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《カエル男シリーズ第二弾》
2018/12/08 21:04
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルのとおり、「連続殺人鬼カエル男」の続編。御子柴弁護士など他の作品でもお馴染みのキャラクターが登場します。
前作同様、残酷な表現が多数あり、“黒”中山七里の世界全開の残虐系連続殺人ミステリー小説です。どぱどぱ。
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そうくるか!
2019/02/20 09:59
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投稿者:しんごろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
そっかー。してやられたわ~。自分の中では、どんでん返しをくらった気分です。今作は古手川より、渡瀬が主人公な感じがしましたね。「破砕」の章は、読んでてグロくてしんどかった。それにしても、まだ続く要素的な伏線あって、カエル男みたび現れるのかな。苦手なグロいシーンがあるけど、続編あるなら読んでみたいですね。
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「連続殺人鬼カエル男」の続編
2018/09/13 13:18
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投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る
「連続殺人鬼カエル男」の続編なので、まずはそちらを読んでから読むべきである。作品刑法第39条について考えさせられる。
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カエル男
2018/10/11 07:16
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投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
カエル男の続編です。前作を呼んでいないとさっぱり楽しさがわからないので前作は絶対に読んでおかないとだめです。
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「連続殺人鬼カエル男」の続編。
前作を読んだのが、1年半前。
しかし、細かい内容があまり頭に残ってなく、きちんと前作を読み直してから読んだ方が、さらに面白かった気がする。
前作では飯能市内が連続殺人の舞台だったが、今回は松戸から事件が始まる。「カエル男」の手口と思われることから、捜査協力を依頼される埼玉県警の渡瀬&古手川コンビが再び猟奇殺人犯に立ち向かう。
前作も「グロい」と評判だったが、中山作品にだいぶ慣れた今でも今作は前作以上に「グロい」。何かを食べながら読むのには、絶対向かない。
どんでん返しが得意な作者だけど、今作については、そこまで驚かされなかったかも…
前作に続いて、憲法第39条の在り方を考えさせられる内容だったが、ちょうど読んでいる最中に東海道新幹線で殺傷事件が発生。秋葉原の事件から10年。もう二度とあんな事件が起きて欲しくないと思っていたところだった。しかし、今回の犯人もやはり精神鑑定の元で罪を免れるのだろう。
精神が耗弱していても、人間として、やってはいけないことの判別が出来なくなってしまった現在。
作品の内容以上に、作品の背景にある問題を考えさせられる一冊となってしまった。
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「連続殺人鬼カエル男ふたたび」
中山七里の名シリーズ。
前作「連続殺人鬼 カエル男」で、到底人間とは思えない殺戮を繰り返し、市民を恐怖のどん底に突き落としたカエル男。その悪魔が10ヶ月の時を経て帰ってきた。
このシリーズ第2弾でもカエル男の殺戮描写には全く容赦は無い。カエル男の残忍さと不気味さは健在のまま。が、前回よりも行動範囲を拡大して殺し回るカエル男はサイコパス感を増している。
また、刑法39条に関しては今回の方がより焦点が当てられている。刑法39条の穴を利用する加害者(犯罪者)や悪徳弁護士だけではなく、被害者にとっての刑法39条の理不尽さ、市民から見る刑法39条の存在意義を扱っている。
キングダムの李斯は、「“法”とは願い!国家がその国民に望む人間の在り方の理想を形にしたものだ!」と言っていた。では、39条を作った者達は、何を願って作ったのだろう。きっとむしゃくしゃしたからとか、誰でも良かったとか、喧嘩をふっかけられた気がしたとか、そんな動機の加害者の為に作られた訳では無いだろう。39条にはそれ以外の為に作られたはずだ。
しかし、法は只の紙切れである。どんな願いが込められていたとしても、結局は使い手に全てが委ねられる。今回では、カエル男以外にも39条を盾にした人物が出てくる。犯罪を犯したにも関わらず、弁護士と結託し責任能力が無いことを主張して刑を軽くした男だ。このような男を見ると、39条は確かに理不尽に見える。しかし、一番理不尽なのは39条を悪用する弁護士と犯罪者であり、この点を忘れてはならない。
因みに39条以外のポイントは古手川刑事である。古手川ってヒポクラテスシリーズの古手川か!と気付くとあのシリーズで見せる顔とちょっと違う。こっちの方が刑事として悩みながらも成長し続ける姿が垣間見える。
果たして第3弾はあるのだろうか。あるならば39条を悪用する者達を叩き潰す爽快なストーリーを期待したい。
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残忍な殺害方法と幼児が書いたような稚拙な犯行声明文、50音順で行われるカエル男による連続殺人に挑む埼玉県警の渡瀬と古手川コンビ。
殺害方法が余りにも衝撃的でその描写をとてもじっくり読む気にならないほどだった。そんな中に刑法39条によって障碍者が犯した罪に対して遺族、もしくは世間の納得いく償いをせずまた世の中に出てくること、刑法39条を悪用する輩、医療刑務所の問題点など、考えさせられる内容だった。中山先生のこうしたいろんな問題点を社会に投げかけるところが好きだ。ラストはある意味、予想通り、大ドンデンの中山先生なので・・・と真犯人を予想、的中していた。渡瀬・古手川がみごと真犯人を逮捕したように一瞬思ったが、もうひと展開ある終わり方も中山先生らしかった。
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2018年60冊目。前作の衝撃再び。相変わらずのグロ描写に加え、無差別殺人鬼の恐怖、刑法第39条、触法精神障害者とテーマが盛りだくさん。最後が駆け足になってしまったのは物足りないけど、スカッとはしないが多少スッとする終わり方で良かった。
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まさかあのカエル男に続編が出るだなんてー!!! 今回も前作同様……いや、前作以上にとてつもなく酸鼻を極めるえげつない殺し方の連発。苦手な人にはお勧めできませんが。最初っから物凄いテンションのままぐいぐい引っ張られました。
所在不明の当真勝雄と脱走した有働さゆりを追いながらも、次々起こる事件を防げず切歯扼腕する警察。いまだトラウマに悩まされつつも事件に向き合う古手川。不安をひたすら煽るマスコミと、振り回される一般市民。抜群のサスペンス感に加え、刑法三十九条に関する社会的問題も捉えた重厚な読み心地も楽しめます。
とまあ常時エンジン全開のような猛スピードっぷりで読まされましたが。ミステリ的な謎とか意外性はあまりないんじゃないか……なんて思っていたのは甘かった。うーむ、どこまで凶悪なんでしょうこのシリーズは。そしてこのカエル男事件は果たしてこれで終焉を迎えたと言えるのかどうか。もしかしたらまだ惨劇は終わらない、のかもしれません。
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カエル男の続編。前作よりグロさがパワーアップされていて、所々飛ばし読み。
うーん、何故だか最初に犯人わかっちゃった。でも、アイウエオ殺人はなかなか混乱させられた。そして刑法第39条…難しいテーマだ。正しく線引きして裁ける人間など果たしているのだろうか。もしも身内が被害にあったなら、決して納得などできるものではない。心神喪失者であったとしても、厳罰を望んでしまうだろうと思う。
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過去ログをチェックしたら、カエル男第一作の読了が2012年。
登場人物のほとんどを忘却しており、100%楽しめなかった。
第一作をかなり引きずった続編でした。
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残虐な殺人現場に稚拙な犯行声明文。あのカエル男が帰ってきた!
絶対続編があると思ってたんですよね。あの終わり方。私にとっては少し思い入れのある作品。文庫化された『連続殺人鬼カエル男』に、このブクログを通してレビューを帯に載せていただきました。
そんなわけで、しっかり読もうと意識して読み始めたわけですが、所々忘れていて、前作を読み直そうと思いつつも、結構説明が入るので、なんとなく思い出すことができ、読み返すことなく、前作の内容も入ってきました。
でも、前作を読んでない方は、必ず前作を読んでから今作を読むことをお勧めします。
さて、今回もしっかりと刑法39条がキモとなっています。人それぞれ考え方はあると思いますが、こうした刑法を逆手にとって犯罪を犯す者は必ず出てきます。少年法にしてもそうです。また、39条が適用され、犯罪を犯し、完治しないまま娑婆に戻り再犯を繰り返す。こうした人間が後を絶たないということは、法を見直す必要があると思うのですが。
話が脱線しそうなので戻しますが、前作で実際に犯行を繰り返していたカエル男は、医療刑務所に収容されている筈なのに、明らかにカエル男の犯行とも言える現場が増えていく。
それに対して真っ向から迎え撃つのは、前回カエル男によって全身大怪我を負わされた古手川と、切れ者上司、渡瀬。
前回、アで始まる名前の人間から順番にエで始まる名前の人間まで殺したカエル男。今回は、カエル男を操っていたオで始まるカエル男大本命の御前崎教授がいきなり殺される。そして、次からはサで始まる名前の人間から殺され始め、世間は大パニックに陥っていく。
さてさて、1つ目のどんでん返しは予想がつきましたが、その予想の先にさらなる悲劇が待っています。間違いなく続きはあると見た!ですよね?中山七里先生?
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口にフックをかけられてマンションの13階から吊るされた全裸死体と、
子どもが書いたような稚拙な文章での犯行声明――。
埼玉県飯能市を震撼させた“カエル男連続猟奇殺人事件"から10ヵ月、
事件を担当した精神科医、御前崎教授の自宅が爆破され、家からは粉砕・
炭化した死体が出てきた。そしてあの稚拙な犯行声明が見つかる。
カエル男・当真勝雄の報復に、協力要請がかかった渡瀬&古手川コンビは現場に向かう。
さらに医療刑務所から勝雄の保護司だった有働さゆりもアクションを起こし……。
破裂・溶解・粉砕。ふたたび起こる悪夢に、二転三転する怒濤の展開と激震のラストが待ち受ける!
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筆舌に尽くしがたい凄惨な事件現場の描写が多々あって、気分が沈むが、だからといってページを閉じようとは思わせないのが著者である。刑法第39条の存在ゆえにその罪を逃れる者がいる一方、医療刑務所の手薄さなどの理由もあって、早々と外に出されることにより、新たな被害者を生むこともあり得る。前作で決着がついたと思われたカエル男事件だったが、ここにきて新たな被害者が現れ、今度の標的は「サ」から始まる。しかも、範囲が首都圏全域に及び、一般市民たちを恐怖に陥れるのである。誰の筋書きなのか、どこまで続くのか。渡瀬・古手川コンビが今回も捜査にどっぷりつかることになる。まったくもって救いのない物語である。そしてさらに背筋を凍らせるのは、医療刑務所から脱走したあの人物がまた新たな事件を起こし、野に放たれたままだということである。この後どんな展開が待っているのか、想像するのもおぞましいが、物語はここで本当に終わりなのだろうか。うまく呼吸ができなくなるような一冊である。
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大人気作『連続殺人鬼カエル男』、第2弾!!
埼玉県飯能市を震撼させた“カエル男連続猟奇殺人事件"から10ヵ月。
事件を担当した精神科医、御前崎教授の自宅が爆破され、家からは粉砕・炭化した死体が出てきた。
そしてあの稚拙な犯行声明が見つかる。
カエル男・当真勝雄の報復に、協力要請がかかった渡瀬&古手川コンビは現場に向かう。
さらに医療刑務所から勝雄の保護司だった有働さゆりもアクションを起こし……。
破裂・溶解・粉砕。
ふたたび起こる悪夢の先にあるものは―。
今回もグロいっす・・・オエーってなるので要注意!?w
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つまらない続編の典型例。どんでん返しが代名詞な著者にしては甘いプロットだし、ごめんなさい、原りょう氏や貫井徳郎氏の作品を読んでいると乱暴な書きっぷりに見えてしまいます。まあ普通です。