紙の本
分かりやすく簡潔で、過不足なく書かれた良書だと思いました。
2020/12/31 22:59
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投稿者:まお - この投稿者のレビュー一覧を見る
自殺をしようかと考えている方に対するカウンセリングについて書かれています。半年位かけてカウンセリングをでゆっくりと立ち直っていくという状況ではなく、直ぐに味方になり力になるためのカウンセリングについて書かれています。分かりやすいうえに、過不足なく、独習方法も書かれています。非常に良い本だと思っています。
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危機対応の機会が多いので読んだ。クライシスではカウンセラーも超テンパる。これぐらい構造化されてるぐらいがむしろちょうど良い。カウンセラーの心を守ることにもなる。
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0 どんな本?
惨事直後の緊急を要する支援が必要なクライアン
トへのカウンセリングのマニュアルと知識を教えて
くれる本。一般的な傾聴を軸としたカウンセリング
の要領とは一線を隠す教え。
1 何で読んだの?
(1) 大先輩から借りたので。
(2) 人の心に対する知識が欲しい。
(3) 普段の雑談や相談を改良した状態
2 構 成
全5章構成191頁
「はじめに」で日本ではまだまだカウンセラーを軽易
に利用する環境では無い〜から始まり 、「おわり
に」で是非出来るレベルに引き揚げてクライアント
からの感謝を自信にして欲しいと終わる。
3 著者の問題提起
傾聴を軸とした通常のカウンセリングでは間に合
わないクライアントが居る。それが惨事に遭遇した
対象である。
4 命題に至った理由
著者の目の前の人を楽にしたい実践者でありたい
気持ち
5 著者の解
クライシスカウンセリングのマニュアルを活用し
て短時間で味方になり適切なアドバイスをする事。
6 重要な語句・文
(1) 悩みの三層
(2) 4つの痛い所。(疲労、自責、無力、不安感)
(3) メッセージコントロール
(4) 言葉とメッセージの違い
(5) 原始人の比喩
(6) 5つのうなずき(5ステップ)
(7) 裏メッセージ
(8) ポイント要約・中要約
(9) 9つのメッセージ(メッセージコントロール)
7 感 想
読中にメンタルクライシス協会の教育を受講した
いと思った。1番刺さったのはメッセージコントロー
ル。普段から味方になる練習をしたい。深く知りた
い事は技術のディティール。人に勧めるなら原始人
の比喩。グラフで疲労の3段階などの概念を学び安
かった。タイトル通りクライシスカウンセリングの
本だったと思う。これは借り物だが返して自分で購
入したい。
一般人の私でも分かりやすい専門書。
8 todo
(1) メンタルレスキュー協会の教育を調べる。
(2) 近郊なら受ける。
(3) 普段からメッセージコントロールを意識して
味方になる練習をする。
9 問 い
効果的な支援の仕方は?
10 答 え
対象による。
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通常のカウンセリングとクライシス発生時の対応の違いがわかりやすくまとまっていた。
カウンセラーでなくても、いざというときの備えとして勉強になる一冊。