紙の本
『春の旅人』
2018/03/23 21:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
きらきらと輝くことばたちを
きらきらと輝くイラストがいろどって
奇跡のようにうまれた珠玉の一冊
『桜風堂ものがたり』のコンビからとどいた3つの贈り物をどうぞ
村山早紀の短編にげみがオールカラーで描き下ろしイラストをつけた、ちょっとぜいたくな短編集
紙の本
温かい世界
2018/03/18 17:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:小暮 - この投稿者のレビュー一覧を見る
村山早紀先生らしく、温かい世界を感じる一冊でした。げみ先生の繊細で温かみのある絵と相まって、より一層先生の世界観に浸れます。
手にとってみればわかりますが、あくまで村山早紀先生の短編とげみ先生の絵の両方がメインの本です。村山早紀先生の本として、百貨の魔法や桜風堂ものがたりのような文章量という点でのボリュームを期待している人にはお薦めできないかと。また、げみ先生の画集のようなものとして捉える方にも同様です。大人向け絵本という表現が近いのではないでしょうか。
心に温かい風が吹くような、私には良いと思える本でした。
投稿元:
レビューを見る
美しい文章。
美しいイラスト。
心にそっと優しく沁みてくる。
きれいなものだけでできている世界が素敵すぎて泣けてくる。
人工の明りでなく、ロウソクや暖炉の灯りで静かに本の中に入りたいような、そんな1冊。
触れただけで暖かなものが流れ込んでくる。
投稿元:
レビューを見る
お話にそっと寄り添う優しい絵が印象的で、一度読めば言葉と絵が分かちがたく結びついて心の中に刻まれるよう。
お話は以前のものだそうですが、まるでやりとりしながら作られたかのような、絵との響きあいが心地良いです。
詩のような歌のような『ドロップロップ』が、かわいらしくて、気づきがあって好き。レモンのページがお気に入りです。「きっと ひかりの いろだから」。絵はレモンと花火!何度でも眺めたい・・・
投稿元:
レビューを見る
花ゲリラの夜/春の旅人/ドロップロップ
道端に育つ花にもわけがあるって フフフ
春にやってきた旅人、春に出発する旅人 ラララ
ころがるドロップ からんころん 〜♪♪♪ 歌おうよ
投稿元:
レビューを見る
+++
大人気作家・村山早紀の未発表作品を含む3つの短編を数多くの装幀で知られるイラストレーター・げみの世界観に寄り添うやさしいイラストが彩る、華麗な1冊。「花ゲリラの夜」さゆりさんは、いつもポケットに花の種や小さな球根を隠し持っている。散歩のふりをして、町中に種をまくのだけれど…。「春の旅人」夜のゆうえんち。そこで出会ったおじいさんから、ぼくは星をみながらとあるお話を聞くことになった。「ドロップロップ」ドロップロップかんをふるところん―。大人も子どもも楽しめる、カラフルなお話。
+++
前回の読書(『連続殺人鬼カエル男』)とは打って変わって、心が穏やかになるやさしくあたたかい物語である。短いお話だが、想像力を掻き立てられ、別の世界に入り込んだような心地になる。イラストと物語がやさしく寄り添う一冊である。
投稿元:
レビューを見る
【収録作品】花ゲリラの夜/春の旅人/ドロップロップ
イラストがとてもきれい。優しい物語に温かいイラストが寄り添っている。
投稿元:
レビューを見る
イラストがとにかく美しい……。
お話は個人的にもやっとして終わってしまって、
んーもうちょっと……欲しかった。
過度に期待してしまった感も否めませんが……。
投稿元:
レビューを見る
大人気作家・村山早紀の未発表作品を含む3つの短編を数多くの装幀で知られるイラストレーター・げみの世界観に寄り添うやさしいイラストが彩る、華麗な1冊。「花ゲリラの夜」さゆりさんは、いつもポケットに花の種や小さな球根を隠し持っている。散歩のふりをして、町中に種をまくのだけれど…。「春の旅人」夜のゆうえんち。そこで出会ったおじいさんから、ぼくは星をみながらとあるお話を聞くことになった。「ドロップロップ」ドロップロップかんをふるところん―。大人も子どもも楽しめる、カラフルなお話。
投稿元:
レビューを見る
幻想的なシーンがはっきりと目に浮かぶ丁寧な文章で、ストーリーも優しいものばかりでちょっと息抜きに読むのに丁度良かったです。
挿絵がとてもきれいなのですが、文章でも十分に情景が浮かぶので、ちょっと挿絵の多さが気になりました。
投稿元:
レビューを見る
素敵なコラボで宝物のような本です
どちらも好きな作家さん(^^)これはすごい!って思っていたんだけど
自分の中では、村山さんの物語の中のイメージが出来上がっているので
視界のはじで、げみさんの色を感じながら読みました(^^;
投稿元:
レビューを見る
「花ゲリラの夜」「春の旅人」「ドロップドロップ」の3編
どの作品も春のあたたかさやふんわりした雰囲気の中に、春独特のひんやりした感じや脆さ、もの悲しさが含まれていた。
「花ゲリラの夜」と「春の旅人」は、人間関係や戦争も背景にあるけれど。そのことを除いても春独特の雰囲気に溢れているように思えた。
「ドロップドロップ」はかわいい感じ。
村山早紀さんのお話とげみさんのイラストがとても素敵でした。春夏秋冬で続編を出してもらえないかな?と思います。
げみさんのイラストも、いつも表紙カバーで見ているのとは、ひと味もふた味も違い、想像以上に素敵でした。
投稿元:
レビューを見る
図書館のヤングアダルトコーナーにあった本。絵師のげみさんに惹かれて読んでみた。つい最近まで、げみさんを女性だと思っていた。
投稿元:
レビューを見る
トロイメライを読んでからこちらを読んだので、いくぶん、読みやすかった。「花ゲリラ」という言葉は初めて聞いた。こんな素敵なゲリラもあるんだ。宇宙亀って!?ドロップの挿絵はカラフルでいいな。
投稿元:
レビューを見る
あまりに暖かすぎて懐かしい感じに不覚にも泣いてしまった。
特に青い光を放つ亀の話はそれを話してくれるおじいさんが私のおじいちゃんと重なって懐かしい思い出がスゴく蘇った。丁度4月は環境も新しく変わって緊張してる時にほっこりする話は宝物だ。
花ゲリラも初めて聞いた言葉だったけどそんなゲリラ集団がいたらいいな〜!
みんなの目を楽しませてくれて世界に微笑みをくれるゲリラはみんなに幸せが与えられるわね!