紙の本
メッシタ
2018/10/10 06:59
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
父を亡くして癒しになっていた食堂メッシタが閉店すると聞いた。なんだか美味しそうな、ダイエット中には厳しい本。
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満希が営む目黒の小さなイタリアン「食堂メッシタ」。
ライターの笙子は母親を亡くし落ち込んでいた時に、
満希の料理に出会い元気を取り戻した。そんなある日、
満希がお店を閉めると宣言し…。料理小説。
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山口さんの作品はいつも沢山の料理が出てくる。今回はイタリア料理(イタリア料理というのはないそうですが。)
主人公の満希さんがたくさんの料理を、スピーディにエネルギッシュに作っていく描写はすごくワクワクする場面でした。勝手に食堂で起こる人間模様が描かれると思っていたら満希さんの自伝の様になっていて、実在の人物でほんとに食堂メッシタがあるのではと思ってしまうお話しでした。
夢を見つけ、腕を上げていってもその上を目指し、イタリアで武者修行をする満希さんに勇気をもらえます。
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山口恵以子 著「食堂メッシタ」、2018.4発行。食堂メッシタ(5坪の店内、メッシタは酒場の意味)を一人で営むアラフォーの蘇芳満希(すおうまき)の物語、2011年から6年間、予約のみの正統派イタリア料理の店の話と、その「メッシタ」オープンに至るまでの日本のイタリアレストラン、イタリアのレストランでの10数年にわたる修業の話。全体的には期待したほどではなかったです。メッシタの料理と料理修業の話の両方に気持ちが分散された気がします。どちらかにポイントを絞れば読みやすかったような気がします。
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読むだけでお腹が空く。美味しいものが食べたくなる。
アレも食べたい、これも食べたいってなるわ。
これだけの情熱を持って料理を作っているのだから、まずいわけがない。つられて、カツオのカルパッチョを作ってしまったわ(笑)。
美味しいものっていいな、嫌なことなんかすっかり忘れて、楽しい気分にさせてくれるもん。美味しいものを食べるために働こうっと。
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こんなお店が近所にあったら絶対に通う!!
小説に出てくるイタリア料理が全て美味しそうで、ヨダレが出そうでした。
ちなみに、ですが、
同じようなお店は日本各地沢山あると思いますが、
目黒に以前そういうお店があったなぁ、と記憶が蘇ってきました。まだあるかなぁ、そのお店。。。
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面白くて、美味しそうだった。
私は食べ物の本が好きだし、もちろん食べ物が好きなので、物語のおおかたをしめる食べ物の描写がうれしい。食べ物好きじゃないと斜めに読むかも。イタリアンの本は、こってりした料理描写が多く、読んでいて胃もたれしそうなものが多いけれど、こちらは、素材をひきたてる調理ですっごく美味しそうだった。
あー、こんな店が家の近くにあったらなぁ。一月前から予約が一杯なのに週2で行ける笙子さんはすごいな。こんな店が移転したら、自分も引っ越しそう。
ぜひとも、移転後の話を書いてほしい…。
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“メッシタ”とは、イタリアで酒場を意味する。
4か所にあるカウンターに、背もたれの無い丸椅子が10脚あるのみ。
蘇芳満希(すおうまき)が料理もサービスも一人でまかなう小さな店だが、毎日予約だけで埋まってしまう。
本格的なイタリア料理。
良い素材を使い、シンプルに見えるが手は抜かない。
三月いっぱいで閉店し、別の店を開くことになった。
常連客である、ライターの宮本笙子は、かつて自分を気落ちから立ち直らせてくれたこの店のことを、書き残しておきたいと思う。
料理人・満希の、「メッシタまでの日々」を笙子が聞き書きするスタイル。
特別に変わったことが起こるわけでもなく、文体が凝っているわけでもないが、料理人として成長していく満希を追うだけでどんどん読める。
一途に料理、それ以外何もない、清々しいほどに。
まさに、毎日食べても食べ飽きない、満希が求めてきた味だ。
イタリア料理を長靴いっぱい食べた。
ごちそうさまでした。
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イタリアンのお店を一人で切り盛りする満希。彼女の自分の店を持つまでの料理修行の日々を描いている作品。日本国内に留まらず、イタリアの様々な地方へ行ってそこのお店で働きながら修行する姿がひたむきで、たくさんの事を吸収できる喜びに溢れていて、そこまで好きなことがあるなんて、と羨ましい。
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楽しく、かつ、真摯に、必死に向き合うイタリア料理。満希の生き様と出会いの妙、親や周囲の理解。全てが羨ましく思えた。彼女の気合や覚悟がもたらす縁は今の彼女に必要不可欠なものばかり。お料理の描写はどれも美味しそうだったけれど、料理名がやや難解で、時に気取って高めのお店に行って、メニューの説明を必死に読む自分を思い出してしまった。いいお話だったし、メッシタのその後も知りたいけれど、一つだけ。京都でもあの時は揺れました。少し距離のある所で大きな、何か、嫌なことが起こったと十分わかる程に。
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胸焼けしそうなほど濃厚なイタリアンの描写
私に知識がないため、もったいない!
食べこぼしばっかりな気分…
でもおいしいんだろうなぁ
何かを心に定めてやりきる情熱はすばらしい
眩しくなっちゃった
まきさん、実際いるんでしょうね
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こんなに美味しそうなイタリアン初めて!食べたいーっ!と身もだえしそうになる、美味しそうな描写の数々。イタリアにも行ってみたくなった。
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メッシタに通う客たちの様々な事情を描くのかと思ったら
ほとんどが店主でオーナーシェフの満希の話だった。
一話目での客でライターの笙子目線の彼女は魅力的。
なのに、彼女自身が自分を語るようになって、なんだか
自信家すぎるのが鼻につくように。
先輩より自分が腕が上だから先に出世しても当り前と
思ったり、、、
お店で出す立派な料理だけが素晴しいと思っていたり。
いくら実力社会だとしても、ちょっと、、、
がんばってて、実力もある努力家のはずなのに、私には
好きになれなくて残念。
出てくる料理はとてもおいしそうだった。
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とっても美味しそうなイタリア料理がたくさん出てくるお話。
私も料理するのは好きだけど、美味しいお店の料理を食べると、本当に美味しいものはプロに作ってもらえば良いんだから、家での毎日の料理はこだわりすぎないようにしよって思う。
この本を読んで、あー、そりゃあお店の料理に敵うわけないよねって改めて思った。
料理人に歴史あり。
イタリア料理は奥が深いなぁ。
パスタは〆料理ではないって、知らなかった。
アンティチョークの卵焼き、トリッパのフリット、食べたい!
登場する女性達が、とにかくよく食べるのがすごいなーと感心した。
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満希が一人で切り盛りする小さなお店は、酒場を意味する「メッシタ」 予約が取りにくく、美味しいイタリアンの料理を食べさせてくれる。満希が、この店を始める前に、どんな人生を歩んできたのか。
これはとっても良かった。
修行しに行ったイタリアで出会う料理がとにかく美味しそう。満希のキャラもいい。何かに真っ直ぐ突き進む様が心地いい。
しかし、やはり料理がいい。生シラスってイタリアでも食べるのかと思ったり、アーティチョークって食べたことないけれど、見た目よりも、食べられないところをとっちゃうと小さくなっちゃうんだー、と思ったり。
読んだ人はみな明日イタリア料理が食べなくなるな違いない。私?サイゼリアにでも行こう。