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「お金ははかれます。命ははかれません。はかれないものをはかるには、目盛がない魂の秤が必要です。」谷川俊太郎
心の扉の強度を測る
心の闇の程度を測る
あなたの励ましの効力をはかる
幸せを吸い込む力を測る
過去のことは水に流すのに必要な水量を量る
叶えたい願いのリストの長さを測る
感動の量を量る
心のもやもやを吹きとばす風速を測る
弱い者の声を聞きとる耳の長さを測る
言うのと言わないのの大きな差をはかる
いろんな 測る、量る、計る、はかる。
自分の心と対話する49のコトバたち。
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物理的に測ることができないもの‥心‥測れたらいいなぁって思うけど 実際に測った数字を見るのは怖いな(汗)
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「はかって目に見える形にできたらいいのに…」と思うもの(心や空気という曖昧模糊なもの)を、
可愛いイラストと心をくすぐる文章で目に見える形で見せてくれる本。
ユーモアのあるイラスト、ウィットに富んだ文章で、絵本なんだけど、明らかに大人たちに向けて書かれている。
神保町の絵本カフェで出会ったのだけど、装丁がとっても素敵で思わず欲しくなっちゃった。
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シンプルな絵と言葉がすっと入ってきます。ふわふわ生きてるので、私のまわりのものはだいたい計れないかな。
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はかりようのないものを、私たちははかろうとしてしまうものです。
自分が相手のことをどんなに好きで、相手が自分のことをどれだけ好きか、その大きさを比べたがることなんて、その最たるものでしょう。
そんなはかれないけどはかりたいものを、こうして客観視することで、やっぱりそれをはかろうとしている自分にも気が付きます。
はかりようのないものだけど、その単位は分かってるんですよね。
計ると測ると量るとはかるをきちんと使い分けてあるのも面白い。
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一気に読むよりは1日1ページくらいのペースで読みたい。
イタリア語と英語と日本語が並んでいて、日本語がいかに曖昧さを持つ言語かと思った。
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「あるあるー」と思ったり「なるほど」と思ったり、考えたこともなかったものや、「それとそれがつながるのかあ」と感心したり、チクッと刺していたり、しんみりと余韻を味わったり。
絵の全体は美しく、キャラクターはかわいくなくて素敵。
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「幸せだな」と感じた時に、どれだけ相手を尊重して感謝できるか。
「悲しいな」と感じた時に、どれだけ自分の気持ちに正直でいられるか。
忙しない日々を過ごしていると、自分の気持ちに向き合うことを忘れてしまいます。
この本を手に取った私は「思うがままの感情に委ねれば、答えは出る。難しく考えないで。」こんなメッセージを受け取りました。
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BOOKHOTEL神保町にて、宿泊した部屋にあったので。
絵本のような詩集のような、すてきな言葉たちが温かい(時にユーモラスな)イラストとともに並んでいる。よくある意識高い系の格言とは異なり、やさしく自分を労る言葉たちにほっとしたような気持ちになった。
「はかれないものをはかる」というタイトルの通り、さまざまな「測れないもの」が並んでいる。たとえば「真実を見抜く視力を測る」「あなたが去った後の静けさを測る」ーなどなど。
自分の中の「はかれないもの」をいろいろと考えてみたくなった。
手書きの文字もあたたかく、やさしい。
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何とも言えないゆるくて可愛い絵が、詩と絶妙にマッチしていてとても心に響いた。
私が1番心に残った「はかれないもの」は、「言うのと言わないのの大きさをはかる」と言う言葉です。
本の中の工藤あゆみさんの絵では、いただきますとごちそうさまと言う食事の前後の挨拶が例として挙げられていたが、大切な人には全て伝えたい。逆に相手にも全て伝えてほしい。と、考える私にとってはとても重要なことだと感じた。
また、これを読むことで他人がしんどい局面にいる時に、相手の気持ちを慮り寄り添うことができるようになれればいいなと感じた。
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なぜか分からないが、私は、この本を「エッセイ」だと勘違いしており、勘違いしたまま手にとって読んだ。実際には、聖書の中にある「はかれないものをはかる」という言葉にインスパイアされた、筆者の工藤あゆみさんが、「数字では表せない感情や言葉、出来事の質や重みを"はかってみよう"と思い」書かれたものである。
1ページに1つ「はかれないものをはかる」ことについてのイメージが、絵と言葉(言葉は日本語とイタリア語と英語)で描かれている。例えば「真実を見抜く視力を測る」"Measure the vision needed to guess the truth"という言葉と共に、そのイメージを示す絵が描かれている。それが、49ページにわたって続く本だった。
こういったものを表現することを通じて、筆者の工藤あゆみさんは、「私自身はこの試みによって人間や自分の過去を少し愛おしく感じられたり肯定的な視点を得ることができると感じています」と語られています。
例えば、「心のもやもやを吹きとばす風速を測る」"Measure the wind speed needed to blow the clouds away"と書かれたページがあります。実際には心のもやもやは、物理的な本当の風によっては吹きとばすことは出来ません。「風」という言葉が比喩的な意味で用いられているとしても、比喩として表されるような、もやもやを吹きとばすものは実際にはありません。もやもやを吹きとばすためには、もやもやをもたらしている、おおもとのものを直視するしかないのです。というようなことを私はこのページを読んで考えました。
何か正解がある訳ではないですが、49の1つ1つが、何かを感じたり、考えるきっかけになるかもしれません。
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キャラはあまり可愛くない"ヒト型ネコ"。
このキャラが何かをはかっているイラストが描かれているだけで、はかり方の説明は一切ない。
イラストだけ見ても何をはかっているのかわからない。
例えば、1人でソファーに座っているだけの絵から何をはかっているのかわかりますか?
これは、「あなたが去った後の静けさをはかる」が答え(絵のタイトル)です。
Misurare il silenzio dopo che mi hai lasciato
Measure the silence after you've gone
のように、タイトルはイタリア語と英語でも書かれているので、多くの国の人が楽しめる作品です。
いろんなものを「計ったり」「量ったり」「測ったり」「はかったり」していますが、
最後だけ「○○と◇◇の差を計れない」となっていました。
何が計れなかったのか、気になる人は読んでみてください。
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key word 詩集 ほのぼの 一見、癒される風(ふう) 実は真理に近い
そっか、詩集だったのか。ねこのイラストと柔らかいフォントで癒される〜って思って読んでいたら、いやいや意外と身に詰まさせれる。一緒に読んでいた娘は本能で感じ取ったのか、「なんか、怖い」と言って去っていきました。
大切なものは測れないけど、もらったり与えたりしていることを忘れてはいけないんだなあ。
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お金ははかれます。命ははかれません。はかれないものをはかるには、目盛がない魂の秤が必要です。
谷川俊太郎
はかれないものをはかる
一人一人の心にある信心の深さや強さを注意してみなさい
はかれないものをはかるように、今の自分の心の状態や、誰かに対する気持ちとかを数値化というか、客観視すると、自分のことが理解できるのかなと思った。
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シュールな絵と反対に、添えられる一文は意味が深い。数字では表せない感情や言葉、出来事の質や重みをはかってみようと思った著者。確かにそれらの量は人それぞれ。自分の量が当たり前だと思って、接していてはその人とは上手くやっていけない。人間関係で行き詰まったとき、相手は自分とは〇〇の量が違うんだ、だから今自分はこの人と上手く付き合えないのかな。と思えば心が軽くなりそう。
手元に置いておいて、ふとした時に開いてみたいそんな本だった。
好きな一文
なにかいいことが降ってきそうな角度を測る