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電子書籍
古典的な構成だけど、衝撃的かつ緻密な謎のパズル
2019/01/30 08:10
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品は古き良き横浜馬車道時代の御手洗潔が探偵として活躍するエピソードですが、彼の登場は大分後で、それまでに盆栽作家の不幸な生涯と自殺、彼の盆栽作品を買い取った女優の発病と転落と自殺、その女優の形見として盆栽を引き受けると申し出た映画館長の死亡、そして女優の邸宅の処分を行った関係で盆栽も一時的に預かり、屋上をその盆栽でいっぱいにした銀行で行員が次々と屋上から飛び降りる経緯、さらにその屋上の話とどうつながるのか分からない「苦行者」と「サンタクロース」の断片的エピソードが交代で挿入され、不思議なパズルのピースが散りばめられていきます。
最初は何のホラーか(呪いの盆栽?!)と思いましたが、そういうことはなくて、すべてに合理的な理由があることを御手洗潔が例によって超人的な洞察力で解明するストーリー展開です。古典的と言えば古典的ですが、「自分は絶対自殺なんかしない」と言ってたそのすぐ後で屋上からドーンと飛び降りてしまう展開が衝撃的であり、またバラバラのピースが最後にぴったりと嵌って全体像が立ち現われて来る緻密さは圧巻です。まあ、実際問題として物理的にそういうことがあるのかどうか若干首をかしげざるを得ない部分も無きにしも非ずでしたが、面白く読めました。
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読者への挑戦と言われても
2018/05/02 22:55
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投稿者:たまちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに島田荘司氏の小説を読みました。斜め屋敷などワクワクしながら読んだ時期もありましたが、本作にはがっかりです。屋上を取り囲む建物や看板、窓などの見取り図も提示せずに、「読者への挑戦」と言われても…。トイレに窓があるなんてどこに書いてるの?こんなことで4人が同じように屋上から墜落するか?
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