紙の本
まひるまの星
2019/09/26 00:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミミアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ5弾。4弾から続けて読んだので、紅雲町にそのまま居る。頑張ってお店を営み店のディスプレイをお洒落に変えている様子と、店の外の出来事のギャップが物語になっていて心がざわめく。
投稿元:
レビューを見る
久しぶりにお草さんを読んだ。
短編の連作。今回はとても重い話。
でも人とも繋がりが爽やかに描かれていました。
清子さんとのわだかまりも解けてよかった。
投稿元:
レビューを見る
【五十万部突破の人気シリーズ第五弾!】珈琲豆と和食器の店「小蔵屋」を営む草は、山車蔵の移設問題を考えるうちに町が隠し続けてきた“闇”に気づき、行動を起こすが――。
投稿元:
レビューを見る
シリーズ第五弾。お草さんの母と、その友人のいさかい、理由を知ろうとしていく中で、色々と浮き上がってくるものが……。
お草さんの生活ぶり、地方都市の田舎に類する環境等々、しっかり書けてる印象です。最後も納得。良かったです。
投稿元:
レビューを見る
亡き母とその親友、清子。
誰もが知る親友同士だった二人が、いつしか絶縁状態になっていた。
草はその理由を探るが、次第に町全体に関わる過去の重い出来事が明らかになる。
鉄線ってクレマチスのことか~。
聞きなれない言葉、表現がまだまだ多いな。
投稿元:
レビューを見る
お草さんがめぐり合う色々なこと。今回は紅雲町全体に関わる重いこと。正しくないと思いながらも目の前の利益を守ることだけに噛り付く事の重荷を背負うことがずっとできるのだろうか。
少しずつでも人の間のこだわりが薄れていくと信じよう。
投稿元:
レビューを見る
小蔵屋のお草さんがまたまた活躍?
亡き母と親しかった鰻屋の清子とは、距離を置いている。
母と清子の間で何かあったらしく、死ぬ間際になっても仲違いは解消されないまま、お草にも何も語らぬままの母だった。
むろん、清子に質すことも出来ず、同じ町内で暮らし続けている。
そんな、母と清子についての真実がとうとう明らかに…
2020.11.13
投稿元:
レビューを見る
紅雲町での日常の話シリーズ。
小蔵屋のお草さんは、亡き母の言いつけで同じ町内の鰻屋に行くことを禁じられてた。
亡き母と鰻屋の女将が絶縁状態の理由がわからないまま、その鰻屋にも関わる山車蔵の移転問題が持ち上がり、解決を図る。
商店街がある町内での日常や問題を描いたシリーズです。
投稿元:
レビューを見る
紅雲町シリーズも5冊目。
お草さんの人付き合いの積み重ねと推理が町内の思わぬ秘密を紐解いていきます。
北関東の小さな町・紅雲町で、コーヒー豆と和雑貨の店を開いている杉浦草は70代も後半。
今も着物を着ていて、丁寧に家事をする。身体がしんどいなど草の視点から語られる感慨はいかにもおばあさんだけど、芯が強く目も確か。
若い久実が店員となり、仲良く店を切り回しています。
亡き母が形見として友人に送るよう書き残していた着物をどうしようか迷うお草さん。
鰻屋の女主人・清子はかって母の親友だったが、なぜか仲違いし、草も鰻屋には行かないよう禁じられたまま年月が経っていました。
お祭りの山車の保管場所を巡って、鰻屋の人とも話し合う必要が出てきたのだが‥
その家の嫁も草の友達で外で会うのだが、気にかけているといつしか、いろいろな角度から情報が入り、遠い昔の記憶もふと蘇る‥
名推理が冴え、押し隠してきたことが歪めていた暮らしが、真っ直ぐな軌道に戻っていくのでした。
痛みは伴っても、ほっとする思いもある結末。
年の功の渋さと、地道なあたたかさがいいですね。
投稿元:
レビューを見る
北関東の町、紅雲町でコーヒー豆と和食器の店を営むお婆さん、杉浦草が町で起きる小さな事件を解決していくシリーズの第5弾。
昨年1〜4話を一気に読んで、5話の「まひるまの星」も今回一気に読み終えた。毎回、お草さんが解決していく日常の小さなミステリーにワクワクする。
草の亡くなった母親と親友だった鰻屋の清子との深いわだかまりの謎が、産業廃棄物の重い問題を絡めながら最後に解き明かされる。辛い話が最後に心が晴れて癒される。肩肘張らずに読めて、しかも最後はみんなが幸せになるストーリーで、幸福感が残る小説である。
投稿元:
レビューを見る
*紅雲町では山車蔵の移転問題が持ち上がり、お草が営む小蔵屋の敷地が第一候補に。話し合いが必要だが、お草は母の言いつけで「うなぎの小川」とは絶縁状態で、話し合いができない。かつては親友だった女将と亡母の間に、なにがあったのか。紅雲町を歩き回るうち、お草は町全体に関わる重い事実にたどり着く。シリーズ第5弾*
安定の世界観に卓越した表現力、いつもながら素晴らしいです。ただ…回を追うごとに、心に刺さる内容の重さが少々辛いのも事実。出来れば目をそむけたい、そんな現実がつまびらかになっていく様が克明過ぎるせいかな。
秋冬の、心に余裕がある時に読みたいシリーズ。
投稿元:
レビューを見る
今回は着物のことの描写が印象的でした。久実ちゃんの浴衣やお草さんのお母さんの遺した着物などなど。
シリーズ最初の短編の時には、毎回登場していた「盆の窪」が一度しか出てこないのは、ちょっと残念。…見つけた時には嬉しかったですけど。
投稿元:
レビューを見る
今回もなかなかヘビーな話でした。小蔵屋さんは従業胃ンも雇いなおかつ生計が成り立つほど儲かっている感じがしませんが、なんとかなってるんですかね。
投稿元:
レビューを見る
久しぶりの小蔵屋の草さん、相手があってのことだから
なかなか近所付き合いも難しいことです。真理だなあ、今回は手厳しい現実に打ちのめされて終わるのかと覚悟したが、何とかなるもんだ・・・自分らしい解決策は珍しくも力技
投稿元:
レビューを見る
読んだことない作家さんにチャレンジ。吉永奈央さんは1964年埼玉生まれ。架空の群馬県紅雲町喜寿超えカフェ店主を主人公にして、人間関係がゆったり流れてゆき20年来の秘密も解きほぐしてゆきます。