紙の本
御子柴ちゃんの家族
2018/05/05 22:58
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
御子柴弁護士のクライアントは御子柴ちゃんの実の母と妹。そう、とうとう実の家族が登場。
冷血弁護士も家族の情に絆されるかと思ったら、まー冷徹に仕事を進める進める(笑)
ただ、やっぱりちょっと勝手が違うみたいですよ。最後の最後に人間味を見せます。
氏家所長が気になる人物急浮上。この人主人公でスピンオフが読みたいです。
紙の本
一番好きなシリーズ
2018/07/14 16:44
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投稿者:バニー - この投稿者のレビュー一覧を見る
中山七里作品で一番好きなシリーズ。
御子柴先生の冷徹さがたまりません。
過去を悔い、自分で自分を罰するかのように自ら忌まわしい過去をさらけ出してでも裁判に勝とうとする姿は、いっそ痛々しいぐらいですが、親の想いに触れることができたので良かった。
最後思わず「そっちかー」と声を漏らしてしまうこと必至。
敵が多いのはもちろんだけど、中には過去に囚われず今の姿を評価して味方になってくれる人達もいて。特に洋子さん強い。さすがの御子柴先生もある意味彼女には勝てなさそう。
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見事な逆転劇
2020/08/01 07:35
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
いきなり犯人の独白があるために、見事に騙されてしまいました。御子柴弁護士の冷血ぶりは相変わらずで、法廷劇もスリリングです
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御子柴シリーズ最新刊。今回も冷静で冷徹な御子柴弁護士。いつも鉄壁のごとく御子柴弁護士も今回は心の揺れ動きが感じられて、切なく読了。最後倫子ちゃんとの再開!やはり母親は母親なんだろう。親子の心と時間が離れてしまっていてもやっぱり他人にはなることは出来ないのだと思う。そんな御子柴さんの一面も垣間見られて少し、ほっともした。これを機に御子柴さんは変わっていくのだろうか?事務員さんが御子柴さんという人間の芯の部分に、意識せずに寄り添っている感じにも、ほっとさせられる。
【サイン本】中山七里さんのサイン本で読めました♪もうそれだけでわくわく。地元の本屋さんで1冊だけサイン本が棚に!レジに持っていく手が震えました。大切にします。
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内容(「BOOK」データベースより)
14歳で殺人を犯した悪辣弁護士・御子柴礼司を妹・梓が30年ぶりに訪れ、母・郁美の弁護を依頼する。郁美は、再婚した夫を自殺に見せかけて殺害した容疑で逮捕されたという。接見した御子柴に対し、郁美は容疑を否認。名を変え、過去を捨てた御子柴は、肉親とどう向き合うのか、そして母も殺人者なのか?
御子柴礼司シリーズ4作目。
中山七里さんの作品は好きなので けっこう読んでる方だと思います。だけど歳のせいか歳のせいにしたいだけなのか...以前の3作品の内容が思い出せません。ラストに出てきた津田倫子ちゃんが思い出せなくて とっても気になってしまってます。
最後の最後に母親・郁美の告白には驚いた。
生まれて初めて他人が羨ましいと思った御子柴は人間らしい葛藤が芽生え始めたのかなぁ...
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御子柴弁護士シリーズ 第4弾
今度の依頼人は実姉 殺人の罪で起訴された母親を弁護する話。
実父の自殺の真相や家族の過去などが ようやく分かりました。
物語としては読み応えはありますが、後味が悪くスッキリしません。
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2年ぶりの御子柴シリーズ。
前作で恩師の裁判に敗訴した御子柴。非道に見せながらも、心の葛藤が描かれた。
そんな御子柴の今作の依頼人は実母。
14歳で逮捕され、医療少年院に入ってから、30年会っていなかった実母が殺人の疑いで逮捕され、実の妹により、弁護を依頼される。
事件を起こした時に、肉親とは縁を切ったと言い切る御子柴は、あくまでも他人として依頼人に接するが、普段とは違う感情に御子柴本人も揺れ動く。
状況証拠が揃う中、果たして御子柴は勝てるのか?そして、親子の絆は取り戻せるのか?
最近では、ドラマの影響で刑事裁判がより身近に感じることが出来る。裁判シーンが半分を占めるが、抵抗なく読めるようになった。
相変わらず、序章のミスリードに引っかかり、不利な裁判を御子柴がどう逆転するのか?最後までハラハラドキドキしながら読み終え、序章をもう一度読み直す。
そして思う。
また騙された…
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弁護士・御子柴シリーズ、最新刊。
なんと母親が再婚相手を首吊り自殺に見せかけて殺害したとして、逮捕される。長年交流の無かった家族。だが、御子柴の母と知り、弁護を受けてくれる人がおらず、困った妹・梓からの依頼で弁護を受け持つことになる。いつものキレがない御子柴。本人は家族関係を否定、母とは認めてないと言っていてもやはり、いつものようにはいかないようだ。言葉とは裏腹、人間らしい御子柴に触れた気がする。かなり心境は悪く、旗色は悪い事案。それをいつものようには大ドンデンなラストはさすがだった。
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御子柴の母が夫を殺めた?
悪徳は輪舞曲のように同じ旋律を繰り返すのか――
14歳で猟奇殺人を犯した悪辣弁護士・御子柴礼司を妹・梓が30年ぶりに訪れ、母・郁美の弁護を依頼する。
郁美は、再婚した夫を自殺に見せかけて殺害した容疑で逮捕されたという。接見した御子柴に対し、郁美は容疑を否認。
名を変え、過去を捨てた御子柴は、肉親とどう向き合うのか、そして母も殺人者なのか?
悪辣弁護士も驚愕のシリーズ最凶の大どんでん返し」!!
自分の子供に対して、まったく愛情を感じない親のしでかす悲惨なニュースに胸が痛い昨今だけれども、親の愛情って本当は計り知れないくらい深いものなのよね。。。
ま、なるべくなら、そんな愛情を発揮しないですむ程度に、つつがない人生を送りたいものだけどー。
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2018年32冊目。御子柴シリーズ最新作。今回御子柴が向き合うのは、とうの昔に捨てた筈の家族というもの。いつも通りと嘯きながらも、自らの思わぬ変化に戸惑う御子柴に目が離せません。シリーズのこの先が益々気になってくる。
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シリーズ四作目。今回の被告人は、なんと御子柴自身の母親。夫殺しの容疑者となった母親を、実の息子が救うという感動の物語……にはなりません(苦笑)。肉親の情愛がそもそも全く見えない。ううむ、やはり御子柴、ぶれないなあ。多少の戸惑いはあるものの、前作の比ではなく。そうでなくっちゃ、と思う面もあるけれど、やや悲しくなってしまう面もあります。彼のこういう資質は、きっと誰かのせいではなかったのだろうに。
今回の事件のみならず、かつての自分が起こした事件やその余波とも向き合わざるを得ない御子柴の調査。これ、普通の人間なら耐えられないよなあ……。ただし、自分が正義だと思い込んでいる人間の悪意ほどたちが悪いものはない、ってのには納得。そこへいくと御子柴の露悪的な部分はむしろカッコよくもあるし、案外と彼に味方が多いのも納得できました。
事件の真相がまさかそういうものだったとは。犯罪が引き起こす新たな悲劇の連鎖は止めることができないのでしょうか。何ともいえず、やりきれない気分でした。
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(2018/7/5読了)
御子柴シリーズ第四段。どんでん返しの中山さん。
面白かったけど、星4つには届かないかな。
冒頭の殺人のシーンで、読者は推測しているはず。まさかそれがどんでん返しとは。。。
読後思いおこすと、御子柴の生家が既に無くなっていること、前日のガーデニングの重要性はわかるけど、他の偶然が多すぎる。果たして、成沢さんは本当に復讐としての自殺をしたの?
弁護士なら、ひとりの女性の伴侶が2人とも自殺している時点で、検察官に疑いをもたれることを予測して、もっと早い段階で前の事件を洗い直すのでは?
推測がそのままだったので、この後何かあるんじゃないかと期待したけど、そのまま終わっちゃうとはね。
(内容)
14歳で殺人を犯した悪辣弁護士・御子柴礼司を妹・梓が30年ぶりに訪れ、母・郁美の弁護を依頼する。郁美は、再婚した夫を自殺に見せかけて殺害した容疑で逮捕されたという。接見した御子柴に対し、郁美は容疑を否認。名を変え、過去を捨てた御子柴は、肉親とどう向き合うのか、そして母も殺人者なのか?
(目次)
1.弁護人の悪徳
2.傍聴人の悪徳
3.被告人の悪徳
4.死者の悪徳
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「死体配達人」の別名を持つ御子柴シリーズ最新刊。
とはいえ、いつも記憶の奥底に事件が付いて回るのであんまり好きな設定ではない。
また捻ってくださってあぁこう来たかという結末なのだけれど。
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弁護士 御子柴シリーズ第4弾。
冒頭の犯行シーンのミスリードはすぐ気付きました。
なので、裁判になっている犯罪のトリックが自分的にはミステリーな部分でした。
被害者の悪徳には自分の理解を超えるものがあり、弁護物証の証明も強引な気がしましたが、一応納得です。
ラストの御子柴の父親の話は、本人にとってはショックだろうし、彼の性格に今後どのような影響がでるか興味があります。
次作も期待したいシリーズです。
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相変わらずの面白さ。どうして少年犯罪の犯人の心理状況をかくも克明に描写出来るのか不思議でならない。この先どこに行き着くのか。