紙の本
焦らず、あせらず。
2018/07/05 16:29
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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
小津安二郎の映画を観ていると、そこに登場する例えば笠智衆演じる男性などはとても年をとっているように見えるが、実際には60歳にもなっていないのではないだろうか。
小津の映画が作られた頃はまだ定年が55歳ぐらいであったと思われるが、そもそもその当時であれば平均年齢も今よりうんと下で、定年から何をしたらいいかなんてあまり考えなかったのではないか。
あるいは、家の中の家族構成も今とは違って何世帯も同じ屋根の下で暮らしていたから、定年を迎えた老人たちもそれなりの役割が自然とあったように思える。
そんな時代から半世紀も経って、定年という人生の節目が脚光を浴びる時世になるというのも、不思議な感じがする。
先の『定年後』という新書が話題となってたくさん売れたのも、そういう時流にマッチしたからだろう。
そして、その続編が本書で、続編といってもタイトルに「準備」とあるから、「定年」というイベントをはさんで、まずこの「準備」があって、そのあとに正編の『定年後』が続くということになる。
正続で著者の考えが違うかといえば、そんなことはない。
結論めくが、「定年後は、何をやってもよく、何をやらなくてもいい。自らの個性にあった働き方、生き方をすることが大切」ということだろう。
であれば、この本の中でも紹介されている定年後の働く姿はあくまでも参考でしかない。けっしてその人がベストとは著者は言っているわけではない。
巻末に「定年準備のための行動六か条」が掲載されているが、「準備は50代で十分」と著者も書いている。
焦らず、あせらず。
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定年退職者、地域で活動する人々への取材で見聞した多彩な実例を公開。前著『定年後』よりさらに踏み込んだ具体的ヒントを明かす。
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良書。
経験、取材が豊富。
人それぞれ。何をやってもいい。やらなくてもいい。やりたいようにする。その為には、自ら行動してみる事だ。
かなかな実現が難しそうな事例ばかりで私には参考にならない。もっとハードルの低い提案が欲しい。
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<目次>
第1章 人生は二度ある?
第2章 「もう一人の自分」を発見
第3章 60歳からのハローワーク
第4章 最後に戻るのは地域と家族
第5章 童心に戻る
第6章 魅力的な先達に学ぶ
第7章 逆境がチャンスに
エピローグ 定年準備のための行動六か条
<内容>
『定年後』を書いた楠木さんの第2弾。自らの経験と多くのインタビューからまとまられているので、信憑性が高い。その辺の学者よりもいい知恵がたくさん含まれている。まさに定年間近の渡しには響いた。
面白かったのは、著述業になり、インタビューを多くしている著者を見て、同窓会で友人が「高校時代と変わらない」と言ったシーンだ。結局は、若い時に培ってきたものが定年後にも反映されるのだ。
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・最後に戻るのは地域と家族
・病気、災害や事故との遭遇、親しい人の死、家族の介護、子どもの不登校や家庭内暴力、会社の破綻、リストラや合併、出向、左遷などの挫折や不遇の体験を通して一歩前に踏み出す
などが、心に残りました。
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シニア向けライフプラン研修でお金・健康・趣味などが重要と説かれる。だがそれだけでは物足りない。長い定年後を充実させるには、やりたいことを見極めて行動に移す準備が必要‼️『定年後』に続く、シニア社員や定年退職者への取材を重ねるなかで新たに見聞した、個別的で多彩な実例?自分らしい第二の人生を踏み出す上で役立つ具体的ヒント。巻末に「定年準備のための行動六か条」第一条あせらず急ぐ!第二条趣味の範囲にとどめない!第三条身銭を切る第4条個人事業主と接触する第五条相手のニーズに合わせる第6条自分を持って行く場所を探す‼️
1章「人生は二度ある」(10年後・・○年後(余生から第二の人生へ)」 2章「もう一人の自分を発見」(いくつもの時間が大切)芸名を名乗る‼️5章「童心に返る」(誰もはじめは子どもだった)心にしみた文があった。「何をやってもよく、何をやらなくてもいい。大切なのは、1日1日を気持ちよく「いい顔」で過ごせること。」「子どもの頃の自分と今の自分がつながると、それが一つの物語になる。」「子どもたちよ。子ども時代をしっかりと楽しんでください。大人になってから、老人になってから、あなたを支えてくれるのは、子ども時代の「あなた」です。」第3章 60歳からのハローワーク 第4章最後に戻るのは地域と家族
第6章 魅力的な戦略に学ぶ 第7章 逆境はチャンスに!
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ベストセラーの「定年後」に続く第2弾。書いてあることはしごくあたりまえの内容で”目うろこ”的なものではありませんでした。
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前作「定年後」は新鮮味があったが、本書はその焼き直しであり、デジャヴ感満載だった。自分が休職したことに思わせぶりに何度も言及しているが、そのことを具体的に書いてくれたら面白かったのに。
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『定年後』の続編。事例がさらにプラスされた感じ。二番煎じの感も。家族の人間関係を大切にするのはもちろんだし、それ以外の地域や興味関心を一にする人間関係を構築するのは前提として、そんなにがつがつ準備してガンガン老後を過ごさなくてもいいのではという気持ちも…。田舎だから晴耕雨読を軸に過ごせれば十分だ。
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40代会社員は、誰の役に立っているのかわからない、成長している実感が得られない、こよまま時間が流れていっていいのだろうかの3つに集約できる。それをこころの定年と呼ぶ。
定年後を気にする女性が増えている。
数多く取り組むことで、それが質に転換する。
鳥屋籠。
自分を変えるのは簡単だというが、自分が変わるのではなく、自分と他との距離、関係が変わるだけ。
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『定年後』の実践編と銘打ってあるように、現役中の定年準備そのものというよりも、前作に引き続いてインタビューによって定年後の様々なあり方を提示し、各自にとっての進むべき方向性の選択肢を考えさせてくれる。
著者は子供時代の興味を可能性の一つとして提示しており、なるほどなと思うが、個人的にはそこには響かないと改めて思う。
18-185
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事例を多く紹介しておりわかりやすい。定年後の20年を長いとみるか、短いとみるか。できれば好きな事をしながら過ごしたい。2019.3.12
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前作の「定年後」を受けての本。
具体的に書かれていて大変面白かった。
やはり石の上にも3年、3年は区切りなのだと再認識出来た。
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じゃんけんを続ける
負けが続いても何かの力になる
定年後の人ばかりでなく
病気やリストラ、家族の不幸など
つらい人にも読んでほしい
人生のリセットが出来る、と思って
前を向いて進んで欲しい