理方式→記録ダイエット型法制
→データ利用性を向上させることで、より効果的な自律性を高めることはできるか?
・汚染者負担の原則=公費負担禁止原則でよいか?
・省エネルギー基準→代エネ、非エネ起CO2が入らない
◯リサイクル各法の構造分類
①リサイクルループ構築法:容器、家電、自動車
②部分慫慂法:資源有効利用促進法、食品、建設、小型家電
・AIに権利を考えること→自然分野の議論参考?
・環境影響評価法の制定の過程で大規模インフラ整備は一巡
→今後迎えるインフラ老朽化対策時に留意すべきことは?