紙の本
枠はない
2018/09/04 19:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
とうとう舞台は宇宙へ。
工学的には、軌道エレベータというのは、
それほど魅力的な案ではないのかな。
人間とそうでない知性との境界がどんどん薄れていく。
電子書籍
不完全な神
2018/06/26 21:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mancha18 - この投稿者のレビュー一覧を見る
何かもう、オールキャスト的な展開で、そんなところからもシリーズ終盤なんだなぁ...と感じます。
とりあえず、キガタが大活躍するので、ファンは刮目せよ!
投稿元:
レビューを見る
読み始めた時はこんなに付き合うことになるとは思ってなかったが、Wシリーズのもう9作目。
今回は阿蘇にあるウォーカロン・メーカーの会社が何者かに乗っ取られたところから始まる話。
関係もなさそうなところにハギリが行く羽目になって、何らかのトラブルに巻き込まれるのはいつもと同じパターン。
そしてまた、ああだこうだいっている内に結構ページが進むのもいつもの通り。
宇宙に逃げ出したAI。ポスト・インストールされていないウォーカロン。最後に出てくる、あれ。今回はさっぱり付いて行けなかったよ…。
どう片が付いていくのか、次巻は10月刊行予定とあったが、買うかなぁ…?
投稿元:
レビューを見る
とうとう宇宙に行っちゃったよ。
更に、サエバ・ミチルの謎?にも近づいて、この世界観がたまらない。
やっぱり百年シリーズ読み直そう。
投稿元:
レビューを見る
シリーズ最新作。
講談社ノベルズの新刊をちょっと前に読んだので、『ああ……なるほど……』という感想だった。
投稿元:
レビューを見る
Wシリーズ9作目。
あらすじやら、帯やら見ると、イシカワのチャーター便が行方不明にって所が前面に押し出されてるけど、いやいや、そこは問題じゃないって。イシカワのゴタゴタよりもあるけど、そこでもない。読んでて「この巻のメインは何だろう?」てずっと考えてた。登場人物(※人工知能やトランスファ含む)が増えてきて、整理しないといけない感じにもなってきたけど、要は、整理しなきゃいけないくらい、人間、ウォーカロン、トランスファ、人工知能の境目がわからなくなってきている。ポスト・インストールしていないウォーカロンや、クローンに焦点が当たっていて、倫理的な議論もなされてる。今の時代はどう考えても叩かれるし、Wシリーズ内でも世間の反発があるとハギリ博士が認識している。だけど、もし本当にこんな未来が来るのなら、倫理観って何なのかなって思ってきちゃうんだろうな。
答えが薄ぼんやりとも見えないので、私の頭では難しいテーマだ。
さて、次巻で完結するらしいこのシリーズ。今までシリーズ内で出てきたテーマに結論が出るのかどうか……。それすらも読めない(笑)
投稿元:
レビューを見る
【あらすじ】
カイロ発ホノルル行き。エア・アフリカンの旅客機が、乗員乗客200名を乗せたまま消息を絶った。乗客には、日本唯一のウォーカロン・メーカ、イシカワの社長ほか関係者が多数含まれていた。時を同じくして、九州のアソにあるイシカワの開発施設が、武力集団に占拠された。膠着した事態を打開するため、情報局はウグイ、ハギリらを派遣する。知性が追懐する忘却と回帰の物語。
【感想】
投稿元:
レビューを見る
「人間はいつか死ぬのです。いえ、あらゆる生命は、いずれ生命活動を停止します。生命だけではありません。あらゆる運動が、いずれ止まります。それが宇宙の原理であり、真実です」
『オーロラも大人になった。否、みんな大人になった。大人になったままである。』
「安全側ね、たしかに、工学の基本だ ー そうしてみると、国家どうしの争いも、結局はお互いが安全を求めすぎて起こる、ということですね?」
「そのとおりです。ただ、安全を求める思考が問題なのではなく、安全を求める姿勢がときとして問題となります」
「思考と姿勢の差は、何ですか?」
「相手に、それが見えるかどうかです」
『こういう不自由な状況が、僕は嫌いだ。近づきたくない。抵抗しようとまでは考えないが、離れたいとは思う。僕が持っている正義は、その程度の大きさなのだ。』
投稿元:
レビューを見る
SF。Wシリーズ9作目。
なんだか、終盤の会話が難しい。
次作で完結らしい。
世界の真理に迫りつつある感じはあるが、これ、あと1冊で辿り着くのか…?
投稿元:
レビューを見る
【描きたいな、描きたいなっていうから】
ここがクライマックスではない。ましてやエピローグではない。そう信じて、物語は続いていく。
大きな縁を描いて、その矢は放たれた。まるでそうするしかなかったのだと自分に言い聞かせるような暴投だったとしても。
淡い思いは伝染して、静かに身体を侵食していく。やがてくる悲劇のスパイスになってしまうのではないかと思うのはきっと2時間ドラマの見過ぎだろう。
放たれた矢が残酷な誰かの手によって打ち落とされないことを切にねがう。きみはねがう?
投稿元:
レビューを見る
国内唯一のウォーカロンメーカであるイシカワの工場で、立て籠もり事件が発生した。
協力を求められたハギリは、タナカ、ウグイらと共に工場へ向かう。
工場には既に先遣隊が2度送られてきたが、そのどちらも音信不通となった。
ハギリはトランスファによる反乱の可能性を示唆するが、デボラはその痕跡を見つけることができず、事件の動機や手法がわからないまま、再び工場へ突入する。
投稿元:
レビューを見る
科学の進歩によって言葉が意味を変えたり失くしたりすることがある。
百年シリーズとWシリーズでは「ウォーカロン」という言葉の意味が違っていた。
これからもっと変わる。
「人間」という意味に変わるかも知れない。
「人間のように〜」なんて問うのは次巻が最後かも知れない。
ハギリが知見する未来の社会、Wシリーズ九作目。
投稿元:
レビューを見る
Wシリーズ、第9作。キガタが“ある”一つのターニングポイントを迎える本作。そして百年シリーズとの関係性がまた大幅にアップした(^^ 全然終わる道筋が見えないのだが……まあ、だからWWシリーズに続くのだけど…。Wシリーズを読み終わったら、一度百年シリーズを再読せねば。
投稿元:
レビューを見る
ウォーカロン・メーカーのイシカワの地下の開発開発施設で反乱が。トランスファの侵略らしいと物語は始まる。
Wシリーズで見え隠れしていたウォーカロン・メーカーの意図が明かになると期待して読み始める。
予想に反して、前半は地下の状況が掴めず、なかなか進捗しない。
中盤からジワジワと潜航していく印象。
今回の主役はキガタ。ウォーカロンだけど、ポスト・インストールされた彼女が人間に近くなっていることにドッキリする。勿論、デボラとの親和性は高いし、かつて一度死んでるけれど。
後の物語読むとき彼女が登場したら、幼児の時の呼び名を想い出しそうな気がする。
ウォーカロンも人工知能もトラスファも人間も何の違いがあるんだろうか。人間が人間である理由って何だろう。
人間は人工知能を崇めるようになるんだろうか。人工知能だって狂うかもしれないのに。
ついつい、そんな色んなことを考えてしまった。
終盤は百年シリーズの始まりにグッとリンクした印象。
クジ・マサヤマって、何処で登場してたんだっけ。ちょっと読み返さないといけないなあ。
このシリーズはSFの名作が引用されているが、本作はブラッドベリ。ちょっと意外だった。
投稿元:
レビューを見る
人工知能の名前が覚えられなくなってきた…。とうとう宇宙も舞台に入ってきた。今回は大勢の人やウォーカロンが死んだけど、悲しい的な感情が一切湧いてこないのは、やっぱり人の命の価値がちょっと希薄な世界だからかな。