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投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズの中で一番ゾワッとした。
特に最後のどんでん返しは一回読んだだけでは気づけなかった。
二回目読んだら確かにそう読み取れる伏線がちらほらとあって良い。
紙の本
世界観に浸れました
2018/07/18 06:52
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投稿者:お勉強大好きベロ君!! - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み出して直ぐに世界に引き込まれました。
気がつけば読み切ってました。
浸れましたね。
紙の本
犬神の杜
2020/03/04 20:31
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投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
トンネルでの事故の話で裏には悲しい犬神の蟲毒に関する物語がある。シリーズの中でも少し変わった感じの作品になっていたと思います。犬神憑きの女性、作古さんが最後にに春菜に救われたところにちょっと感動しました。
電子書籍
気の強いヒロイン
2019/02/06 11:14
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投稿者:まかゆら - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハナちゃん、我が強すぎるよ。
だけどサニワとしてやっていくならそれくらいのがいいのかも?と思ったりして。
自分を強くもってないと霊に取り込まれてしまいますからね。
ただもう少し周囲を頼った方がいいとも思いました。
犬神とみたり、怪しい声を聞いたりしたのに、黙っているのはどうなんだと。
これだけ今まで怪奇現象に立ち会っているのに、未だに気のせいだと思って信じないのは現実逃避しすぎだとも思います。
今巻は犬神の話で、誰が犬神憑きなのか予想してみましたが、見事当たりました。
ただその人が本当はどうなっているのかまでは分かってなかったので、思わぬ結末にびっくりしました。
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回はこれまでとはちょっと趣向の違う話。
それにしても。
主人公は仙龍仙龍うるさいし、
いまだに成長(変化)もなく迷信を頭ごなしに否定。
かと思えば、コトが起こると慌てだすし、
いざ仙龍に会うと何もせず見つめるだけ。
出向先のお節介おばさんの話には耳を傾けないくせに、
直後に「わたし、よそ者扱いされてる」と居心地の悪さを感じたり。
なんでこの人を語り部にしたん。
この感じが世のスタンダードなん?
長坂のことと合わせて、このシリーズにすっきりする結末が待っているのか。
期待と不安と。
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
女性の変死事件が相次いでいたトンネルに向かう春菜。最初から緊張感があって、楽しく読むことができました。
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今回の舞台は、嘉見帰来の山を通す風切トンネルの工事現場。
その現場を仕切る建設会社、橘高組で働く女性二人が相次いで不審死をとげる。
その遺体には無数の噛み傷があったという噂も。
ひょんなことから高沢春奈は、不穏な噂の正体を探ることを頼まれ、嘉見帰来山の現場に出向することになった。
今回の相手は、成仏させることができる怨霊とは異なり、「人の我欲が生み出した憑き物」。
己の不幸を呪い、人を羨み、妬み、憎む心に憑き、決して離れることなく、時として術者にも跳ね返る犬神。
その巣は嘉見帰来山にあった。
「その発現は穢れの極み。御仏の力にすがれない」。
雷介和尚でもどうしようもない。
仙龍がひねり出した秘策は、山を曳くというものだった。
この作品でも、春奈の負けん気の強さは、そこここに表れる。
だが、それは、底意地の悪さでも性格の悪さでもない。
まっすぐな強さだ。
それがあるからこそのサニワなのだろう。
そして、切なくも痛ましい出会いが、ここにもあった。
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地震後は軽めで明るい話にしか手が伸びずにいましたが、これは別。今度は犬神に祟られた山のトンネル工事に呼ばれた春菜。前作と前々作ほど切なさがないのが残念なうえに、怖さも控えめですが、犬神筋の哀しさにホロリ。なぜか読者に不人気な春菜ちゃんだけど、私は好きだなぁ。彼女が新規顧客とのやりとりに心を砕く姿には、大人になったのも感じられて嬉しくなる。「すっかり嫌われたかと思ったよ」って、ええかげんにせえよ、パグ男め。登場人物のキャラが皆きわ立っていて、ときどき笑ってしまう、私にとっては元気をもらえる珍しいホラーです。
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シリーズ最初があまりに恐ろしかったので毎回ビクビクしながら読む。冒頭の夢の一件やトンネル工事現場からして今回は怖そうだったけれど、春菜が怖がらないとこっちも怖くならない。強いわ~。
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2018/8/24
あーおもしろかった。
藤堂比奈子シリーズがちょっと暗いので救われます。
仙龍と春菜の仲もうずうずするのがいいよね~逆に新鮮。
おばさんもキュンとするわ。
それに最初苦手やなぁと思ってた春菜がホントに優しくていい子なんだ。
だから朔子さんも救われた。
独立してすぐの作家を支援しようとする仕事に対する情熱も素敵やし、作品の良さを見抜く目も確か。
ポケットパークの仕事もしっかり取ってくる。
デキる女やなぁ。
今回はパグ男においしい話がなくてざまみろでした。
魂汚れるからあんまり言っちゃダメだけど。
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シリーズ四作目。女性社員の変死が相次いだトンネル建設現場に出向させられることになった春菜。……どこからどうみても危険すぎるシチュエーションにどきどきです。しかも今回は建物がないので、いったいどうやって「曳く」のだろう、という興味も。
霊とはまた一風違う恐怖も読みどころです。制御のできない犬神の恐ろしさ、そして哀しさ。「犬神憑き」の正体があの人かも、というのは予想したのだけれど。まさかあんな状態だっただなんて! 「犬神あげる」に泣きそうになってしまいましたよ。いつもながらとんでもなく怖いこのシリーズですが、今回はどうしようもなく悲しく思えました。
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シリーズ4作目。今回春菜が関わったのは、トンネル工事。不吉な犬を目撃した事務員二名が不審死を遂げたという事件の調査中に、春菜もまた黒犬を目撃します。その犬は何なのか、トンネルを通す地にある因縁は?そして仙龍が今回曳くのは…。今作は登場人物たちの関係にはほとんど切り込んでいませんが、犬神は想像以上に恐ろしく、犬神の杜の因縁はとても哀しくやりきれないものでした。春菜の置かれた状況は実は相当怖いのですが、彼女の勝ち気な所に助けられ、とても読みやすかったです。次作の発売も決まっているとのことで楽しみです。
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シリーズ第4弾。
亡くなった事務職員の描写から始まります。
何かわからないけど、何かがいる!って感じで掴みはOK。
そして障りに引き寄せられる春菜。
でも大きく動き始めるのは後半を過ぎてからなんです。
蘊蓄とか謂れなんかは、大満足なんですが
曳きの儀式が一番の見どころでもあると思ってるので
もう少し詳しくやってほしかったなぁ。
驚きは最後の方にやってきます。
犬神憑きの予想はついてはいたんだけど
そうだったの!と思ったら、とっても切なくなりました。
いつもとは少々怖さの質の違うお話でした。
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死体は全身噛み痕だらけだった。嘉見帰来山にトンネルを通す工事のさなか、事務員二人が不吉な黒犬を目撃し、相次いで不審死を遂げる。憑き物体質のOL・高沢春菜は、事件を調査中、霊峰に伝わる廃村の焼失事件と犬神の祟りについて耳にする。やがて春菜の前にも現れた黒犬。命の危機に瀕した春菜を救うための曳き屋・仙龍の秘策――それは因縁の『山』を曳くことで……!?
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そう!そう!!
コレ!コレ!!
こーゆーの待ってたのよ。
犬神が蠱毒と同じ様に誰かを呪うモノだとは知らなかった。飢えた犬を穴に埋め首だけ出して届かない所に食べ物を置く。そして首を刎ねる‥。犬神は子孫に代々受け継がれて行く。犬神は生半可な事では還せない。己の命と引き換えでないと‥。
出向先で出会った妖しく美しい笹嶋。
彼女が犬神憑きだと言うのは早々に分かった。
でもまさか春菜が出会った時には既に自殺して犬神を還していたとは思わなかった。家族も友達もいなく、嫌われていると思っていた笹嶋。ただ少し羨ましいと思っただけで呪い殺してしまった笹嶋。自分のせいだと分かった時の気持ちはいかばかりか。
春菜が呪い殺されなかったのは春菜が笹嶋にとって初めての友達になったからだろう。
あぁ〜切ない。