紙の本
「教える」ことのノウハウが使った本です
2018/05/17 08:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、「教える」ということについて改めて考察した書です。学校の先生しかり、会社の上司しかり、日常生活において目上の人や親しかり、誰しも教えた経験はあると思います。しかし、教え方をきっしりと知っていて、教えたいことをきっちりと伝えられる人はほとんどいません。したがって、「教えたのに、できない」と教えられた人の低い能力のせいにしがちです。そんな人にぜひとも読んでいただきたのが、この書です。本書は、「教える」ことについて分かり易く解説されています。
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後輩指導役となり、先輩から貸してもらいました。
どう頑張ればいいか、どう一生懸命やればいいか、を具体的に指示してあげることが教える人の仕事
教えたつもりではダメ。相手が出来るようになってから教えたになる。
出来るようになってほしい具体的なゴールを決めて伝える。
運動スキル
上手くなった後では昔出来なかったことを忘れてしまいがち。
なるべく優しいステップから始める。恐怖心がなくったなら失敗をする準備ができたとういこと。スモールステップの原則。即時フィードバック。褒めすぎると失敗を恐れるやうになる。スモールステップの道は長いため節約を。何度も失敗するとやる気をなくす。叱れば叱るほど無力感を植え付ける。行動を持続させる強化刺激を探す。サプライズも効果的。
認知スキル
完璧な人はいない。上手くやるコツを教える。
記憶すること。効率よく覚えて、しかも忘れないようにする方法を教えてあげる。分散学習。全てを一度に覚えようとしない。名前を何かに関連づけてイメージする。
問題を解決すること。複雑な問題を、単純な問題に分解してそれを段取りよく解決していく方法を教えてあげる。何でわからないの?は絶対だめ。
話したり書いたりすること。上手に言葉を使う技術を教えてあげる。ノートを取ることを習慣化させる。コーネル式ノート。書く準備をせずに書かない。簡単なメモをとっておく。ステップ1マップ形式。真ん中にテーマ思いついた順にキーワードを書いて線で結んでいく。ステップ2箇条書きストーリー。マップを見ながら書いていく順番を考えてストーリー形式で箇条書きにしていく。ステップ3おしゃべりスタイル。箇条書きからおしゃべりをするように文書をまとめていく。ステップ4段落形式。3を段落ごとに整理しながらつながりの言葉を入れて整える。テンプレートを使う。スピーチは忘れてはならないメモと練習をする。
態度スキル
やる気を出させるのは一番難しい。
意志力を使うと疲れる。節約するためには行動の習慣化が有効。だけどこれにも意志力が必要。1段取りとペース配分を計画する。大きなゴールを細分化する。1時間以内に出来る作業にしておくことが大事。2やり終えたことは逐一記録する。無理があれば修正。項目を塗りつぶすなとして終わっていくことがわかるようにしていく。3振り返りをして次の機会のためにまとめておく。強みをたくさんいってモチベーションを上げる。コーチングテクニック。ゴール設定、現実チェック、ゴールに近づくための選択肢を出したり行動方法の決定、意思確認。
1時間ほどで読める内容でした。振り返りをして活用していきます。
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教えたといというはんせいがでえる状態は、「相手がどれだけできるようになったか」だけが重要。つまり、「教えたのにできない」=100%教える人の責任。という言葉は、教えを受ける側からすると、それを期待してしまうが、いざ教える側になると、そういう観点で教えられていたのか?という反省の気持ちを持ちながら読んでいた。
コミュニケーションが上手な人の話し方の流れ
1.相手の話を聞いて、話の流れをつかむ
2.話の流れに沿って自分の話題を提供する
3.自分のことばかり話さず、相手にも話の順番を回す
教える前に、できるようになってほしい具体的なゴールを決める
決めるゴールは行動になるように言い換える
スキル3種
運動スキル:なんでそれくらいできないの?は禁句
認知スキル:うまくやるためのコツを教える
態度スキル:態度を決めさせたいなら、相手の心にタッチする
頭を使って考える3パターン
1.記憶する
2.問題を解決する
3.話したり書いたりする
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講師職の私には必要な知識。
成果を出さない・モチベーションが低い・業務をうまくこなせない。
相手にどうなって欲しいのかを伝え、
モチベーションを自分でアップしてもらうよう導く技術を漫画も添えて、説いています。
『教える』ことはほとんどの方に必要なスキル。
後輩や生徒が育たないのは、教える側の責任。
あー耳がいたい。
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非常に分かりやすく、一読の価値があると思います。
「教えられて理解できないのは教える方が100%悪い」とあり、教える方にもリソースや自分自身の仕事との兼ね合いもあるので、100%はいい過ぎであると思います。
しかし、真摯に教える相手に向き合い、ちゃんとできるようにするのが教えるということであると思いました。
スキルは運動スキル、認知スキル、態度スキルと分けることができ、それぞれの適した教え方と注意しないといけないことがある。
教える前、教えて振り返る時にまた読もうと思います。
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https://www.nagaokashoten.co.jp/book/9784522436387/
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「いちばんやさしい教える技術」の抜き書き版です。
内容はほぼ同じで、よりマンガが多くなり、雑誌感覚で読めるようになりました。
熱血係長が、キレイだけでいま一つぱっとしない美人女性部下にあわせた指導をしたら、喜ばれて抱きつかれる、というオヤジっぽいオチは余計ですが・・・。
ひととひととが関わり合う中には、いろんな教え方や学び方があって、それにあわせていくことで自分も学べる、という点は「いちばんやさしい~」と共通しています。
日常的に本を読んでいる人には「いちばんやさしい~」をお薦めします。
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教師や講師と呼ばれる立場ではなく、新任係長が部下・プロジェクトメンバーに対して仕事を教える場面を元に、教え方が説明されている。
教えるとはどういうことか、運動・認知・態度の各スキル別の教え方のコンセプトとハウツー、教えることの効用のように、身につける・向上させるスキル別の教え方の技術が簡潔に示されている。
類型に即した内容は基本原理だと思うが、現実での適用では受け手の状況も踏まえた応用が必要だと感じる。
18-163
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教える技術は訓練しなければ身につかない。
教える前にできるようになって欲しい具体的なゴールを決める。
教えるゴールは、行動になるように言い換える。
教えるルール
1.熱意よりも具体的な指示
2.教えたかどうかは、教えられる側が学んだかどうかで考える。
3.結果が思わしくないのは、全て教える側の責任。
4.上手に教えたいならば、コミュニケーション力を上げる。
5.教える時は相手をよく観察して、相手の状況をつかむ。
6.相手にとってちょうどいい知識を与える。
7.教えたことを練習させて、結果をフィードバックする。
8.できるようになって欲しい具体的なゴールを決める。
9.相手の心は変えられないが、行動は変えられる。
10.ゴールは必ず行動として設定する。
運動スキルの教え方
これはタイピングなども含む。
*誰でもできる優しいステップから教える。
*できるようになったら少しずつハードルを上げる。
*相手をよく観察して、行動直後にできた。できなかった。という情報だけをフィードバックする。
*できなかった時は、叱るのではなく、どこが難しかったか聞く。
*練習の後にご褒美を用意する。
*時々はサプライズをあげて、やる気を持続させる。
*教えられる人が自立するまでは、教える人が責任を持つ。
認知スキルは3つに分けられる。
記憶すること。
問題を解決すること。
話したり書いたりすること。
集中学習よりも分散学習の方が効果的。
どうして分からないんだ。ほど無意味な質問はない。
解き方のパターンを習得させて、問題解決を教える。
態度スキルとは自分の気持ちをコントロールできるようになること。
今やりたくない。と、今やらないと後で困る。という対立を葛藤という。
この葛藤状態におちいった時に、ただ悩むのではなく、少しでも手をつけるか、諦めて他のことをするのかという決断をできるかどうかが態度スキル。
やる気、意志力は筋肉と同じで使うと疲れ、減る。
意志力を節約するには、行動の習慣化が良い。
習慣化のステップ。
1.段取りとペース配分を計画する。
2.逐一記録し、無理があれば計画を修正する。
3.振り返りをして、次の機会のためにまとめておく。
意志力は決断の場面で使う。
ネガティブ感情は、そこに問題があるということ。
教える側は教える相手に自分が期待をしていることを言葉にする。
対話により、相手に気づかせ、ストーリーを作る。
相手のストーリーは質問で引き出す。
相手の強みをたくさん言葉にする。
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*読んでからレビューを書くまで時間が経っているためあやふやな部分があります。
人を教えるということについて、教えることを大きく3つのタイプに分け
そのそれぞれの教え方を書いている。
ここに書いてあることを実践すれば必ずしもうまく教えられるというものでもないが、”教える”という抽象的なものをうまく説明されていてわかりやすかったし、
読み返すときも章の最後のまとめを見返すだけでも十分読み返せるのでその点もよかった。
特に態度スキルの部分についての説明は教えるということ以外に自分自身の振り返りにも通じるものがあると思う。
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・教える人と教えられる人は対等
・教えることは自分も深く学ぶこと
既に実践できていたことの再確認と、これで良かったのだという自信に繋がった。
それに加えて、無意識にやっていたものの教えることは「感情コントロール」が必要になるということを再認識できたので良かった。
「教えたがりは煙たい人」とばっさり言い切ってくれたところはとても気持ちがいい。
事例のエピソードは漫画になっているので、人物像を想像したり、想定される状況について考える必要がないので解説に集中できて私には読みやすい構成になっていた。
初めてリーダーになった人、リーダーを目指している人は自己の振り返りのために一読してもいいと思う。
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いちおう御布施。向後先生は同じことを何回も書く人なわけだけど、これは世界を変えるひとつのやりかただよな。
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よくあるタイトルの本だか、
あながち言い過ぎでも無いかもしれない。
マンガも含めて平易な言葉で、
とても分かりやすく、かつ、実践的な内容だった。
ストンと腹落ちしました。
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なんか図解で分かり易く説明するとか、そんな具体的なテクニックを求めていたが、もっと大枠のもの。コーチングする人が共有すべき前提知識のようなもの。
教えるには「運動スキル(身体)」「認知スキル(知識)」「態度スキル(意思)」のバランスが大切。
とはいえ、実践的なヒントは少ない。
~教える相手はどんな話し方をするのかを観察して、聴覚型なのか視覚型なのかを判断し、その人のタイプに合わせた方法で教えるといい~
とあるが、一々こんなこと判断していられるだろうか。