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書き出し小説もそうだったが、小説というよりは小咄や大喜利に属しそうな作品の数々だった。もちろん、形式やその呼び方は何でも良くて、クスッと笑えたり、想像の翼を巡らせる作品がそこそこ揃っているのは良かった。
短文だからこそ、その背景を思案する余地は大きくなるのだけど、各作品、見開いた次ページに解説が書いてあって、それが必要なことも分かりつつも、笑いどころの説明を受けているようで、個人的にはちょっと興が削がれてしまったかも。
とはいえ、制限があるからこそ表現できる物語の形式は面白い。
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Twitterで話題になっていたので。全体にブラックユーモア漂っていて、楽しく読みました。ショートショートとして既視感あるものもあるけれど、54字でまとめる技術はすごい。装丁にあるエビの話と、壁、呪いの子、一生一文、しりとり、SNさん、戦後、あたりが印象的。
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たかが54字。されど54字。ここまで物語性を持たせることができるのだなあ、と驚愕させられました。どれもこれもが切れ味鋭く、あるいはすっと読むと意味が分かりにくかったりもするのだけれど、そのあとで明かされたタイトルと解説で「あ!」と思わされたりもします。いやー面白い。ちょっとした隙間時間でも読めるので、普段あまり本を読む暇がないって人にもお薦めかも。
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読みやすい、ツイッターで話題の本。
読書嫌いな人にもちょうど良いだろう。
54字以内ではなく54字ピッタリで、というのが斬新。
一話ごとに解説がある。最初は「解説要らなくない?」と思ったが、解説含めてちょっとしたネタになってるものもあるから、良いのか。
シャレやジョークの説明を受けているような気恥ずかしさもあるので、純粋に54字の物語だけで楽しみたかった気もするが。。
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ショート・ショート。
文字数を制限することで、自然と誰でもすぐに読める親しみやすい作品に。
SNSで人気なのも納得。発想の勝利ですね。
個人的には、短すぎて物足りないですが。
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「54字の物語」
SNSで流行ってる?らしい54字ぴったりで作る物語。
面白いのもあったけど微妙なのもちらほら
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たった54文字なのにこんなにもわかりやすくて面白い!読みながら顛末を予測するのに頭のエンジンをフルスロットルに回す感覚が味わえて楽しかった。巻末の書き方のコツを参考に自分も書いてみようかなとニヤニヤするのもいい体験。バレンタインにまつわる話は旦那と男女どちらが切ないか、熱い討論に発展しました(笑)解釈の幅があるのも魅力な作品です。
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1話がたった54字の超ショート・ショート。
星新一の作品を思いっきり短くした感じ。
あまりに短いためか各話には解説付きだが、解説はない方が想像が広がってよいと思った。
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「なるほどー」と思うものもあれば、
「え‥で?」と思うものもあり・・・
この本の面白さは本の最後にもあるように、自分で作ってみる事だと思う。
本編で54字の物語の例題を学び、自分のオリジナル作品を作ってみること。時間の余裕がある時にやってみたい。
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最初、解説がいちいち野暮だなぁ。読んだ人が咀嚼して考えるからゾクゾクするんじゃん…と思いつつ読み進める。
でも、解説が皮肉たっぷりだったり、違う視点からの咀嚼だったりで読み終わるころには、あってよかったと思えるようになった。
大人対象にするなら、もっとシュールになるだろうし、ルビふらないだろうし、子供むけなんだろうな。
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小学校高学年~中学生くらいがターゲットなのかな。54字だとさすがに中間で外して終わりでうまく結ぶみたいなのは難しいけれど、1回ひねり的な面白さがあるものも。ピックアップするなら「煙草をくわえて~」「一緒にゴール~」「三秒だけ~」「未来の星に~」「登校時と下校時で~」「数分間の格闘の末~」「本当にこんな惑星に~」「「お医者様の中に~」。しかし、各話のタイトルが結構な割合でネタバレになってしまっているのが残念。
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"「布団がふっとんだ」「布団がなくて寒い思いをしている方々に配慮をするべきではないでしょうか?謝ってください」"[p.33_第14話 ダジャレにクレーム]
54字の物語が90編。
簡単な補足/解釈付き。別にいらないんじゃと最初は思ったけど、解釈がないと面白さがわからないのもあった。
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人間は愚かで、争いを繰り返し、地球を汚すというネタが多いし、SFのショートショートや短編漫画でやりつくしたネタばかりで目新しさは特にない。
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一個一個が面白かった。
たまにアホかよってのもあったけどサクサク読めたから良かった。
このシリーズは色々読んでみたいかな。
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各所で評判になっていることは知っていたし、先日著者がテレビに出演して、なかなか面白いコメントをしていたので購入してみた。
「それなりに面白いだろう」という予想で読んだのだけれど、正直「それなり」にも面白くはなかった。
玉石混交で、玉よりも石の方であふれかえっているといったところか。
確かに「おお、なるほど」と思える作品もあるのだけれど、「なんだこれ」と思える作品の方が多かった。
また、解説を読まないと理解できないもの、面白さが判らないものも多く、中には解説を読んでも理解できず、したがって何が面白いんだかチンプンカンプンの作品もある。
オチのあるショート・ショート的な作品だけでなく、叙述トリック的なもの(例えば「切る」と「着る」を惑わせるために、あえて漢字を開いて「きる」と書いてみたり)や、トンチに近い作品もある。
もっと星新一のようなSS的なものを期待していたので(僕は星新一の千本以上あるSSは全て読んでいる)その期待が外れたというがっかり感も強かったかもしれない。
全3冊、まとめて購入したので、残りの2冊にとりあえず期待しましょう。
ちなみに、僕が購入した書店では「児童文学」のコーナーに置いてありました。