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総じてしまえばジャンキーの与太話。
所々面白いとこもあったが尻切れとんぼ。
【図書館・初読・6月28日読了】
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20180816 結局〆太ってどういう位置づけなのだろう。世紀末のあの頃の雑踏感が出ているので懐かしく読んだが冷静に追うと非現実感に包まれる。テーマを追うと言うより非現実感を楽しめば良いというのが読後の正直な感想だ。
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原田宗典氏…言わずと知れた(いや知らん人も多いのかも)原田マハさんの実兄なのだが破竹の勢いの妹の陰に隠れ今や過去の人に成り下がってしまった感が強い。
それもこれも身から出た錆自業自得なのだがよりによってリカバリーショットに落ちぶれる原因となったネタを持ってくるなど言語道断全く何を考えているのだろう。
肝心の小説もちまちまと狭い世界で進んでいたストーリーが後半で一気に弾ける、その取ってつけたようなぶっ飛び具合は「アンタまだやってんだろ」と勘ぐりたくなるほどの苦笑もの。
とにかくもういい歳なのだからカッコいい大人の話をかつての痛快な文章で読ませていただきたい
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東洋一がバッティングセンターで鈴木使命太,〆太に会う所から話が始まるが,〆太は盲目だが非常に感が良い.洋一はハッパできめて自堕落な生活をしていた.中学時代に金田香に胸をときめかせたが,卒業時に小さな事件があった.大学時代に遊び人の西田に雀荘で会い,話が展開し始める.〆太は永福町の豪邸に住んでおり,洋一の来訪を歓迎してくれる.洋一は西田の指南で裏ビデオの商売をやるが,その過程で金田香を見つけ,西田に取り持ってもらって再会する.西田は時折表れて,話題を提供するが,オウム真理教の覚醒剤事件は村井が出てきて,楽しめた.その過程で〆太の父が凄い奴だということも判明.話の展開が急で予想がつかないところが非常に良い.面白かった.
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30年前に大好きだった作家の、事件後の復帰作『メメント・モリ』はご祝儀の意味も込めて予約して購入した。本作は買う気はもちろん、読む気も起きず放置。図書館でたまたま目にして借りてきた。数ページ読んで「ああ、またか……」と失望したが、頑張って読み進めるうち印象が変わってきた。句読点を極端に省いた文体は読みにくく、差別語・卑猥語のオンパレード、内容はジャンキーの戯言と言えなくもない。でも少しだけ光がみえた……気がする。続編はあるのかなあ?