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投稿者:papakuro - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の悪友の嫁取り話を縦糸にいくつかのエピソードが絡まっていきます。
畠中氏の代表作では人の断りに縛られないあやかしが活躍しますが、本作では人なのに己の欲望に任せて他人のことなどお構いなしに振る舞う妖怪もどきが多数出てきます。現実社会にもこんな罪悪感とか欠落している気持ち悪い奴いますよね。
最終的には収まるところに収まります。
次は主人公の後添えの話になるのでしょうか。何か、年の差婚になりそうです。
紙の本
ラストが素敵
2018/05/30 18:53
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投稿者:獺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
畠中さん安定のほっこり感が味わえます。
今回は登場人物のいい女っぷり、いい男っぷりが描かれているので、益々彼らが好きになります。
電子書籍
女性のたくましさがしっかり描かれています
2022/04/24 22:31
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投稿者:しん - この投稿者のレビュー一覧を見る
町名主を継ぎ、そろそろ嫁取りを、と周囲からもせっつかれ、まったなしの状態になった清十郎。並行して、清十郎の義理の母で麻之助がほのかな想いを寄せるお由有にも縁談が。なかなか交わらない縁がほろ苦い。
最初のお話は、ついだばかりの若い町名主が祭りの寄進が例年と比べて全く集まらず、高橋家・八木家に助けを求めてくる話。収支計算などが間違っているわけではなく、結局寄進を求めて再度住民を回るしかないという結論になる。一方で、姉が狐憑きとうわさされ縁談に差し障っているのを助けてほしいという依頼が来て、麻之助と清十郎が向かう。全く関係なさそうなこの2つの事件が関連してきて、最終的にはみんな集まっての解決に向かう。実力が伴わないのに重責を任され、しかも自分より経験豊富な部下がいる、という状況で直に部下に助けを求められず、仕事をできなくなってしまう・・・、という心情、とてもよくわかります。物事がこうした微妙な掛け違いで違ってきてしまうことをよくとらえて切り取っており、とても共感できました。
そして、今回は高利貸の丸三のお妾さん、江戸っ子らしいきっぷの良さがかっこいいお虎さんが初登場します。おなごに好かれるもののびしっと決めきれない清十郎は、自分のお嫁さんを自分できちんと迎えられるのか。お虎さんのエピソードや、その後の清十郎のエピソードを通して、本作では女性のたくましさがしっかり描かれています。
紙の本
やっと決まった
2019/02/24 16:35
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
お安さんは女なら誰でもなかなか決められない事をすぱっと選んでくれた。今までまごまごしていた清十郎もこれで大丈夫。清十郎とお安さんお似合いです。
電子書籍
面白いんだけど…
2024/02/04 09:17
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投稿者:みぽこぽこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
しゃばけの後、まんまことシリーズを読み始めて。
登場人物も皆好ましいし、面白いんだけど。
時々、物語の時系列のモヤモヤが興醒めになる。
スッキリしないと言うか、勿体ぶるのが醒める。
どっぷりと、お江戸に浸かっていたいのだがなぁ。
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うーん、ネタ切れか。
しゃばけシリーズに続き、このシリーズもマンネリ化してきたなぁ。
話が全部似たりよったりで、残念。
麻之助もほぼ若旦那だし。
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【大人気「まんまこと」シリーズ第五弾!】妻を亡くした悲しみが癒えぬ麻之助に対し縁談がひきもきらない色男の清十郎。思わぬ事件に巻き込まれながら清十郎も年貢を納める?!
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八木清十郎の嫁に誰がなる??町名主の八木家の今後を睨んでひと騒ぎ。色男はつらいねぇ。
見守る麻之助が少し哀しい。麻之助こそ、お寿ずさんをその身のうちに住まわせたままでも愛しんでくれる人に出会えるといいね
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じつはいままで麻之助に思わせぶりな態度を取る「お由有さん」が、あまり好きではありませんでした。
真実を知ったいま、いつかどこかで、二人の時間が重なる日がくればいいねと、ほんの少し思う自分がいます。
私は「お寿ずさん」が好きなので、できれば麻之助には、このまま一人でいて欲しいんですけどね(笑)
今回は清十郎の結婚相手を探す話なのですが、私のお気に入りは「親には向かぬ」。
丸三とお虎、カッコいいです!
特にお虎は粋な、いい女でした♪
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地に足がついてないようなふわふわした遊び人気質な主人公が、持ち込まれた様々ななぞを解き明かしていく。それにしてもまさかこんな展開になるとは……。どうなってしまうのか先が気になります。
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色男の町名主清十郎の縁談話
そしてずっと引きずってきた、お由有の麻之助に係わる過去が明らかになる。
清十郎がつきあってきた娘達は皆過去を振り返ることなく前に進んでいた。皆たくましいねぇ。
それに比べて、麻之助は。。。
お気楽なふりをする麻之助の周りから、一枚、一枚とベールがはがされてゆく。
麻之助が成長し、お気楽なふりで、身を守る必要がなくなり前に進む日は、いつだろうか?
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大好きな「まんまこと」シリーズ第五弾。
シリーズ物は、第一作がすばらしくて続編が出るものだから、だいたいは、続編も悪くはないけど一作目がよかったなぁとなるのだけど、私にとって、このシリーズは例外のひとつ。
頼りなく見える麻之介の中にある人情の機微に通じた機知。年齢を重ねたら、きっと渋いおじさまになるのでは・・・でも、今はこうなのよね、というのがいい。
そして、ままならない人生の悲しさも。
今回は、もてもて男、清十郎が中心。彼と縁あった女性たちが、きっちり踏ん切りをつけて、現実でしっかり生きているところに、くすり。清十郎さん、女性ってそんなとこありますよ。でも、縁のあった女性から恨まれてないってことは、悪いことじゃないですよ。
そして、最後に、お幸せに。
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『まんまこと』シリーズ第5作。町名主・高橋家の跡取りである麻之助は、まだ悲しみが癒えない。一方、盟友・清十郎は、周囲からの嫁取りの圧力が、いよいよ強まり…。固定フォーマットながら、気になる展開もある。
「まったなし」。まだ若い他家の町名主に泣きつかれた結果、三家分の相談事を一手に抱えた麻之助。同時に揉め事が降ってくるのはお約束だが、そもそもの発端とは…。個人的に、彼を責める気にはなれない。一人前になってほしい。
「子犬と嫁と小火」。タイトル通りです。町名主としても、処遇に苦慮するであろうケース。現代社会にあてはめても、難儀するだろう。決着はさせたものの、苦い読後感が残る。これでよかったのか。いつまでも悩み続けるに違いない。
「運命の出会い」。このシリーズとしては珍しい、大変説明しにくい内容。そういうことなのだろうと、読みながら想像はつく。あちらのシリーズだと考えると、納得できなくはない。やや尻切れとんぼな結末に、不安が残るが…。
「親には向かぬ」。病に冒され、店を畳むことにした店主。すると、やっかいな問題が…。現代社会でも聞く話だろう。実力行使に出た相手に、どう対抗するか。本気で怒らせてはいけない男を、敵に回してしまったようだ…。
「縁、三つ」。麻之助が知らぬうちに、勝手に裁定をした輩がいた。尻拭いをする麻之助。本格っぽい解決編がある上に、裁定は思わぬ方向に転がる。顛末がとても気になるところだが、最後の最後に急展開。めでたしめでたしか?
急展開を受けて「昔から来た文」。ところが、とんとん拍子には進まない。その原因を調べると…。詳しくは書けないが、なぜこんな仕打ちを、と苦い気分にさせられた。これは一応決着なのだろうか。何だか波乱含みの結末で、すっきりしないなあ。
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まんまことシリーズ第5弾。
町名主の跡取り・麻之助が町中の問題を解決して行く話で、江戸時代の日常ミステリ。
短編連作。
今作は麻之助の親友の清十郎が絡む事件が起きる。
色んな人の縁談が絡み、さらに義母お由有の過去も絡んでくる。
さらに色々なことが起こりそうな予感を感じさせる巻です。
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麻之助 清十郎 吉五郎の三人のやり取りが今回も楽しかったです。
流行り病で死にそうになったり 清十郎の嫁取りやら 子犬探しととても忙しい三人でした これから お安さんも加わりまたにぎやかになりますね(*^^*)