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世界様々な地域と時代から集められた
「世界のはじまり」の物語。
見開きのイラスト・神話3ページ・解説とキーワードで
1ページの構成で、20の神話が紹介されている。
大いなる天空、広大な大地・・・そして人間。
我々はどうして他の生き物と違うのか?
我々はどうしてこの世界に生まれ、生活しているのか?
我々は死んだらどうなるのか?魂?
自然はどうして、恩恵や試練を与えてくれるのか?
異なる地域、時代、生活であれども、
遥か太古から、人々は考え、神話を練り上げ、
伝えてきました。
それは、人間の想像の豊かさであり、創造力でもあります。
「世界のはじまり」・・・闇、混沌、光の誕生、
死せる神から生まれる諸々等、
20の神話にはそれぞれの特性が現れています。
また、遠い離れた地域の神話に、闇から光、洪水等、
なにかしら似通った話があるのも面白かったです。
理解し難い事を考え、想像する人間の英知が、
数々の神話に込められていると感じました。
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小学生の頃、ギリシア神話が好きでよく読んでいたことを思い出しました。いろいろな地域、民族、時代の創世神話を紹介されていますがどことなく共通点があるものも多く、ひとの思いはどこか遠く深いところで繋がっているんだろうなと興味深く読めました。
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各話5~6ページの分量にも関わらず、印象的な絵と親切な解説つきです。世界の神話とあるだけに、様々な地域の神話が選出されています。共通点も特異点も多く、もっと知りたいと思えました。
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・アメリカ大陸の豊富な食糧資源のなかで、トウモロコシは「奇跡の作物」と呼ばれるほど、多くの実をならし、栄養価が高く、乾燥や貯蔵も容易であった。人々の主食としてマヤ文明発展の原動力となったトウモロコシは、神聖視された。トウモロコシから人間が創造されるという神話・伝承はマヤだけではなく、メキシコ・中米に栄えた先スペイン時代の文化にも広く認められる。