紙の本
貴重な証言、芸術性も高い
2022/09/09 17:36
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
女性の痛みにまっすぐに向き合った作品です。慰安婦にされたハルモニの証言が、美しい絵と共に表現されています。なぜか政治や歴史論争の文脈ばかりで語られ、置き去りにされてしまうハルモニの言葉を、糾弾調ではなく感情を押さえて伝えています。芸術性も高い絵本です。
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ハルモニたちの目線で慰安婦となった苦しみを書いた本はなかなかありません。貴重な一冊。絵もとても美しい絵本です。
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韓国の作家が書いた本なのに、感情を抑えて表現されていた。具体的な行為については記述を控えてあるので、小学校で読むのも可能。戦時中の日本兵が海外で行った非道な行為を表現してある児童書は貴重。
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力強い、伝えなければならないメッセージ、激烈過酷な真実を丁寧なタッチ、優しい花で、手のひらで覆うような質感で描かれた作品。美しい想定、タイトルからイメージ変更するが具体的な描写、文言で、自分の無知が圧倒され、一人でも多くの人にこの美しくも悲しく強い絵物語を手にしていただけたらと願う、
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ビッグイシューvol.436に載っていて、図書館で予約した。
慰安婦のお話。
ー
みんなが花を愛するように
お互いを愛しながら生きていけたら
うれしいね
ー(本文より)
日本ではあれこれ難癖つけられて出版が難しくて、結局クラウドファンディングでやっと出版できたとか(ビッグイシューの情報)
元慰安婦の方の証言が、記録と違うところがあるというのが理由なんだそうだけど…
「幼い少女が、突然戦地に連れて行かれ、軍隊が転戦するたびに移動しながら経験したことを、半世紀以上も過ぎた後で正確に証言することができるのでしょうか?」(前書きより)
「私たちは『慰安婦』問題の責任をひとりひとりの具体的な個人ではなく、彼らを指揮し扇動した国家と支配勢力に問うべきだ」(後書きより)