紙の本
『声のサイエンス』
2018/04/30 20:52
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
“脳が望む声”を手に入れれば人生が変わる!
声の変化で重篤な病気が見つかった
政治家やアナウンサーの声が高くなるのは社会不安のあらわれ
声に向き合って学級崩壊がピタッとおさまった
録音して聴いた「自分の声が嫌い」という90%以上の人に贈る「声」の科学
世界の歴代政治家の中でもっとも魅力のある声の持ち主は
現在の国会で声の説得力トップの政治家は
ユーミンが40年以上も支持され続ける理由とは
など、政治家(第五章)、ポップス歌手(第六章)をとりあげた声の分析は新たな知見を与えてくれてなお興味深い
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「サイエンス」と言われると違和感がありますが、声についての考察をまとめた本としては、なかなか面白いと思います。
ただ、自分の本当の声(理想の声、と言ってもいいかもしれません)を、録音した声にて判断する(判断できる)のは、違和感があります。
本来、自分自身には聞こえない声のはずなので。
とはいえ、声について考え続けてきた内容と思われるだけに、なかなか含蓄があります。
自分自身も、もう少し声(とくに自分の声)に興味を持った方がいいかも、と反省させられました。
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面白かった。
自分の声を録音して聞いて、理想の声に近づける努力をする、、、のは難しそうだけど。
自分の声を聞くのって、やっぱこっ恥ずかし〜〜
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声が他人に与える印象や影響については予測がついたが、自分自身に与える影響には驚いた。多忙な脳がたくさんのことを処理するために、考えなくていいことを省くくだりとかふむふむでした。自分でネガティブなイメージを脳に植え付けるのはやめないとな
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本書のキーワードは「聴覚フィードバック」。
自分が出した声を瞬時に分析し、次に出す音を調整する能力のことらしい。
人には発声専用の器官がなく、他の機能を駆使し、全身を共鳴させて声を出しているため、声に体の状態が如実に出る、という。
例えば、ストレスを抱え、浅い呼吸をしている人は、それが声に出てしまう。
感情なんかも。
ああ、そうなのか、と思ってしまうけれど・・・。腑に落ちない自分もいたりする。
体の恒常性を向上させるのに効果があるのが、この本でのいい声の定義。
作り声ではないとのこと。
よく響く声は、人にも伝わる。
そういう声を見出すには、自分の声を録音して、嫌ではない声を自分で見つけることだという。
やってみたいような、何だか怪しいような。
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発声や構音については考えたことはあっても、声色についてそこまで深く考えたことはなかったので、興味深く読めた。
中盤以降、論理が飛躍し過ぎに感じた。
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このところ にオー している米国発の音声SNS (会 |自交流サイト) のClubhouseクラブハウス)。さまざまな人が仮想空間の部屋に集まり、自由に会話を交わす先週末、あちこちの部屋をのぞいた。一番心に残ったのは 「選手と事業部でジュビロの進むべき道を 考える会」だった。Jリーグ磐田の事業部 社員や選手が、サポーター約200人と、 Jクラブの地域貢献について真剣に討議していた。クラブハウスは会話の書き起こし がご法度。多くは記せないが、MF山田大 選手の理知的な言葉選びと議論の進め方 に驚いた。何より、落ち着いた声と話法が 説得力を高めていた声にはさまざまな情 報が含まれる。音楽。音声ジャーナリスト山崎広子さん著書「声のサイエンス」(NHK出版新書)によると、体質や性格、生 い立ち、心理状態などほぼ全ての人格が表 れる。中国には、それを読み取る「声相」 という学もあるそうだ。
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目的 自分の声を好きになるため
自分の行動 自信を持って意志を伝えられるように客観的に自分の声を聞く
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もう、最高に面白かった。
一年ほど前に自分の興味がある分野を徹底的に考えて、3つ出した分野のうち1つが「声」の分野である。
声と言うニッチな分野をどのように探求、研究していこうかと一年ほど前からいろいろな本を読んだがこの本はその中でも1、2を争うぐらい私に響いた本である。
いわゆるテクニック的な声の出し方ではなく、声の本質に迫る内容が網羅されており非常に納得感とともに参考になった。
1点少し残念に感じたのが、自分の声を本来の自分の声に近づけていくプロセスがあまりにも漠然としていることだ。
自分の声を録音し、それを聞きながらこの声が好きと感じる声だったときのシチュエーションを思い出しその声を出せるようにひたすら練習を繰り返すと言うものだ。
ここの部分があまりにも体育会系というか科学的では無いように感じた。そのため私はこの方が実施している声のトレーニングに関しての申し込みは一旦リリースをした。
ただこの考え方やアウトプットに関してはものすごく参考になったため何度でも読み返していきたいと思っている。
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私たちが普段何気なく使っている声には、実は絶大な力が秘められています。
声の秘密、潜在的な力、素晴らしさを様々な角度から分析、検証している本です。