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前作の続きで、今回の内容は生徒会で負けたメンバーへの制裁と救出、リリカの誘拐と脱出、リリカの姿が見えないサドンデス
やはり、他の土橋作品に比べて重さがない
ゲームのルールや設定に後出し要素が多いんだよなー
いつもだったら最初にゲームのルールは提示するけど、敢えて言わない部分や仄めかしていた事で後半に驚きを与えるのは土橋作品の持ち味だと思うんだけど
今回は最後のサドンデス以外は追加の設定や最初に説明してない部分が多すぎる
最後のやつにしたって、もっとプレイヤー同士のエグい要素を入れられるはずなのに、他チームはただ自滅してるだけ
サドンデスに参加するのは初めてばかりの連中でもないだろうに、違和感を感じる
そもそも土橋作品は、日常の人間関係と極限状態に晒されたときの人間の本性がむき出しになる差異が持ち味だと思うので、1作で次々とゲームが行われる進行の速さは合わないと思う
ってか、このシリーズ続くんですかね?
他のシリーズの本当の完結を書くか、もしくは他の新しい話が読みたい
2つ目の放置された恋愛シミュレーションの末路という設定は女神のノリも含めて面白かった
さらに、あとがきで女神まで追い込みをかける須野原もやはり面白い
そして前巻でも思ったけど、なんとなく本当の黒幕にも感じてしまうのもあるかなー