紙の本
感じたこと
2018/10/06 22:29
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投稿者:LibraJP - この投稿者のレビュー一覧を見る
「なんてひどい母親なんだろう」
読みながらずっとそう思っていました。
「どうして許せたんだろう」
読みながらずっとそう思っていました。
でも、心を震わせ涙をあふれさせた言葉たちを思い出すと、
分かったような気がしました。
ばあちゃん
「僕はブタじゃないって言って」
キミツ
「親を怨んだり自分を憎んだりしてるのが本当のうたちゃんなの?
そのもっと奥に本当の本当のうたちゃんがいるんじゃないの?」
かなちゃんと大将
「うたちゃんうちの子になりなよ」
「うたちゃんそんなに自分が嫌いなの? オレうたちゃん大好きだけどなァ」
ツレちゃんは…(笑)
「うたちゃんの飛行機がおちませんように オンソワカー」
だからこそ最後に著者のこの言葉が出てきたんだと思うのです。
「お母さん 僕を生んでくれて ありがとう」
電子書籍
吐きそうになる
2019/01/06 21:23
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投稿者:マミィ - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでいて胸が苦しくなる、という表現では足りない。
喉の奥に重くて冷たい鉄球がつまったような、生きた心地のしない感じになる。
子どもの、母親を思う気持ちが母親が子どもを思う気持ちを上回った時の、つらさ。
途中、笑い飛ばしてしまおうとする作者の姿が痛々しい。
多くの人に読んでもらいたいと、心から願う。
電子書籍
映画の紹介を
2018/11/20 22:20
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
今朝のテレビでやってまして、チラシを見たことはあったけど、どういう内容の映画なのか、今日初めて知りました。
筆者自身の実体験で虐待に苦しむ子供達を救いたいと涙ながらに語っていて、すごく心が揺さぶられました。
映画を見て、この手記も見て、また漫画化されてるということで、是非そちらも読んでみたいと思います。
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書店で見つけて衝動買い。
絵柄の変化や旧版との違いを探しながら読むのが楽しい。
映画への期待がさらに高まった。
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手記版の方で読んでいたんですが、改めて漫画版を読んでみました。文字だけではなく、絵も一緒に読んでみると、結構笑えるシーンも多いということに気づいた。手記版では笑っていいのかどうか分からなかったのだけど、キミツとのやりとりとか笑ってしまった。またいろんな登場人物の魅力に改めて気づかされました。大将、ばあちゃん、かなちゃん。職場の人たち。映画化されるので、誰がどんな演技をするんだろうと想像しながら読みました。映画も楽しみにしてます!
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息子No.2が本屋に行きたいと言ったので、本屋ならばとついて行った。
よくあることでだが、息子何も買わず、私積読本がたまっているのにもかかわらず数冊購入。
数冊のうちのタイトルに目を奪われて手に取った一冊。
いろんな立場からの感想を持てたけど、
私は息子君達大好きです。
…娘ちゃんも。
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図書館の新着のところにあったので、題名にひかれて借りて読んだ。
外で読んでいなかったら、絶対に泣いていた。
絵はそんなに好きじゃないけれど、内容はよかった。
おばちゃんのようなおばちゃんになりたい。
それより、「お母さん」しないといけないけれど。
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「母の形見は借金地獄」を読んだ流れで、この本(マンガ)を手に取りました。児童虐待のニュースは最近になって特に増えたような気もしますが、この本を読んで、大なり小なり以前から問題のある親はそれなりにいたのだと思いました。親にされた仕打ちの記憶が消えない(揺り起こされる時もある)ことも、本当に辛いだろうと感じました。
ただ、この作者さんは、「ばあちゃん」のような素直に甘えられる人もいたり、友人にも恵まれたこともあって、自分の気持ちを正直に素直に打ち明けられる(受け止めてもらえる)人がいたことが幸いだったのではないかと感じました。
作者さんは、辛くても自分や母親の過去と向き合うことを通して前向きに生きて行っていますが、これは親に辛い目にあわされてしまった人に共通した問題解決の道筋ではないかと思います。言うのは簡単で実際に向き合うのは難しいかもしれませんが、この本を読むことを通して、その可能性に気づくきっかけになれば良いなと思います。(ちなみに、この本も、涙なしでは読めませんでした。)
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千葉の施設、小学校時代の同級生もはいってたなと思い出した。今考えると、子ども自身ではなく、家庭に問題があったのかも。小学校時代って、割と家庭に課題を抱える子がいたような気がする。
タイトルにあるように、母さんがどんなに僕を嫌いでも、作者が母さんと向き合おうとする、その動機は、なんだろうか…。さらっとしか書いてないけど、彼の姉はどう感じてんだろうなと思った。
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私も親に虐待され逃げてきた人間です。私も中にも、私を罵る豚がいます。
私もいつか、作者さんのようになれるのでしょうか。私にはとても母を許せない。
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あまり涙もろい方ではないけれど泣いてしまった。どんな過去を背負っていても本人次第で道は切り開いていける、傷は癒せるのだ。長い道のりだったのだろうけど。胸がいっぱいになってしまうよ。
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著者のたいじさんは、決して恵まれた環境で育ってはいない。だけど、道を外れてしまうか、そうでないかは親以外の環境によるのではないかな。お互いほかの相手を見つけて離婚する両親、心を閉ざす姉、いじめをする同級生たち。過酷な環境ではあるけれど、父親の工場の人たち、ばあちゃん、食肉工場の人たち、キミツ、大将夫妻、ツレさん。とても温かくてほっとする。
中でもばあちゃんがの存在、一人でも本気で自分のことを思ってくれる人がいるということが支えになったと思う。「僕はブタじゃない」には泣ける。最期に再開できてよかったな。
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角川つばさ文庫で小説版を読んでいたので、内容はある程度知っていたが。
本家漫画の方が、よりリアルというかグロテスクで、真に迫るものがありました。
読んでいて、気が沈む感覚というか。
工場の人々に愛される子供時代があったからこそ、作者の歌川さんが最終的に人を信じることができるのかな。
また、生きるパッションとバイタリティーが大きい才能ある人なのだと思う。